昨日、那須高原SAで金環食を見終えてからフォーラム福島へ向かい、午前10時10分からの「ダーク・シャドウ」を見ました。ティム・バートン監督と男優ジョニー・デップがまたまたタッグを組んだ作品で、画面の色調も「スリーピー・ホロウ」や「スイニー・トッド」に似た感じです。ただ、今回は残酷さよりは笑いを前面に押し出しています。
ストーリーは「映画.com」さんから引用させていただきます。
>1966年から71年まで米ABCテレビで放送され、「血の唇」(70)として映画化もされたゴシック・ソープオペラを、ティム・バートンとジョニー・デップが8度目のタッグで新たに映画化。1752年、裕福なコリンズ家に生まれ育ったプレイボーイのバーバナスは、魔女アンジェリークの手により不死のバンパイアにされ、生き埋めにされてしまう。2世紀を経た1972年、ふとしたきっかけでバーバナスは自身の墓から解放されるが、200年が過ぎたコリンズ家はすっかり落ちぶれ、末裔たちは誰もが暗く不可解な秘密を抱えて生きていた……。バーバナス役でデップが主演し、エバ・グリーン、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム・カーター、クロエ・モレッツら豪華キャストが共演。(引用終わり。ただし、×「バーバナス」→○「バーナバス」です!)
デップやバートン監督が少年時代に偏愛していたテレビシリーズ「ダーク・シャドウ」を今の映画技術でリメイクした訳で、笑いどころは18世紀末の人物が1972年によみがえって自分の末裔のために奮闘しようとするものの、そこには時代錯誤が…というところでしょう。でも、何故に1972年なのかが引っかかりました。おそらくはテレビシリーズへのオマージュからこの時代にしたのでしょうが、そこには「メタ時代錯誤」を感じてしまいました。笑うべきところは18世紀末と1972年とのギャップです。ところが、我々は2012年の視点から見ている訳です。そうすると、我々が1972年のアメリカの風俗を分からないことには笑いどころが今ひとつ分からないのです。確かに、主人公のバーナバスがアリス・クーパーをその名前から反抗的な少女キャロリンの女友達と思ったり、歌手カーペンターズを大工だと思ったりと、その頃の音楽やインテリア、服装、テレビ番組などがげっぷが出るほど登場しますが、日本人にはここが分かりづらいところです。日本は「日本列島改造論」、札幌オリンピック、浅間山荘事件の時代ですからね! 日本以外であっても、もちろん米国であっても今時の若い子にはベトナム戦争もニクソン大統領もヒッピー文化も説明しなければ笑ってもらえないのではないでしょうか。
ストーリーは単純明快、登場人物も見たまんまですが、見終わった後に何も残らなかったです。いい映画って「よかったなぁ!」とか「恐ろしかったね!」とかエンドロールの際に感じるものですが「ふーん。」という終わり方でした。
☆ 総合得点 78点
ストーリーは「映画.com」さんから引用させていただきます。
>1966年から71年まで米ABCテレビで放送され、「血の唇」(70)として映画化もされたゴシック・ソープオペラを、ティム・バートンとジョニー・デップが8度目のタッグで新たに映画化。1752年、裕福なコリンズ家に生まれ育ったプレイボーイのバーバナスは、魔女アンジェリークの手により不死のバンパイアにされ、生き埋めにされてしまう。2世紀を経た1972年、ふとしたきっかけでバーバナスは自身の墓から解放されるが、200年が過ぎたコリンズ家はすっかり落ちぶれ、末裔たちは誰もが暗く不可解な秘密を抱えて生きていた……。バーバナス役でデップが主演し、エバ・グリーン、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム・カーター、クロエ・モレッツら豪華キャストが共演。(引用終わり。ただし、×「バーバナス」→○「バーナバス」です!)
デップやバートン監督が少年時代に偏愛していたテレビシリーズ「ダーク・シャドウ」を今の映画技術でリメイクした訳で、笑いどころは18世紀末の人物が1972年によみがえって自分の末裔のために奮闘しようとするものの、そこには時代錯誤が…というところでしょう。でも、何故に1972年なのかが引っかかりました。おそらくはテレビシリーズへのオマージュからこの時代にしたのでしょうが、そこには「メタ時代錯誤」を感じてしまいました。笑うべきところは18世紀末と1972年とのギャップです。ところが、我々は2012年の視点から見ている訳です。そうすると、我々が1972年のアメリカの風俗を分からないことには笑いどころが今ひとつ分からないのです。確かに、主人公のバーナバスがアリス・クーパーをその名前から反抗的な少女キャロリンの女友達と思ったり、歌手カーペンターズを大工だと思ったりと、その頃の音楽やインテリア、服装、テレビ番組などがげっぷが出るほど登場しますが、日本人にはここが分かりづらいところです。日本は「日本列島改造論」、札幌オリンピック、浅間山荘事件の時代ですからね! 日本以外であっても、もちろん米国であっても今時の若い子にはベトナム戦争もニクソン大統領もヒッピー文化も説明しなければ笑ってもらえないのではないでしょうか。
ストーリーは単純明快、登場人物も見たまんまですが、見終わった後に何も残らなかったです。いい映画って「よかったなぁ!」とか「恐ろしかったね!」とかエンドロールの際に感じるものですが「ふーん。」という終わり方でした。
☆ 総合得点 78点