鉢呂吉雄経済産業相は10日夜に東京電力福島第1原発視察をめぐる一連の失言の責任を取って辞表を提出しました。先月、北海道旅行をしたときに小樽市・積丹半島周辺に鉢呂さんのポスターがべたべた貼られていたので、そのあたりが地元なのでしょう。
まずは、原発周辺の人っ子一人いないことを表した「死の町」です。これは政府が住民らを強制的に避難させた警戒区域なのだから、人っ子一人いないのは当然です。私は特に悪意も感じないし、本当に正直な感想だと思いました。「死」のイメージから、自民党の石原伸晃幹事長や石破茂政調会長が大問題にしていますが、考えすぎだと思います。
春の頃も菅前総理が「汚染された土地には長年帰れない」といった趣旨の発言をして問題にされました。感情論は分かりますが、ここは冷静に科学的な根拠を元に物事を分析しなければなりません。言葉尻をとらえてタブーとか不謹慎とか言っていたのでは話し合いにもなりません。現状を正確に捉え、忌憚のない議論を通して解決にあたるべきです。それにしても、ここのところの自民党の「何でも反対!」政党ぶりが気に障ります。これではこのまま万年野党かも知れません。次々に民主党を攻撃していた石原伸晃さんが10日青森県弘前市で「9・11米同時多発テロは、キリスト教支配に対するイスラム圏の反逆、歴史の必然として起こった出来事ではないかと(当時)強く思った。」と述べたそうです。「歴史の必然」とテロを容認したような発言は今後民主党に突っ込まれることでしょう(苦笑)。
次の「放射能をつけちゃうぞ」。福島原発視察後に防災服を記者にこすりつけて語ったとのこと。多分馴染みの記者でもいて冗談半分で言ったことでしょうが、やはり経済産業省の大臣という立場からはまずいです。感覚が子ども並みです…。確かに、私の住む福島市でも似たような冗談は日常言っています。同僚が雨に濡れていたりすると、「あ、体じゅうから放射能が出てるぞぉ!」などとは言っています。でも、原子力を所管する経産省大臣には言って欲しくないです。言っちゃいけない「立場」の人です。
同様に、最近の中部大学・武田邦彦教授の発言にもイラついています。テレビ番組での教授の「東北の野菜を食べるな。」「一関の畑に青酸カリを撒いたようなもの。」等の発言に岩手県一関市長は抗議のメールを送りました。野菜の生産地の首長としては当然です。数年前に読んだ教授の「偽善エコロジー」はレジ袋廃止問題を従来の視点と違う視点で論じ、刺激的だったし、バラエティ番組での教授の話は自信満々でユーモアに富んでいて非常に分かりやすく感じられました。でも、最近の発言は殊更に食の不安を煽っているし、生産者への愛情が感じられません。東北・北関東の野菜は完全に汚染されているとか、生産者としてのプライドがあれば廃棄しなさいとか、何様のつもり?!状態です。私だって、濃い薄いの差こそあれ、日本列島全体に放射性物質が降ったことは否定しません。でも、野菜や家畜の生産者の気持ちを全く無視し、汚染濃度の差に目をつむった十把一絡げ的な「毒だから食うな!」という発言は許せません。教授のよく言う「学問の自由」って、何でも言っていいこととは違います。無責任すぎます。
この人は内閣府原子力安全委員会にいた人です! 今になって反原発を盛んに唱えています。例えば、震災後に「日本の原発は震度6で壊れてしまう」みたいなことを平気でテレビや雑誌で語っています。だったら、現役の内閣府原子力安全委員会専門委員のときに原発の危険性を世間に広く訴えればいいのにと思ってしまいます。「原発」でメシを食って、「反原発」でもメシを食うつもりなのでしょうか。虫がよすぎます。風評被害を生み出しているのはこの人かもしれません。
まずは、原発周辺の人っ子一人いないことを表した「死の町」です。これは政府が住民らを強制的に避難させた警戒区域なのだから、人っ子一人いないのは当然です。私は特に悪意も感じないし、本当に正直な感想だと思いました。「死」のイメージから、自民党の石原伸晃幹事長や石破茂政調会長が大問題にしていますが、考えすぎだと思います。
春の頃も菅前総理が「汚染された土地には長年帰れない」といった趣旨の発言をして問題にされました。感情論は分かりますが、ここは冷静に科学的な根拠を元に物事を分析しなければなりません。言葉尻をとらえてタブーとか不謹慎とか言っていたのでは話し合いにもなりません。現状を正確に捉え、忌憚のない議論を通して解決にあたるべきです。それにしても、ここのところの自民党の「何でも反対!」政党ぶりが気に障ります。これではこのまま万年野党かも知れません。次々に民主党を攻撃していた石原伸晃さんが10日青森県弘前市で「9・11米同時多発テロは、キリスト教支配に対するイスラム圏の反逆、歴史の必然として起こった出来事ではないかと(当時)強く思った。」と述べたそうです。「歴史の必然」とテロを容認したような発言は今後民主党に突っ込まれることでしょう(苦笑)。
次の「放射能をつけちゃうぞ」。福島原発視察後に防災服を記者にこすりつけて語ったとのこと。多分馴染みの記者でもいて冗談半分で言ったことでしょうが、やはり経済産業省の大臣という立場からはまずいです。感覚が子ども並みです…。確かに、私の住む福島市でも似たような冗談は日常言っています。同僚が雨に濡れていたりすると、「あ、体じゅうから放射能が出てるぞぉ!」などとは言っています。でも、原子力を所管する経産省大臣には言って欲しくないです。言っちゃいけない「立場」の人です。
同様に、最近の中部大学・武田邦彦教授の発言にもイラついています。テレビ番組での教授の「東北の野菜を食べるな。」「一関の畑に青酸カリを撒いたようなもの。」等の発言に岩手県一関市長は抗議のメールを送りました。野菜の生産地の首長としては当然です。数年前に読んだ教授の「偽善エコロジー」はレジ袋廃止問題を従来の視点と違う視点で論じ、刺激的だったし、バラエティ番組での教授の話は自信満々でユーモアに富んでいて非常に分かりやすく感じられました。でも、最近の発言は殊更に食の不安を煽っているし、生産者への愛情が感じられません。東北・北関東の野菜は完全に汚染されているとか、生産者としてのプライドがあれば廃棄しなさいとか、何様のつもり?!状態です。私だって、濃い薄いの差こそあれ、日本列島全体に放射性物質が降ったことは否定しません。でも、野菜や家畜の生産者の気持ちを全く無視し、汚染濃度の差に目をつむった十把一絡げ的な「毒だから食うな!」という発言は許せません。教授のよく言う「学問の自由」って、何でも言っていいこととは違います。無責任すぎます。
この人は内閣府原子力安全委員会にいた人です! 今になって反原発を盛んに唱えています。例えば、震災後に「日本の原発は震度6で壊れてしまう」みたいなことを平気でテレビや雑誌で語っています。だったら、現役の内閣府原子力安全委員会専門委員のときに原発の危険性を世間に広く訴えればいいのにと思ってしまいます。「原発」でメシを食って、「反原発」でもメシを食うつもりなのでしょうか。虫がよすぎます。風評被害を生み出しているのはこの人かもしれません。