もともと、特にファッションとか持ち物に“こだわり”を持たない方だが、
買い物をするときは仕事がら、ついつい、その販売員の言動に興味が走る。
買うモノよりも買い物そのものをに関心が高いと言った方がいいだろう。
百貨店でウインドウショッピングがてらフラフラと・・。
なかなかそんな時間もないがちょっとした時間で、
「店舗ウォッチング」です。
どこのショップも今は“冬物のクリアランスセール中“です。
ちょうど、ジャケットが欲しかったので数店のテナントを見て回りました。
百貨店は14年連続で前年対比の売上を落としています。
業態としては百貨店の姿はかつての勢いもなくすっかり影をひそめています。
それでも入店しているテナント(専門店)の構成力で何とかやっている感じでしょうか・・。
言ってみれば(ちょっと専門的になりますが)、
百貨店のテナントマーチャンダイジング力とでも言えます。
そんな中、お気に入りのショップを始めに数店接客を受けてみました。
ジャケットに焦点を絞り、商品に手をしながら品定めをしていても、
実際に試着となるとそんなに多くはありません。
日野は遠慮がちなので、
「試着したら買わなければいけない。」ぐらいの強迫観念に駆られてしまうのです。
だから、よほど商品が気に入らなければ試着しません。
そして実は“試着を決意”するまでの販売員さんとの会話が重要なャCントになります。
いきなり、「とにかく買って!」オーラが出ているのはもちろんNGです。
逆に、こちらはかなりその気になっているのに「イマイチ押して(お勧め)くれない。」
これも何だか物足りなくてNGです。
何となくこちらの当日の着ているスーツとかその色とかネクタイなどを観察して欲しいわけです。
もちろんこちらの“懐具合“も察して欲しいこともあります。
いかにも“若いに~ちゃん”や“ね~ちゃん”に、馴れ馴れしくされてもちょっと物足りない。
商品の素材のことを延々と説明されても煩わしい。
それで、結局最後には購入したのですが
店内にいた時間は購入したお店が一番短い。
そこの“若いに~ちゃん”は、どことなく頼りなさそうでしたが、
試着した時に初めて素材のことを言い、
そのジャケットがいかに“着こなしやすいか“の会話でした。
クロージングの段階では、
「(このジャケットは)私もカッコよくステキだと思うのですが、どうも似合わないのです。
やはり、“オトナのお客様“にはピッタリお似合いですね。」
でした。
「”おっさん”にはよく似合う」と言わなかったところがミソでしょう。
ちょうどサイズも合ったので、このジャケットを着て“いい時間”を過ごすことが楽しみになりました。
晴れ@窓口相談日。
週の真ん中水曜日、気を抜かずに来てくれてありがとうございます。