西川リビングの本社に行きました。前任のN課長と久しぶりに会い、滋賀医大の睡眠学講座の話題からはじまって、途轍もなく難しい質問を受けました。
質問:立ち姿勢をそのままに寝姿勢を維持できるのが、理想と言われるが何か根拠はあるのか?その命題は正しいのか?
爺も経験があり、皆さんにも経験があると思います。疲れて帰宅した時、TVを見ながらそのままソファで寝入ってしまうことが。体全体はソファの上だからややハンモック的姿勢である。だが朝起きた時腰が痛いかといえばそんなことはない。むしろ腰が楽な気さえする。これって、「立ち姿勢がそのまま寝姿勢になるのが良い」と言う販売トークが間違っていることでは?・・・・という課長の質問だ。
答:解りません。 爺としては、とっさに次のように答え逃げました。
映画(洋画)などの寝室場面を思い出して下さい。ふかふかの柔らかそうなベッドに寝てますね。さらに大きな枕を肩(むしろ背中)からしてます。日本人のイメージからすれば、問題ありといったところです。
問題は、腰(ウェスト)部分をきちんと支えているか、ということです。最近の若い方、外人さんなどはプロポーションが良いから、硬い寝具では腰が浮いてしまいます。女性では時々膝を立てて寝る方もあります。膝を立てることによって腰が下がります。西川リビングのオーダー敷は腰の部分をサポートパッドの装着によって支えます。ウェストの細い方に評判が良いのはそのためです。外資系の一流ホテルは、時にベッドが柔らかいことがあります。朝起きて首が痛いことがある。ベッドより枕(クッションなど)の高さが合わないことが原因だと思います。
柔らかい寝具の場合は高い枕は合わなくなる、低い枕を使ったほうが良い時もある。ハンモックで枕を使う方はほとんどいないように・・・。
課長の現担当の静岡の寝具店の社長は「寝ている時は、姿勢ではなく、いかに楽な呼吸ができるかを問題にして、お客様に良い寝具を薦めている」そうだ。時間があったらゆっくりお話をお聞きしたいと思っている。
そもそも滋賀医大の睡眠学講座で、そのたぐいの勉強はあったのかという質問が話の発端であった。「日本睡眠学会」は医学部的流れで、この質問は「日本睡眠環境学会」(工学部系)の領域だと思います。両方を融合させた話になることが寝具業界にとっては良いことなのだが・・・。
いろいろ雑談しながら話し込んだ。西川リビングの社員は良く勉強する。特にN課長は読書家である。読まれた本から、役に立つ話して下さる。話が長くなることが多いが、ヘタなセミナーより有意義な話になることが多い。時に商談時間が無くなることがよくある。余分なもの(?)を売り込まれる時間が無くなることは良いことだ???
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今日午後、西川ベッドの工場から技術部の方が、西川リビングのベッド担当者と来て下さることになっている。良い意見交換ができることを楽しみにしている。より良い商品開発のためにも・・・。
ああ~・・ぐっすり寝たー!
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