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介護保険の判定はこれでよいのか

2010-12-07 07:15:39 | 高齢者の眠り・介護・住環境と悪徳商法

 ご夫婦そろって「難病」を患って見えます。

 ご主人は「強直性脊椎炎」という病気です。そして、奥様は「慢性ニューロパチー」という病気です。いずれも爺は初めて聞く病名です。

 そもそも、これらの病気は一般の先生(医師)でも病名すら初めて聞く(あるいは知っていても病気の内容はよくわからない)という方もいるという珍しい病気です。お二人とも各々の正しい病名が判るまで幾つかの大きな病院を回られ数年という時間がかかりました。以前は、病気のことが判る医師は市内にはいないと、車で2時間ほどかかる病院まで通われていたそうです。現在はその医師が週1回近くの病院で診察をされるので、そこへ通われています。近くといっても車で1時間ほどの距離です。

 

 今日の担当者会議は奥様です。ほとんど車いすで生活して見えます。体調の良い日は10歩20歩何とか歩けるという程度の状態です。相当以前に購入されたベッドで寝ています。起きる時はマットの生地を「鷲掴み(ワシつかみ)」するようにして必死に起きて見えました。今までは要介護2でした。それが、更新調査の結果要支援2となりました。病状などはむしろ悪化しているのに2ランクも下がりました。起き上がりも大変なので介護ベッドをレンタルしようかと思っていた矢先にこの判定です。手すりのレンタルをして戴くことになりました。

    当初たちあっぷ3型で対応しましたが、①引き出し付きベッドである。②車いすからの移乗が楽である。③手すりの位置が自由に決められる。などの理由で選定しました。

 子供たちは独立して仕事の都合で別に暮らしています。ご夫婦二人、本当にいたわり合いながら生活して見えます。体調の悪い日は、冬の羽毛布団でさえ重くてダメと言われます。にもかかわらず、介護2~支援2にランクダウンになったため、生活支援のサービスは今まで通り受けることができません。収入は年金だけですが、若い時からの蓄えと、子供たちの支援で生活しています。実費負担の部分が増えてしまうと心配して見えました。

 体重は30㎏台で、正に骨と皮だけと言っても過言ではありません。発病する前に購入したベッドが、その時は良かったんですが、今では硬すぎる状態となり、奥様としては寝辛いのです。数年前低反発マットを購入されました。その低反発マットもヘタリが生じ、今回ラテックスマットを購入して戴きました。体重も無いためご本人の感覚としては、ラテックスでさえ固く感じられ、岩の上にラテックス1枚で寝ているようだと・・・。だからもっと柔らかく気持ち良く寝たいと仰られていました。

 ご夫婦二人での生活ですから、とにかく助け合っての毎日です。体のためにもと、少しでも体を動かして見えます。逆にそのことが「できる」と判断されて介護度が下がってしまったようです。ましてや、 病名も病気の事さえ全く解からない「素人」が訪問調査をするのはおかしくは無いかという訳です。

 更新調査が行われる度に、病状が以前となんら変わっていないのに、判定が下がってしまったという不満を言われるご利用者様やケアマネージャさんの声を本当によく耳にします。調査員の「気分や判断」でチェックの入れ方が変わり、その結果判定が変わるのではと、不信感を抱く方が増えることは問題ですね。

コメント (1)
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