普段、肉体的重労働をあまりしたことの無い婆が、夜間に腹痛で「やぐるった」のは、研修宿泊施設への敷きふとん100枚の納品が原因だったのだろうか。一夜明けて本人はほぼ全快状態だが、爺は数時間の睡眠で、昨日はしんどかった。
これで、10+10+20=40枚の敷きふとんだ。
従業員からは、「奥さん、筋肉痛で救急車?」と揶揄されていた。「番頭さんの一番仕事」のように口だけ働けばよかったのかも・・・。爺はいつもより早くベッドIN。2時間ほど長く寝れた。でも、起きた時間はいつもと変わらない。リズムを変えないほうが、良いからだ。
この研修所は、プールもあり、基礎体力作りにはとても良い。春休みは、大学生のクラブ合宿(先日は三重大学と岐阜大学)や、企業の新入社員研修(例年トヨタ系の会社が多い)でたくさんの方の利用がある。最高何人宿泊できるかお聞きしたところ、過去最高は1日に180人ぐらいだったそうだ。宿泊ということは、食事の支度がたいへんです。その時は「食事を作っても作っても間に合わないような、それはもう戦場以上だったですよ」と。
嵩は約1/3だ。回収は3台の車1回で終わった。
回収した敷きふとんは、ペッたんこ。処分する前に、参考までにと中綿を見たら、表層は綿100%であったが大部分は化繊わたとのミックスであった。以前作った業者が違ったのか、中には弊店なら座布団綿と言えるクラスの綿が入っていた。道理で見事にペッたんこな訳だ。布団は中身が見えないから「ダマシ」が横行する。
弊店が今回納品した敷きふとんは、ヘタリが極力少なくなるように、そして折り畳みがし易いようにと思い、中心にソフト固わたを入れた。きっと宿泊者からも、施設からも良い評価を戴けると思っている。だが、もしかしたら、賄いの従業員からは不評を戴くかもしれない。いつまでも嵩があり、押し入れに入れるのに苦労するかもしれないからだ・・・。
数年後、どんな状態になっているか楽しみである。また、敷きふとんの研究という意味においても興味は尽きない。新たな課題が出てくるかもしれない。
皆さんのより良い眠りのために、日々努力します。