昼食後に朝日新聞HPで「オープンカーも風呂おけも無料で貸します 長崎の道の駅」(←リンクはそのうち切れるかもね。)を読んでいて疑問に思ったことがありました。先日の「女の子ものがたり」でも書いたのですが、風呂で体全体をジャブーンと沈めるのものを、私は「風呂桶」ではなくて、「湯船」あるいは「浴槽」と呼んできました。私にとって「風呂桶」といったら片手でも持てる大きさの洗面器タイプの容器をいいます。一昔前の銭湯なら、ケロリンのロゴが入った黄色い洗面器がありましたね。今もそうかな? 「湯桶(ゆおけ)」ともいいますね。ちなみに義務教育の漢字学習でよく登場する「湯桶(ゆとう)読み(「訓読み」+「音読み」の組み合わせになっている漢字熟語として有名)」の「湯桶(ゆとう)」はそば湯やお酒を入れるて個々に注ぐ漆器をいうそうです。でも、日常生活でこの言葉を実際に使っている人にお目に掛かったことはありません。
*** asahi.comより転載(gooはasahi.comとのブログ転載が未設定) ***
「オープンカーも風呂おけも無料で貸します 長崎の道の駅」
オープンカーや四輪バギー、マウンテンバイク、風呂おけ……。長崎県松浦市の離島、鷹島(たかしま)にある道の駅「鷹(たか)ら島(じま)」では、そんな品々を無料(ガソリン代は別)で貸し出している。絶景を楽しみながらドライブしたり、ひと風呂浴びたりといった非日常を演出し、観光客にアピールしようと狙う。ただ、支配人の岩崎敏明さん(40)は「数に限りがあり、予約が重なって貸せなくなると申し訳ない」と、あまり宣伝しておらず、知る人ぞ知るサービスになっている。(中略)
一方、風呂おけも加えたのは、自転車旅行客がテントで野宿するのを見たのが、ヒントになった。これまでに風呂おけが借りられたのは1回だけ。湯の確保が難点だが、岩崎さんが試したところ、大人の頭ほどの石5個をたき火で約2時間熱し、水をはった風呂おけに約30分入れると、いい湯加減になったという。(後略)
***** 転載終わり *****
上のような文章があり、転載画像にあるように浴槽が真ん前に写っているので、筆者の松尾美江さん(朝日新聞長崎総局か佐世保支局の記者さんでしょう。)にとっての「風呂桶」は「湯船」をさしているようです。同じく風呂場で使うものの、大きさや使用法が全く違う「湯船」と「湯桶」。「風呂桶」という単語を使いながら、人によって「湯船」を表しているのか、「湯桶」を表しているのかが、分かれるとしたら数々の勘違いが生まれそうです。妻が「湯桶」のつもりで、「あなたぁ、風呂桶が壊れたから、会社帰りに風呂桶買ってきて。」と言って、夫が「湯船」と解して「重くて大変だったけど何とか運んできたよ。ふうー、ふうー、ふうー。」と自宅まで浴槽を運んでくる悲劇が日本全国のあちらこちらで起きた……はずはないですね。でも、もしかしたら「風呂桶」って使う地域で指し示すものが違う方言のようなものかもしれません。
ここからは、別な話。昨日、米沢市内を妻と車で走っていた時のこと。
妻「あそこに『和泉屋(いずみや)』って書いてあるけど、何で『和』は読まないの?」
私「漢字の数が多い方がさまになるからかなぁ。偉そうに見えるでしょ。」
妻「ふーん。それだけ? じゃ、他に読まない漢字ってある?」
私「『和泉』が一番有名だけど。他は…、あ、伊達政宗の『伊』も読んでないことになるんじゃないの。」
というような会話をしました。本当のところはどうなんでしょうね。
*** asahi.comより転載(gooはasahi.comとのブログ転載が未設定) ***
「オープンカーも風呂おけも無料で貸します 長崎の道の駅」
オープンカーや四輪バギー、マウンテンバイク、風呂おけ……。長崎県松浦市の離島、鷹島(たかしま)にある道の駅「鷹(たか)ら島(じま)」では、そんな品々を無料(ガソリン代は別)で貸し出している。絶景を楽しみながらドライブしたり、ひと風呂浴びたりといった非日常を演出し、観光客にアピールしようと狙う。ただ、支配人の岩崎敏明さん(40)は「数に限りがあり、予約が重なって貸せなくなると申し訳ない」と、あまり宣伝しておらず、知る人ぞ知るサービスになっている。(中略)
一方、風呂おけも加えたのは、自転車旅行客がテントで野宿するのを見たのが、ヒントになった。これまでに風呂おけが借りられたのは1回だけ。湯の確保が難点だが、岩崎さんが試したところ、大人の頭ほどの石5個をたき火で約2時間熱し、水をはった風呂おけに約30分入れると、いい湯加減になったという。(後略)
***** 転載終わり *****
上のような文章があり、転載画像にあるように浴槽が真ん前に写っているので、筆者の松尾美江さん(朝日新聞長崎総局か佐世保支局の記者さんでしょう。)にとっての「風呂桶」は「湯船」をさしているようです。同じく風呂場で使うものの、大きさや使用法が全く違う「湯船」と「湯桶」。「風呂桶」という単語を使いながら、人によって「湯船」を表しているのか、「湯桶」を表しているのかが、分かれるとしたら数々の勘違いが生まれそうです。妻が「湯桶」のつもりで、「あなたぁ、風呂桶が壊れたから、会社帰りに風呂桶買ってきて。」と言って、夫が「湯船」と解して「重くて大変だったけど何とか運んできたよ。ふうー、ふうー、ふうー。」と自宅まで浴槽を運んでくる悲劇が日本全国のあちらこちらで起きた……はずはないですね。でも、もしかしたら「風呂桶」って使う地域で指し示すものが違う方言のようなものかもしれません。
ここからは、別な話。昨日、米沢市内を妻と車で走っていた時のこと。
妻「あそこに『和泉屋(いずみや)』って書いてあるけど、何で『和』は読まないの?」
私「漢字の数が多い方がさまになるからかなぁ。偉そうに見えるでしょ。」
妻「ふーん。それだけ? じゃ、他に読まない漢字ってある?」
私「『和泉』が一番有名だけど。他は…、あ、伊達政宗の『伊』も読んでないことになるんじゃないの。」
というような会話をしました。本当のところはどうなんでしょうね。