台湾にある羽毛工場を見学して来ました。溜まった仕事を済ませつつボチボチと見聞記を書いていきます。
今まで誤解をしていた部分もあり、又、最新の工場設備を見聞でき勉強になりました。正に「百聞は一見に如かず」でした。
訪問した工場(会社)は、南誠羽毛実業股份有限公司 と言います。
この会社、日本の羽毛業界では知らない人は無いほどの「超有名会社」のようです(爺は初めてこの会社を知りました)。 ここで精製された羽毛の80%近くが日本向けとの事です。さらに西川三社もこの工場から買い付けをしていました。昨年は三社合計約100トンの羽毛を買い付けたそうです。他にも、イワタなども買い付けをしています。
と言うことは、Wtakeiの販売している羽毛ふとんの多くが、この南誠羽毛実業股份有限公司からの羽毛ということになります。そんな訳で、適当に見て回る訳には参りません。しっかりと見てきました。
今回の羽毛工場の見学で最も勉強になったのが、「ローダウン」と「ハイダウン」との選別という点でした。今までは、ラージフェザー・スモールフェザー・ダウンの3種類に選別されていたと聞いてましたが、この工場ではダウンをさらにローダウンとハイダウンとに選別していました。他の工場(会社)でも行われているかは知りません。
ローダウン・ハイダウンとは何でしょう。
ローダウンはダウン率の低い(50%とか70%など)ものと勘違いしそうですね。逆にハイダウンは90%とか95%などのダウン率の高いものと思う方もいるでしょう。全く違います。
実は、ダウンの中では、成熟した良質なダウンほど落下が早いのです。そして、未熟ダウンやファイバーなどは逆に軽いために遠くまで飛びます。爺だけが知らなかったのかも知れませんが、より良質なダウンを選ぶために、選別機も進化していたのですね。
こうして、ローダウン/良質ダウンは得る事が出来ます。フェザーは枕や敷きふとんなどに使われます。そして、ハイダウンもダウンには変わりありません。ハイダウンは処分されるのかと思いきや、安価な羽毛ふとんに使われるそうです。そう、通販などで販売されている羽毛ふとんなどに混ぜられているようです。やっぱり「値は値です」ね。「お値段以上」はそう簡単にはありませんね。
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