上手に眠れば元気になれる・・・ オーダー枕とベッドの快眠ひろば

寝具の商品情報から正しい使い方まで。健康的に上手に眠る(科学的?)サイト。ふとん屋の爺の「寝言戯言独り言・趣味」の話。

朝練(早朝練習)の意義

2009-08-13 10:09:08 | 子供の眠り(新生児から小中学生&高校生

 夏の甲子園が始まった。昨日、愛知代表の中京大中京が初戦を勝った。是非とも優勝を期待したいものだ。いつもの夏の甲子園はそれなりに観ている。だが、今年は例年以上に代表には頑張ってもらいたい。

 その中京と決勝戦を戦ったのが刈谷高校だ。過去にも甲子園出場がある。また、サッカー部は国体・インターハイにも出場経験がある県下有数の県立の進学校である。爺の高校時代からスポーツも結構強かった。頭が良くて、スポーツができたから、近隣の女子生徒のあこがれでもある。文武両道の高校である。

 およそ40年前、爺は軟式テニスの西三河大会で間違って優勝した。が、実はベスト8で刈高ペアと対戦した。負けたと思った時、審判がサーブのやり直し判定を下した。お陰で、デュース(ジュース)に持ち込み逆転した。頭が良いから、頭脳的プレーで、本当に苦戦した。

 爺は碧南高校の卒業で、刈谷高校出身ではない。当時も今もいわゆる「優等生」が行く高校である。実は、その刈校の教諭でもある実弟が、その刈高の野球部部長をしている。もし、愛知代表となれば、今頃はとてつもなく忙しい日々を送っていただろう。

  甲子園初出場。刈高HPより。 この時弟はまだ他校の教諭であった。

 その弟に野球部の生徒の日々の生活を聞いてみた。

 「朝練はするんか?」と聞けば、「もちろんやってるよ。」と返事。朝の補習が7時半からだから、6時から朝練をするとなれば、生徒は5時頃には起床する。午後はもちろん練習が待っている。受験校だから、練習後はほとんどの生徒は隣駅の河合塾に通う。帰宅し就寝するのは11時12時となる。

 完全に睡眠不足だ。と思う

 野球部員は甲子園の予選が始まる頃、(気合いを入れるために自主的に?)坊主頭にするそうだ。長髪の中の坊主は目立つ。弟は社会(世界史)担当だ。理系の大学希望生徒は、受験に関係のない授業となるから、居眠りをする。坊主頭の多くが下を向いている。爺に似て(?)優しいから怒ることはない。

 刈高からは、昨年も東大に20名程が合格している。その他一流校に100~200名程の合格者を出している。(朝日新聞の記事には、学年トップ10に入らんとする野球部のレギュラー部員もいるとあった) 

                       

 記憶には「宣言的記憶」と「手続き記憶」に分かれる。受験勉強は宣言的記憶であり、手続き記憶はスポーツの練習などいわゆる体が覚えるものである。最近の睡眠学の研究では、いずれの学習効果も、十分な睡眠が必要不可欠であると言うことが解ってきた。寝ずに勉強とか、四当五落などという生活は、また、根性論を振りかざした練習は最悪パターンであるということだ。

 以前スポニチに石川遼選手の睡眠前学習の記事があった。・・・・以下記事から抜粋・・・・・初出場となる4月のマスターズ(9~12日、米ジョージア州)に向けては、寝る前に大会のDVDを見てイメージトレーニングをしていることを明かした。就寝1時間前から、石川のオーガスタでの“練習”が始まる。(中略)「寝る前の1時間ぐらいだけど、いつ見るのをやめようか、自分でも何時間たったのか分からないぐらい。この舞台に立つんだと毎晩凄く興奮しながら見てます」と“睡眠前学習”に熱中している。・・・・

 睡眠不足の状態で、一所懸命がんばる早朝練習は、良い効果が得られないということだ。爺の学生時代は「巨人の星」のごとき根性論が優勢であった。王選手が畳が擦り切れるほどに素振りをしたというのも「寝る前」であったから体が覚えてくれたということだ。根性だけで体を痛める練習は過去のものになった。

 授業中の居眠りが、記憶を定着させるのに役立っているかどうかは解らないが、寝不足解消のために必要となれば、致しかた無いのかも。

                 

 現在の受験体制は、人間形成にとって良いかと問えば、?が付く。問題は山積している。しっかり眠ってこそ、良い知恵も出るというものだ。それぞれの体格に合わせて服のサイズが、靴のサイズがあるように、快眠のための寝具がある。快眠のための寝具はサイズでは無い。ライフスタイルや体型によって異なる。

 良い(といわれる)寝具が、貴方にとって良い寝具であるかどうかは判らない。

 ぐっすり眠れば成績も上がるというものだ。(必要条件だが十分条件ではない?)   

コメント
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