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ベッド「解体新書」その6…キ▼グスダウン

2013-08-20 07:21:53 | ベッド(マット)の納品とマットの解体

 キ▼グスダウンというマットを解体しました。キ▼グスダウンマットには大きく2種類のマットがあるようです。「デュアルサラウンド」と「フルボディサラウンド」です。今回解体したのは、デュアルサラウンドのダブルクッションタイプです。両面(表裏)ピロートップ式の構造です。名前だけは聞いてましたが、中身は全く想像と反する商品でした(爺の感想です)。

 まったくもって恥ずかしい話ですが、キ▼グスダウンという名から、ピロートップの部分にはダウン(羽毛)が入っていると爺は思ってました。ところが、どこにもダウン(羽毛)はありませんでした。

白い紙のようなものは不織布

ウレタンと十円硬貨                  反毛フェルト

反毛とは、廃品回収された衣類や、製造過程で不要になった繊維(衣料、糸、布地)などを専用の反毛機械を使って、もう一度わた状に戻すことです。

回収された古衣料の約30%が反毛されリサイクルされています。日本ベッドでは・・・。

 あったのは分厚い(上質とは思えない)ウレタンです。十円硬貨の直径は23.5㎜です。ウレタン厚は24ミリ(当初は25㎜以上?)はありますね。表裏ピロートップですから、ウレタンだけでも約10㎝、かつ化繊わたと反毛フェルト、結果・・・詰め物を外すとコイルの高さ(厚さ)は中央部で13㎝、四隅で14㎝でした。つまり、半分がコイルで半分が詰め物(かつウレタンが7割程を占めます)。

 お客様もヘタリが一番気になり、今回買い替えをされたのですが、しっかりヘタってました。中央部のウレタンの厚さは24㎜から19㎜へ5㎜のヘタリが生じていました。コイルについてもやはりヘタリが生じてました。中央部は13㎝、四隅が14㎝、1㎝のヘタリが生じていました。購入時の店員さんの説明では30~50年使えるとか・・・。(構造・素材から考えても、快適に寝られるのは、精々10年ぐらいでしょう。30年以上使えると言うのは「誇大広告」のような気もしますが…。

 先ほどの各部材の厚さ等を積算すると、当初のマットの厚さは27~28㎝程度と推測できます。そして回収した時は23~25㎝程度になっていたと思われます。形状で10数%以上のヘタリになりますね。(爺の勝手な推測)。ダブルクッションだから、まだヘタリが少なくて済んだと思いますね。

           

 中のコイルは、フランスベッドなどと同じボンネルコイル(連結コイル)でした。コイルの鋼線は太めで硬いです。硬い分、厚めのウレタンで寝心地を良くしようとしてますね。

 ベッドマットという商品は、ふとんと同じく中身が見えません。解体するまで分かりません。つまり買い替えをするのは10~20年先のことです。そんな後に中材を見て文句をいう方はまず無いでしょう。

 キ▼グスダウンマットに爺は横たわったことはありません。素材から判断するしかありません。辛口かもしれませんが、価格の割には、このマットのどこが良い(特長)のか爺にはよく分かりません。

 だが、口コミを読むと「パット寝の気持ち良さ」がこのマットにはあるようです。店頭で短時間寝ただけで、ふんわり感に感動する方も多いでしょう。でも、毎日使うとなれば、どうなんでしょうか。実際試し寝され、納得して購入された方はそれなりの感動が有ったのでしょう。口コミも大事な情報ですが、マットを購入するときは、一にも二にも、試し寝をし最後は自分の体で判断するより仕方ありません。購入したベッドは例え数日しか使って無いから返品したい、交換したいと言われてもできません(BED業界の慣例のようです)。自己責任ですから・・・。

 なお、弊店では日本ベッド(シルキー・シングル)ハード・レギュラー・ソフトの3タイプのお試し用マットを用意してます。家庭で数日から数週間お試しできます(有料)。

 

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 ああ~・・ぐっすり寝たー!

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