井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

ナヨセ?

2006-07-29 12:23:22 | Weblog
父親名義の貯金・債券などを、解約したり母親名義にしたりの作業をここ1ヵ月間細々と進めてきた。毎日やっていた訳ではないが、夕食後に提出書類を書き、法定相続人である母と私と妹の署名・捺印をするという作業だ。ホントに数万円の貯金でも、名義人が亡くなると口座が凍結され、面倒な手続きをしなければ動かせないというのがもどかしい。

そして、いよいよ不動産関係の所有者移転へ。何処に相談していいか分からないので、大工をしている叔父の知り合いのK事務所へまず電話連絡をした。
私「父が亡くなり、土地と家屋の名義変更を行いたいのですが。」
K「では、故人の戸籍謄本、除票、貴方の戸籍謄本、住民票、それとナヨセを市役所か支所からもらってください。」
私「ナヨセですか?」
K「そう、ナヨセチョウの写しです。」
私「ナ・ヨ・セ・チョ・ウ??(←北海道の地名みたいby心の声)」
K「名前の『名』に、ヨセルっていう字です。」
私「ヨセルですかぁ?」
K「ウ書いて、大きいって書いて…。(←こいつ漢字知らないなぁ、ってのがありあり!)」
私「落語をやる寄席のヨですか?」
K「そうです。役所の窓口で言えば分かります。お父さん名義のものは、単独、共有、非課税も全て表示してもらってください。」
私「?? とにかく窓口でそう言います…。」
と、そんなやりとりをしてから、翌日は休暇をもらい、午前中のうちに近くの北信支所へ(画像はここです)。

名寄というのは、何のことはない、個人が所有する不動産を一覧表にまとめたものであった。父親のは土地だけで1行しかなく、私のも家屋のみ(←これが父と2分の1ずつ共有なのである。私が代表者のため、家屋については父の名寄帳に出ていない。)で1行しかなかった。

提出書類が揃ったので、午後からはK事務所へ向かった。必要な書類や権利書等を持っていったので、あっけないくらいに、「あとは貴方とお母さんと妹さんで、署名捺印した協議書を出せば、私らが進めます。費用は17、8万円くらいです。」
で、終わってしまった…。17、8万円かぁ。簡単に言うなぁ。


高田純次「適当論」

2006-07-16 14:03:54 | Weblog
この本は、「著者 高田純次」となっていますが、高田純次がこの本のために書き下ろした部分がほとんどありません。

高田純次という人は、僕にとって、「笑ってる場合ですよ!」で変なニュースコーナーをやる人だったり、「天才たけしの元気が出るテレビ」において街角でバカなことをやっているレポーターだったり、主役のたけしを上手くアシスト(よいしょ)するタレントだったりします。その人が書いた「適当論」だから、世の中を軽く、無責任に生きていく方法が載っているのかなと思いましたが、かなり違い、精神分析の本と言っていい作りでした。

換言すれば、精神科医・和田秀樹による高田純次分析論です。高田氏との対談や高田氏の語録から、和田氏がその精神構造や望ましい処世術を分析しています。本の後半部は、既刊の高田氏著書からの名言抜粋です。この本はいい加減な生き方を薦めるどころか、悩める我々への導きの書です。

古代ハス

2006-07-16 04:37:44 | Weblog
同じく研修旅行画像から。

中尊寺へ向かう上り坂の途中にある古代ハスです。1週間前でハスが咲き始めだったので、今は見頃ではないかと思います。古代ハスというと、東大の大賀博士の話が有名ですが、ここのハスも何百年の時空を超えて、21世紀の我々に美しい姿を見せています。昔の人々がこの花に浄土信仰の夢を見ていたのが分かるような気がします。自分的にはハスの実のグロテスクさに惹かれます(あの花がこんなになっちゃうの?)。
(^_^)v

宮沢賢治記念館

2006-07-16 04:31:38 | Weblog
1週間前に職場のお客さんと行った研修旅行からの画像です。

宮沢賢治記念館はこれで2回目です。小さい頃に読んだ童話から受けるイメージと、ここに残された資料から受けるイメージは全く違います。童話からは動物好きな童話作家くらいにしか思えませんが、展示物を見てしまうと、賢治のストイックさと強引さと、エネルギッシュさがひしひしと伝わってきます。

彼のエネルギーの根源は、父の浄土真宗と賢治の法華経の対立かもしれないと思いました。何故って? ほら、先月、うちで葬式を出したでしょ。うちは浄土真宗(普段、意識していないけど。)なんです。浄土真宗の定義によれば、死んだ時点で成仏するので四十九日も修行する必要がない、棺箱のふたを釘で打ち付ける必要がない、遺体を家の中に運び込むなら玄関から入れてもよい(他の宗派は、こういった不幸がまた起きちゃいけないので玄関以外から入れるそうです)、葬式参列後の清めの塩は必要ない、故人は白装束でなくても普段着でよい、焼香するときも額の前に持って来ずに直接香炉に入れていい、そんなものだから遺族も飲酒・歌舞音曲の類をことさら禁止するわけでもなくて今まで通り普通に生活するのが故人の供養になるなどなど、他の宗派と比べると縛りが緩いのです。

そんなのを経験したから、流転苦難を経て仏になるべきと考える賢治は浄土真宗が許せなかったのかな???と感じました。分かんないけど。

画像は記念館の前にある山猫事務所。館内のどろどろした雰囲気を緩和していました。

映画「間宮兄弟」

2006-07-14 03:50:34 | Weblog
今日は普段よりだいぶ早く帰ることができたので、福島フォーラムで(あれ、 いつからポップコーンやドリンクの劇場持ち込みが許可になったの? 劇場内飲食禁止だから、ここが好きなのに…。)映画「間宮兄弟」を見てきました。5月に東京をぶらぶらしたときに、あちらこちらにポスターが貼ってあったので、公開していることが分かりましたが、そのうち地元でもやるだろうと、見ないまま福島へ帰ってきてしまいました。6月下旬頃から、当地でも公開されていたようです。

一言で言えば、「の・ようなもの」の頃の森田芳光ワールド。山なし、落ちなし、色気ほとんどなしの超ベタな日常描写。いい年して兄弟で一緒に生活している間宮兄弟の日々に寄り添って寄り添って描く脱力系の映画でした。幾つになっても心を通わせられる兄弟っていいなと感じました。それぞれの役者も悪くないし、特に女優陣は若さと可愛さ炸裂の個性的な面々(特に沢尻エリカたん、北川景子たんの浴衣姿には萌えぇ~! 中島みゆきが間宮兄弟の母親役していたのにも驚きぃ!)。

思惑がらみのグループ交際って、話かな? 総合得点 77点。

ど根性草

2006-07-13 18:14:15 | Weblog
今日は、早めに帰れたので、映画「間宮兄弟」を見てから、ドトールコーヒーへやって来ました。

そこの駐車場で驚きの光景がありました。誰の車か分からないけど、車のボディーから「ど根性草」がちょこっと生えていました。頑張って生きているなぁと感じました。

最初はドアを閉めたときにでもたまたま挟まったのかなと思いましたが、よく見たら、ドアとボディーの隙間に土のようなものがあり、そこに根を生やしていました。まさに生きているのです。
(^_^)



ラベンダー

2006-07-09 16:37:00 | Weblog
近くにラベンダーを栽培して販売しているところがあります。65本で500円。妻が手芸用に買いましたが、安いのだか、高いのだか分かりません。

私にとってはハーブの一種というよりは、「時をかける少女」(いや、正直に「タイムトラベラー」と言うべきか…。)の薬品です。
(*'o'*)