井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

映画「ダーク・シャドウ」 ~1972年ってどうよ?~

2012-05-22 23:41:20 | Weblog
 昨日、那須高原SAで金環食を見終えてからフォーラム福島へ向かい、午前10時10分からの「ダーク・シャドウ」を見ました。ティム・バートン監督と男優ジョニー・デップがまたまたタッグを組んだ作品で、画面の色調も「スリーピー・ホロウ」や「スイニー・トッド」に似た感じです。ただ、今回は残酷さよりは笑いを前面に押し出しています。

 ストーリーは「映画.com」さんから引用させていただきます。
>1966年から71年まで米ABCテレビで放送され、「血の唇」(70)として映画化もされたゴシック・ソープオペラを、ティム・バートンとジョニー・デップが8度目のタッグで新たに映画化。1752年、裕福なコリンズ家に生まれ育ったプレイボーイのバーバナスは、魔女アンジェリークの手により不死のバンパイアにされ、生き埋めにされてしまう。2世紀を経た1972年、ふとしたきっかけでバーバナスは自身の墓から解放されるが、200年が過ぎたコリンズ家はすっかり落ちぶれ、末裔たちは誰もが暗く不可解な秘密を抱えて生きていた……。バーバナス役でデップが主演し、エバ・グリーン、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム・カーター、クロエ・モレッツら豪華キャストが共演。(引用終わり。ただし、×「バーバナス」→○「バーナバス」です!)

 デップやバートン監督が少年時代に偏愛していたテレビシリーズ「ダーク・シャドウ」を今の映画技術でリメイクした訳で、笑いどころは18世紀末の人物が1972年によみがえって自分の末裔のために奮闘しようとするものの、そこには時代錯誤が…というところでしょう。でも、何故に1972年なのかが引っかかりました。おそらくはテレビシリーズへのオマージュからこの時代にしたのでしょうが、そこには「メタ時代錯誤」を感じてしまいました。笑うべきところは18世紀末と1972年とのギャップです。ところが、我々は2012年の視点から見ている訳です。そうすると、我々が1972年のアメリカの風俗を分からないことには笑いどころが今ひとつ分からないのです。確かに、主人公のバーナバスがアリス・クーパーをその名前から反抗的な少女キャロリンの女友達と思ったり、歌手カーペンターズを大工だと思ったりと、その頃の音楽やインテリア、服装、テレビ番組などがげっぷが出るほど登場しますが、日本人にはここが分かりづらいところです。日本は「日本列島改造論」、札幌オリンピック、浅間山荘事件の時代ですからね! 日本以外であっても、もちろん米国であっても今時の若い子にはベトナム戦争もニクソン大統領もヒッピー文化も説明しなければ笑ってもらえないのではないでしょうか。

 ストーリーは単純明快、登場人物も見たまんまですが、見終わった後に何も残らなかったです。いい映画って「よかったなぁ!」とか「恐ろしかったね!」とかエンドロールの際に感じるものですが「ふーん。」という終わり方でした。

 ☆ 総合得点  78点

金環日食のこと ~自宅にて~

2012-05-21 21:14:48 | Weblog
 帰宅してみて、今回はラッキーだったと感じました。それというのも福島市も郡山市も雲の切れ間から欠けた太陽がほんの短時間顔を覗かせただけで、那須町のように欠け始めから欠け終わりまでを継続して観察できなかったからです。

 しかし、出発まではいわき市・北茨城市方面へ向かうか、それとも那須町方面へ向かうべきか最後まで迷っていました。その訳はいろいろな天気予報サイトを見ていくにつれ、いわき市・北茨城市が「晴れ」と表示されているサイトと「曇り」と表示されるサイトに2分されていたからです。基にするデータや更新時刻の差でしょうが、これは迷いました。結局は、安全策で晴れの可能性が高い那須高原SAへ向かいました。


 那須高原SA(上り)の駐車場には午前6時過ぎに着きました。
結構、レストランやトイレの前で日食グラスやデジカメを持って空を見つめている人たちがいました。青森ナンバー、宮城ナンバーなどが数時間駐車していたので、部分日食では飽きたらず、金環食を見にここまで来ていたのでしょう。午前7時頃からは人がぐんと増え、駐車場がほぼ埋まっている感じでした。

 7時半過ぎには金環食となりました。部分食は子どもの頃から何度か見ていますが、金環食で見る光の輪にはやはり神々しいものを感じます。デジイチ用に太陽撮影の濃いNDフィルターを購入したとしても、今後使い道がないだろうからと、日食グラスを使って太陽を見ることに専念しようと考えていました。でも、周りの人たちが日食グラス越しにコンデジで撮影していたので、私もお出掛けコンデジで挑戦してみました。

 やってみたものの、被写体が天体というのはとっても難しいですね。コンデジはレンズの前にフィルターを装着することを想定していないし、距離をマニュアルで無限大にすることもできないし、三脚も持って行かなかったため、再生してみると、ピンぼけ&手ブレ写真でした。露出補正をしたり、撮影シーンを「オート」や「景色」にしたりと、ちょっとは努力しましたけどね。

 光のリングがぶれているので、かえって幻想的でしょ!(苦笑)

全国的に曇り…

2012-05-20 13:31:58 | Weblog
 明日の朝は日食が見られる日です。ただ、天気予報では曇りの予報です。

 毎年5月の第3土曜日は職場でイベントがあり、翌々日が代休になります。そのため、休みの日のこの日食を何年も前から楽しみにしていました。おまけに福島県の南部か関東地方へ行けば、金環食が見られるので、車を飛ばして向かうつもりでいました。

 観察グラスは今年初めに一つ買い、昨日、近くのカワチに投げ売りを期待して行ったものの、売れ残りのウルトラヒーロー観察グラスを値崩れなしの980円で強気に売っていました。結局、980円でももう一つ買いました。(今日の夕方覗いたら「完売」でした!)

 西日本は雨か曇り、東日本は太平洋側のほとんどが曇りで金環日食帯から逸れる日本海側が晴れの予報です。さて、明朝は少しでも金環日食の時間が長いいわき市か北茨城市へ向かおうか、それとも金環日食の時間が短くとも太平洋側よりは雲の薄いであろう那須町か那須塩原市へ向かうべきか…。悩ましい問題です。ホントに天文現象ってお天気に泣かされます。
(T_T)