一日の睡眠学講座が開かれる南草津へと向かう途中のことです。米原から草津まで在来線新快速に乗りました。
発車してやや、彦根を出たところでトイレに行きたくなりました。すぐ後ろの車両にトイレはあるのですが、2編成の連結であったため、通り抜けができません。やもなく、先頭車両まで行きました。
在来線は新幹線と違ってトイレの数が、1編成6両から8両ぐらいで1ヶ所です。しかも男女共用です。行ったところ、生憎、男女5名の方が並んでました。その後も男女お一人ずつ並ばれました。(男性はすぐにトイレのある別車両へ行かれました。)ようやく爺の番となり用をたして出ようとしたところ、70~80歳ぐらいの身なりもそこそこの男性が入ろうとしました。
「こちらのご婦人が先です。並んで下さい。」と言うや否や、突然私の胸ぐらを両手で殴って来たのです。両手で同時にドアをたたくように。いきなりでびっくり、はっきり聞き取れなかったのですが「おなごの後に使えるか!」か、「お前の指図は受けん!」と言われたのか、殴られると同時でしたからもうビックリです。
59年余生きてきましたが、自分の父からも一度も殴られたことがないし、3人兄弟でしたが、殴り合いのケンカをしたこともありません。爺は生来気が小さいんですね。もし、関西人は皆、気が短くて簡単に人を殴るものならば、関西では爺は生きて逝けないです。そんな怖い人ばかりではないと思いますが、・・・。
一日目のしかも朝から少し嫌な気分になりましたが、講義は意外と楽しく受けることができました。もちろん、地方や国によって睡眠に基本的な違いがある訳ではありません。熱帯にすむ人間と北極に住むエスキモーでは少しばかり生理的に違いがあるようですが、眠りという点では大差は無さそうです。いわんや関西の暴力老人であっても。
充実した講義を聴き終え、隣の草津駅前にある予約していたビジネスホテルに向かいました。いつものようにベッドのチェックをしました。
窓が小さいがマットはSD 防炎のベッドパット、ピリングがたくさん出来ていた フランスベッドのマット
ビジネスホテルとしては、標準的な仕様でした。ベッドマットはフランスベッド、ベッドパットは相も変わらず単なる防炎パット、掛けは、化繊綿入りのベッドスプレッド兼用品に(品表が無いので推測)ダウン50%の羽毛ふとんがカセットされたものでした。シーツ類はTC(綿と化繊の混紡品)でした。ピリング(ゴマのような小さな粒)いっぱい出来ていた。TC製品はたくさんでき易い。ビジネスホテルだから許されるかもしれないが、一流ホテルで使用されていたら最悪ですね。
温度調節のできない入り切りだけのエアコンですから、入りでは少し寒いし、切ではやや蒸し暑いという感じでした。でも、料金からみれば、かろうじて合格点が付けられると言ったところでしょう。不満はいろいろ有りますが、ビジネスホテルとしての環境・機能は「おおむね普通」でした。
でも、爺としては次回は違うホテルにします。睡眠環境としてみれば、厳しく採点すれば不合格の判定をします。