前にも書いた武田邦彦先生のことです。ちょっと看過できないレベルまで来ているので、ここに書きます。先生のブログによると、「岩手県一関市の高濃度放射線下にある中学校の生徒が死亡した」そうです。これだけでは、具体的にどんな死因で亡くなったのかが分からないので、「一関 中学校 放射線量 死亡」をキーワードに検索してみました。どうやら、震源地は一関市在住の塾を開いている方の10月27日のブログ記事のようです(「大検セミナー わくわく日記」)。この塾の先生のブログでは、確かに「市内の某中学校の3年生が、先週校舎内で倒れ、意識が無いまま病院に搬送され亡くなった。クモ膜下出血による死亡だった。」「その中学校は中庭が10マイクロシーベルトを超える高濃度汚染ポイントがあった。亡くなった生徒は運動部に所属しており、活動場所もその中庭での運動が多くあったという。」と書かれています。このブログをよく読んでいただきたいのは、この点です。並べては書いてありますが、高い放射線量のために亡くなったとは書いてありません。
でも、武田先生の文章では、まず、サブタイトルが「一関の高濃度放射線下の中学生の死亡」とあり、文中でも「(ママ→)でもことが被曝と関係しているので、怖がって報道しない可能性がある。」となっています。これは読者を完全にミスリードする書き方です。それに、塾の先生のブログには「クモ膜下出血」とあるのに、武田先生は敢えて死因を出さないのも高濃度放射能のために…と思わせる書き方です。「クモ膜下出血」と病名あれば、大半の人は若年性の発症も不思議でないと思うし、低放射線量(←10μSv/hでは高濃度とまでは呼べないと、私は思います。)と「クモ膜下出血」は結び付かないはずです。「もし本当に中学生の死亡という事実があったら、何らかの手段で公表し、その原因についても被曝とは無関係であることを示す方が良いだろう。」という文が記事の毒抜きとはなっていますが、全体的に高濃度放射線のために中学生が死亡したと読ませてしまいます。因果関係をきちんと証明すべき立場の学者なのに…。善良な市民に不安をばらまく狡猾な書きぶりです。仕舞いには、globeのkeikoのくも膜下出血も原発爆発が原因だと言い出すかも知れません。
でも、武田先生の文章では、まず、サブタイトルが「一関の高濃度放射線下の中学生の死亡」とあり、文中でも「(ママ→)でもことが被曝と関係しているので、怖がって報道しない可能性がある。」となっています。これは読者を完全にミスリードする書き方です。それに、塾の先生のブログには「クモ膜下出血」とあるのに、武田先生は敢えて死因を出さないのも高濃度放射能のために…と思わせる書き方です。「クモ膜下出血」と病名あれば、大半の人は若年性の発症も不思議でないと思うし、低放射線量(←10μSv/hでは高濃度とまでは呼べないと、私は思います。)と「クモ膜下出血」は結び付かないはずです。「もし本当に中学生の死亡という事実があったら、何らかの手段で公表し、その原因についても被曝とは無関係であることを示す方が良いだろう。」という文が記事の毒抜きとはなっていますが、全体的に高濃度放射線のために中学生が死亡したと読ませてしまいます。因果関係をきちんと証明すべき立場の学者なのに…。善良な市民に不安をばらまく狡猾な書きぶりです。仕舞いには、globeのkeikoのくも膜下出血も原発爆発が原因だと言い出すかも知れません。