V&A(ヴィクトリア&アルバート)博物館へ行ってきました。ロンドン最終日、午後3時まで自由行動であり、出発前からモダンデザインの父と言われる「ウイリアム・モリス」に関するものを見たいと思っていました。
初めは、レッドハウス(赤い家)に行きたいと思ってましたが、時間的余裕もなく、添乗員(JALパック)さんに調べて戴いたところ、このV&A博物館が良いだろうとの事でした。
写真(右)は、寝具メーカー:ロマンス小杉が長らく販売しているカバーリングです。弊店でも、十数年前から販売しています。
写真(左)はウイリアムモリスが監修し、弟子のジョン・ヘンリー・ダール創作の壁紙デザインです。
この原画あるいは当時の布が見られるかと思い、日本を出立する前から、行くことを予定楽しみにしてました。
V&A博物館は、多くの博物館・美術館は月曜日休館が多い中、ほぼ年中無休で朝10:00から開館です。当初、デザイン関係の会社にお勤めのツアー仲間と一緒に訪れる事にしていました。が、爺婆は、時差のためか早く目が覚め、ホテルからV&A博物館までロンドンの街をのんびり歩きながら向かいました。
博物館内は想像以上でした。もちろん、ウイリアムモリスに関する展示もありましたが、展示品のジャンルは多種多様にわたり、大英博物館も凄いと思いましたが、こちらもびっくりの連続でした。
親子でしょう。パパさんが一生懸命説明してますね。
二階(三階かも)から一階を覗くと、修復中や研究中のものが見渡せます。
大英博物館やV&A博物館、他にもいろんな博物館などがあるロンドンは、1~2日で見られるものではありません。この二つの博物館だけでも最低でも一週間以上は必要でしょう。
エジンバラの港に係留されていた、英国王室のロイヤル・ヨット・ブリタニア号(世界遺産)にも、モリスのデザインしたテキスタイルがふんだんに使用されていました。
原図
ロイヤル・ヨット・ブリタニア号と言うからに、いわゆるヨットの大きなものと思ってましたが、どっこい!立派な客船です。ロイヤルファミリー以外にスタッフ(船長からコックさんまで)数十名が乗り込みます。手術のできる医務室もあり、一方、ロールスロイスまで積み込まれ、まさに世界中を旅したヨットです。
ちなみに何故、「yacht」と言うのか。添乗員さんの話では、個人が所有する船は、大小に係わらず「ヨット」と言うそうです。shipとは、帆やエンジンで動く大型の大洋航行用の船だそうです。つまり、個人の船か否かで呼び方が変わるようです。
こちらはロイヤルファミリーが寛がれるリビング
女王さまの寝室
夫君さまの寝室
窓越しの見学ですから、ベッドマットがスランバーランド製かは不明です。
次は、クルーズ(船旅)をしようか、などと婆と「できない旅」の話をしながら感嘆の声を上げながら、ロイヤル・ヨット・ブルタニアの見学を終えました。イヤホンガイドをすべて聞きながら見学すれば、最低3~4時間は欲しいですね。
トイレが心配? 安心してください!大丈夫ですよ。 たぶん、ロイヤルファミリーも使われたと思うこのトイレ、一般の方も利用できます。記念に皆さんもお使い下さい!
爺婆も利用させていただきました。便座は冷たいですよ。 (不敬の段はお許し下さい)
V&Aミュージアムのshopで販売されているCD付本です。
原図は、この中から掲載しました。
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