面倒臭い話です。アマチュア無線に関心のない人は無視してください。
先週、日本アマチュア無線連盟(以下、JARL)から印刷物が届きました。要は「会費前納会員にも、QSLカード転送費用やJARLニュース購読料等のサービスの対価を払ってもらうよ!」という内容です。生命保険でも掛け金の払い方に月払いと一括払いがありますよね。私が終身会員になった平成6年は、生保と同じようにJARLでも年会費が4,800円で、8万円を一括で払えば終身会員となれ、その後の会費請求は発生しないことになっていました。ついでに言うと、その数年後には終身会員になるための一時金が20万円に値上げされ(←バブル崩壊後の金利の非常に低い時期なのに、JARLが「終身会員の一括納入金を20万円に値上げする」とアナウンスしたことで、「8万円終身会員」の駆け込み需要を生みました。これがJARL最大の失敗です。こんないきなり2.5倍のバカな値上げをしたら「貯金をかき集めてでも、8万円のうちに終身会員になってしまおうかな。」と考える人が出てくることは、子どもだって分かります。本来ならば、終身会員は一括納入金の金利運用、つまり元本に手を付けずに、賄われていくはずでした。常識のあるまともな会計士がいなかったのでしょうか…。失われた10年の間に抜本的な対策を考えたのでしょうか。)、最後には終身会員の受け付けも止めてしまいました。従来「終身会員」と呼んでいたものを、印刷物で「前納会員」と言い換えるあたりにも狡猾な悪意を感じます。2001年頃から終身会員制度を廃止し、終身会員にも納めた一時金によって会員である期間を定めようという動きがありましたが、「当分の間、従前の例による」とされ、最近は話題に上りませんでした。暮れに届いた悪魔の手紙は、久々の「JARLからのお願い」になります。
問題は、契約の一方的な破棄です。自分たちの運営の失敗を終身会員に負わせようとしている点に怒りを覚えます。JARL会員の年齢別構成、通信技術の進歩、余暇の過ごし方、景気の動向などを読み誤ったのはJARL理事たち(評議員も?)であり、終身会員が増えたからJARL財政が逼迫したというのは詭弁もいいところです。JARL財源の安定化の一助となったはずですから、感謝されるのが筋です。終身会員になるために私がどんな思いで8万円も(!!)捻出したのかを想像できるのでしょうか。
平成2年暮れに開局して、年会費4,800円を払ってきましたが、この趣味を一生ものとしたいとの考えがあり、平成5年の暮れに8万円を払い込みました。私は144Mと430Mでローカルさんと通勤時間帯に話す程度でした。現在はほとんど波を出すこともなく、自分で言うのも何ですが、珍局(←苦笑…)です。だから、カード交換をするQSL転送サービスもここ15年間は利用していません。では、なぜ終身会員になったのかというと、細くてもいいから長くこの趣味を続け、定年後には時間に左右されずにじっくりゆっくりと道楽として行おうと思っていたからです。
それなのに…、それなのに…、8万円前納者に向かい、「平成24年度末までは無料とするが、それ以降はQSL転送サービスやJARLニュース購読料を徴収する。」と悪魔の手紙は囁きかけてきます。余りにもバカにしています。死ぬまで会員の資格を認めたから「終身会員」なのに、それに期限を設けるなんて正気の沙汰ではありません。
以下、改革案です。これだけインターネットが普及したのですから、JARLニュースは印刷を止め、ウェブ閲覧のみにします。また、QSLカード交換も紙のものを郵送するのではなく、電子メールに準じたもの(例えば、JARLで新しい形式を提言し、世界標準にしてしまう。)で交換するようにすれば、現在の予算の何十分の一で済むはずです。無理ならば、終身会員いじめの前に、受益者負担の原則に戻って、カード交換の分量に応じて負担金に差を付けます。役員選挙だって、これだけセキュリティ技術が上がっているのですから、ネット上でも可能なはずです。事実、多くの株主総会ではネットから議案への賛否票を投じることができます。もちろん、従前の紙の投票用紙(マークシート)がよい人もいるでしょうから、その選択肢も残しておきます。抜本的な経費削減を考えもせずに、終身会員いじめをするのは、取りやすいところから税金を取ろうとする政治屋の手法と同じです。
最終的にはJARL総会で決定されますが、この終身会員いじめに断固反対します! 冗談ではなく、まずは当時の理事たち(ずっと理事の人もいるなぁ。)と会計担当者の財産没収です。
先週、日本アマチュア無線連盟(以下、JARL)から印刷物が届きました。要は「会費前納会員にも、QSLカード転送費用やJARLニュース購読料等のサービスの対価を払ってもらうよ!」という内容です。生命保険でも掛け金の払い方に月払いと一括払いがありますよね。私が終身会員になった平成6年は、生保と同じようにJARLでも年会費が4,800円で、8万円を一括で払えば終身会員となれ、その後の会費請求は発生しないことになっていました。ついでに言うと、その数年後には終身会員になるための一時金が20万円に値上げされ(←バブル崩壊後の金利の非常に低い時期なのに、JARLが「終身会員の一括納入金を20万円に値上げする」とアナウンスしたことで、「8万円終身会員」の駆け込み需要を生みました。これがJARL最大の失敗です。こんないきなり2.5倍のバカな値上げをしたら「貯金をかき集めてでも、8万円のうちに終身会員になってしまおうかな。」と考える人が出てくることは、子どもだって分かります。本来ならば、終身会員は一括納入金の金利運用、つまり元本に手を付けずに、賄われていくはずでした。常識のあるまともな会計士がいなかったのでしょうか…。失われた10年の間に抜本的な対策を考えたのでしょうか。)、最後には終身会員の受け付けも止めてしまいました。従来「終身会員」と呼んでいたものを、印刷物で「前納会員」と言い換えるあたりにも狡猾な悪意を感じます。2001年頃から終身会員制度を廃止し、終身会員にも納めた一時金によって会員である期間を定めようという動きがありましたが、「当分の間、従前の例による」とされ、最近は話題に上りませんでした。暮れに届いた悪魔の手紙は、久々の「JARLからのお願い」になります。
問題は、契約の一方的な破棄です。自分たちの運営の失敗を終身会員に負わせようとしている点に怒りを覚えます。JARL会員の年齢別構成、通信技術の進歩、余暇の過ごし方、景気の動向などを読み誤ったのはJARL理事たち(評議員も?)であり、終身会員が増えたからJARL財政が逼迫したというのは詭弁もいいところです。JARL財源の安定化の一助となったはずですから、感謝されるのが筋です。終身会員になるために私がどんな思いで8万円も(!!)捻出したのかを想像できるのでしょうか。
平成2年暮れに開局して、年会費4,800円を払ってきましたが、この趣味を一生ものとしたいとの考えがあり、平成5年の暮れに8万円を払い込みました。私は144Mと430Mでローカルさんと通勤時間帯に話す程度でした。現在はほとんど波を出すこともなく、自分で言うのも何ですが、珍局(←苦笑…)です。だから、カード交換をするQSL転送サービスもここ15年間は利用していません。では、なぜ終身会員になったのかというと、細くてもいいから長くこの趣味を続け、定年後には時間に左右されずにじっくりゆっくりと道楽として行おうと思っていたからです。
それなのに…、それなのに…、8万円前納者に向かい、「平成24年度末までは無料とするが、それ以降はQSL転送サービスやJARLニュース購読料を徴収する。」と悪魔の手紙は囁きかけてきます。余りにもバカにしています。死ぬまで会員の資格を認めたから「終身会員」なのに、それに期限を設けるなんて正気の沙汰ではありません。
以下、改革案です。これだけインターネットが普及したのですから、JARLニュースは印刷を止め、ウェブ閲覧のみにします。また、QSLカード交換も紙のものを郵送するのではなく、電子メールに準じたもの(例えば、JARLで新しい形式を提言し、世界標準にしてしまう。)で交換するようにすれば、現在の予算の何十分の一で済むはずです。無理ならば、終身会員いじめの前に、受益者負担の原則に戻って、カード交換の分量に応じて負担金に差を付けます。役員選挙だって、これだけセキュリティ技術が上がっているのですから、ネット上でも可能なはずです。事実、多くの株主総会ではネットから議案への賛否票を投じることができます。もちろん、従前の紙の投票用紙(マークシート)がよい人もいるでしょうから、その選択肢も残しておきます。抜本的な経費削減を考えもせずに、終身会員いじめをするのは、取りやすいところから税金を取ろうとする政治屋の手法と同じです。
最終的にはJARL総会で決定されますが、この終身会員いじめに断固反対します! 冗談ではなく、まずは当時の理事たち(ずっと理事の人もいるなぁ。)と会計担当者の財産没収です。