井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

ホタルは肉眼に限る

2010-06-27 21:47:38 | Weblog
 お隣の桑折町は15年ほど前からホタルが住む町づくりをしています。6月下旬から7月上旬がホタルの見頃だというので、26日に撮影に行ってきました。

 午後9時半頃に桑折町の産ヶ沢川(うぶがさわがわ)ホタル自然公園に到着しました。自然公園と言っても、民家が建ち並ぶ住宅地の間を川が流れ、川の周辺で見物するのです。私が訪れた頃は見物客はほとんど帰っていて、すぐ近くの駐車場に車を止めることができました。小雨が降っていたので、傘を差しながら川沿いの道を歩いていると、ほわっほわっとホタルのほのかな明かりが見えました。

 三脚にカメラを載せ、リモートスイッチを本体に差し込んで、撮影開始です。初めてのホタル撮影なので、基本通りに、シャッタースピードはバルブで10~20秒程度開放にし、絞りはF2.8、距離は無限大のちょっと手前、ISO800~1600で撮影してみました。

 いやー、難しいですねぇ。打ち上げ花火なら、どの辺りに花火が来るかが予想できますが、ホタルはどこを飛ぶか分からないし、ホタルの発光って連続ではなく、点滅なのですよね。それにISO感度を上げると、後ろの景色が曇りの日の昼間みたいな感じに思ったよりもはっきり映ってホタルの光が目立ちません。遠くに街灯があって真っ暗ではないので仕方がないのでしょう。また、ISO400程度にすると、背景は真っ暗になりますが、ホタルの光もよく映りません。本当に難しいです。プロでも何十枚も撮影して合成しているという話を聞き、納得です。