井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

エコポイント

2009-07-30 02:27:19 | Weblog
 自分には全く関係ない、自民党のなりふり構わないバラマキ政策だと冷ややかな目で見ていたエコポイント。ところがここに来て関わってしまいました。

 26日に2階和室のエアコンの調子が急に悪くなりました。室内機から全く冷気が吹き出されなくなりました。室温の風をただ送り続けるだけです。室外機も動いていますが、気温と同じ温度の風が送られているだけです。どうやらコンプレッサーが故障してしまったようです。家を新築した時に設置したエアコンなので、13年間使用していました。きっと修理に出しても「部品がありません。」とか、部品があっても「直るまでに3週間掛かります。」とかなので、思い切って新調することにしました。

 今回、コジマ電気で購入したエアコンは、前と同じ安くてシンプルな富士通ゼネラル社製。本体が75,800円プラス工事費用等で10k円強掛かり、28日に取り付けてもらいました。その際にエコポイント関係のパンフレットをもらいました。エアコンの冷房能力が2.5kwなので7,000ポイント、古いエアコンからの切り替えなのでさらに3,000ポイントの計10,000ポイントです。要するに1万円が現金以外の形で戻ってくるのです。

 でも、貯まったポイントで何が購入できるのかエコポイント事業ウェブページで見ましたが、鉄道のプリペイドカードや地域限定商品券、地域の名産品(カニとかウニとかうどんとか)などがほとんどで、すぐに使えるもの・何にでも役に立つものって案外少ないです。今のところ、イオングループのWAONポイントか、図書カードにしようと思っています。

 それから、申請が少し面倒です。エコポイント事業のHPにある入力フォームに必要事項を打ち込んだものを自分で印刷して、それに製品保証書のコピー、領収書原本、リサイクル券の排出者控えのコピーを添えて、事務局へ郵送することになっています(もちろん、電気店から申請書をもらって手書きで記入して郵送する手もあります。)。気の短い人やパソコンを使い慣れていない人は途中で投げ出してしまうかもしれません。エコポイントを遠回りな方法で還付するより、もっと簡単に製品代金支払いの際に1万円値引きしてもらった方がありがたいのにと強く思いました。ま、それじゃ家電メーカーや流通業界全体が潤わないのは分かりますけどね。単純に、消費は美徳の景気対策です。

DVD「この森で、天使はバスを降りた」

2009-07-25 23:40:32 | Weblog
 大分前に「期間限定980円」という言葉に釣られて買ったものの、押し入れに入れたままだったDVDを鑑賞しました。

 タイトルは「この森で、天使はバスを降りた」です。一言で言うと、「ハートウォーミングな小品」です(←この言葉、可もなく不可もない映画に使えますね!)。特に予備知識もないまま、見始めたので、その意外性に、「え?!」と思ってしまう箇所がありました。

 まずは、冒頭の刑務所内の場面と食堂「スピットファイヤー・グリル」で働き始めた場面。DVDのパッケージ写真で主役のアリソン・エリオットが透明感に溢れ、とっても美しく写っていたし、タイトルに「天使」なんていう言葉もあったので、主人公パーシーは純粋な女性を想像していました。ところが、本編ではくわえタバコで仕事しているし、初対面の食堂の客の前で「傷害致死で、5年間もムショに入っていたんだ。」と一方的に自己紹介するし、映画のアリソン・エリオットはそれほど美しくなかったし(^_^;)、「え?!」の連続でした。

 話が進んでいくうちに、パーシーは継父から性的な暴行を受けていたためにその父を殺してしまったことが徐々に語られ、パーシーのひたむきさに観客が寄り添えるようになっていきます。全体的には、片田舎にやってきた一人の女性が閉鎖的な住民たちを明るくしていくといったよくある話です。

 ところが、ラストも「え?!」です。ベトナム戦争で心が傷付いて森の住人となってしまったジョニーBに向かって、「警察が来るから逃げて!」と叫びながら、川に入っていったパーシーは水の流れに飲まれ、あっけなく死んでしまいます。「ポセイドン・アドベンチャー」のジーン・ハックマンみたいに死して残された人々をまとめるみたいな意図があったのかもしれませんが、それにしても唐突でした。パーシーの心の傷は全く癒されていないじゃないの?

 邦題も「え?!」ですよね。原題の"The Spitfire Grill"なら、劇中で英戦闘機のスピットファイヤーから食堂名が名付けられたことが語られますが、「この森で、~」では余りに説明的だし、映画を見る前から主人公を「天使」と持ち上げる感覚も賛同しかねます。


 ☆ 総合得点  77点

DVD「落下の王国」到着

2009-07-13 23:54:01 | Weblog
 Yahoo!オークションを覗いていたら、「落下の王国」の新品DVDが即決2,290円で出品されていたので、つい「ポチっとな!」してしまいました。昨年11月にこの映画を見て、その様式美・色彩美に圧倒され、機会があったら買ってもいいかなと思っていましたが、通常版DVDが3,980円もする(ブルーレイは、それよりも¥1k高いです!)ので、二の足を踏んでいたのです。

 今は、夏休み前の少し仕事が忙しい時期です。このDVDを環境ビデオ(死語?)のように流しながら、持ち帰り仕事である出納帳記載作業をしました。ちらりちらりとしか画面は見られませんが、本当に風景も登場人物のコスチュームもはっとするほど美しいです。黒澤明が晩年に撮影した「影武者」「夢」などの、アクション映画から卒業して様式美へと向かっていた頃の作品群と共通するものも感じました。

 話は変わって、この春に「スローターハウス5」が初DVD化されました。時空を自由に(振り回されていると言ったほうが当たりか?)旅するビリー・ピルグリムは、たくましさと冷静さと諦めとを持ち合わせていると、初めてテレビで見た時に感じました。定価はちょっと高い4,935円。Yahoo!オークションで半額くらいで売られないかなぁ。そしたら、買っちゃうなぁ。
 

最近購入したCD

2009-07-05 23:41:40 | Weblog
 CDショップへ行くと、Blu-specCDやSHM-CD、HQCDなどの高音質CDがかなり並べられています。DVDでもBlu-rayがじわじわと増殖しています。以前、SHM-CDについて書きましたが、今回はBlu-specCDの音のカタログが目に付き買ってしまいました。1,500円です。全17曲のロック編でチープ・トリックの「甘い罠」、TOTOの「アフリカ」、J.D.サウザーの「ユア・オンリー・ロンリー」等が入っています。もちろんBlu-specCDと従来のCDの同内容2枚組です。

 説明書やウェブ上のブログなどを読むと、Blu-specCDは楽器の音一つ一つが鮮明に感じられるなどと書かれていますが、私には分かりません。そう言われれば、分離がよいと感じなくもないのですが、どうも気のせいにしか思えません…。CDのカッティング技術が上がったり、ポリカーボネートの材質が上がったりしたからって音の分離がよくなるものなのでしょうか? 従来CDもBlu-specCDもどちらもいい音だと感じます。高音質と銘打って500円程度値上げするより、通常規格でいいから廉価版を出して欲しいです。

 難しいことを考えたくないので、バンダ・レコードポイント2倍の今日5日は、口直しにキャンディーズ・ベストです。私が中学生・高校生の頃(30年以上前!)にテレビやFMラジオから盛んに流れていた曲たちです。感受性が錆びていない頃に聞いたこの時代の曲を聴くと心が落ち着きます。
(^o^)