上手に眠れば元気になれる・・・ オーダー枕とベッドの快眠ひろば

寝具の商品情報から正しい使い方まで。健康的に上手に眠る(科学的?)サイト。ふとん屋の爺の「寝言戯言独り言・趣味」の話。

小原庄助さんではないが・・・

2010-12-19 08:01:41 | 爺の寝言戯言独り言

♪小原庄助さん、なんで身上つぶした?
  朝寝朝酒朝湯が大好きで、それで身上つぶした、
   あ~もっともだぁ、もっともだぁ♪

 朝寝・朝酒・朝湯のうちで、爺(私)が唯一忠実に守っている(?)のが「朝湯」である。1年365日入らない日は、熱などを出し体調が悪くて入れない時ぐらいである。年間2~3日だ。それほど朝風呂は好きである。好きというより、しないと気持ちが悪いのだ。

 爺の風呂好きはいつ頃からだろうか? 我が家にはお風呂が無かった。100mほど先の銭湯に行くしかなかった。だから面倒くさかった。小学五六年生の頃は面倒くさいとの思いがピークであった。週に1~2回しか銭湯に行かなかった。ひどい時は一週間・十日と風呂に入らなかった。流石に汗臭かったのだろう、お袋に風呂に行って来るようにとひどく怒られた。たぶん相当臭かったのだろう。だから、もちろん女の子にモテる訳がなかった。中学に入るとクラブ活動で汗をかき、それでも毎日銭湯に通う事は無かった。お湯を沸かして体を拭いて寝てしまう事も多かった。高校・大学と中学時よりマシではあるがやはり毎日ではなかった。大学生の時も銭湯通いである。5~600mは優にあっただろう。下宿から自転車で通った。冬は雪と路面凍結で自転車もままならず歩いて通う事になった。彼女でもいれば「神田川」の世界かも…。

 卒業後は名古屋の老舗のふとん店に住み込みで働く(昔流に言えば丁稚小僧だ)ことになった。そこで毎朝ひげ剃りをする必要が生じ、また、前夜酒を飲んでしまうと風呂に入らずに寝てしまう事も多々あった。そこで朝風呂に入りひげ剃りをするという生活パターンが生まれた。でも、毎日ではなかった。

 結婚して2Kの木造アパート(家賃9,000円)に居を構えた。そこには小さいが風呂があり、子供のころから風呂=銭湯であったから、好きな時に入浴できるというのは「ものすごく幸せ」であった。8年後に自宅を新築でき、長年の夢が半分叶った。半分というのは自宅に(半)露天風呂を作りたかったからだ。残念ながら、もうそれはできないだろう。今はマンションである。前夜婆が入浴すれば、翌朝はそのままでも入れる。冬でも追い炊きを5分すれば充分だ。

              風呂好きとしては、嬉しい入浴剤である。

 先日従弟の結婚式に行ったことは書きました。その時に引き出物として「入浴剤」を戴きました。その入浴剤10年ほど前にお客様から戴いたことのある同じ品でした。

 実はその結婚式の数週間前から、身体のあちらこちらに「かゆみ」を覚えていた。早速入れてみた。初日は量が多かった(軽量スプーン山盛り一杯)のか体中が「ヒリヒリ」「ピリピリ」としてしまった。二日目からは入浴剤の量を半分程度にまで減らした。気持ち良く入浴できた。一週間ほどしたら体のかゆみも殆ど無くなった。

 そのことを、婆と子供たちに話したら「それは老人性乾燥肌じゃないの」「っん!?」 更に婆は「あんたも単なる老人になったと言う事じゃないの。」  「ナニぉ・・・」それ以上返す言葉が出てこなかった。

 

 小原庄助さんの境地に達するにはまだ「朝寝」と「朝酒」がある。まだしばらくは縁が無さそうだ・・・。貧乏ヒマなしとはよく言ったものだ。

コメント
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