経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

そのまんま、振り込め詐欺。<5,134本目>

2015-07-02 07:28:00 | ひとりごと
夕方、日野の実家に電話がありました。

実家では高齢の両親だけが住んでいますが、
固定電話にかかってくる電話は勧誘であったりろくな内容のものはありません。
だから「(登録していない番号以外は)基本的には出るな!」というルールにしています。
用事があればお互いの携帯電話にかけてくるから固定電話は要注意の電話なのです。

普段から両親に(特に母親)、
「息子(両親から見ると孫)の友達がけがをしたからすぐにお金を持ってきて!」
とか、
「おじいちゃんが交通事故にあったからすぐにお金がいるから用意して!」
などと言われても「請け合うな!」と口を酸っぱくして“指導”しています。

そうすると、母は、
「うちにはお金がないから大丈夫だよ~。」なんて言います。
でもこのパターンが一番危ない。

そんな状態で、夕方からの電話です。

「中日新聞を見ました。私は日野君の高校時代の担任です。
記事を見て嬉しくなったので電話しました。
直接伝えたいので、連絡を教えてくれませんか?」

実際に中日新聞に記事が載っていて嬉しくなっている母の気持ちもわかります。
隣にいた父に日野の携帯電話番号を聞いて、その人にあっさりと知らせてしまったのです。

母の性格なら、最敬礼をして感謝をして教えたのだと思います。
他人にとても気を使う母です。

日野のiPhoneに見知らぬ携帯電話番号から着信が。
iPhoneは限られた人にしか教えていない番号なのでちょっと怪しいです。

それでも、まぁ日野が出たところで何も被害はないので出てみました。
すると・・・、
「高校時代に・・・・」と3年生の時の担任の先生でした。
卒業以来の連絡です。

そもそも高校時代に“落ちこぼれ”の日野のことを知っていたのか、
覚えていたのかも確かではありません。
年賀状などのやり取りなどお付き合いが一切ない状態です。

あっさりと日野へ直接アプローチできたしまったのです。

まさにこの一連のプロセスは「振り込め詐欺」の手順と同じです。
母に、こんこんと「今あなたがやったことこそが振り込め詐欺にあった時の行動だよ。」
と諭ました。
「あー、そうかぁ。なるほど」とはいったん言ったものの
「でも、あんたに知らせなきゃぁと思って…」。

詐欺師はそんな親心の気持ちに付け込んでくるのですね。
いいケーススタディとなりました(^_^;)。


















雨@窓口相談。
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