先週の3連休の前日、「0123」のCM(かつてはドラえもんも登場!)でお馴染みの「アート引越センター」を経営するアートコーポレーションから大きめの封筒が届いた。
中には「MBOの実施および応募の推奨に関するお知らせ」等の文書が入っていた。一読では意味が分からず何度も読んで、おまけにネットで調べて、親会社のCTトータルトランスポート株式会社がアートコーポレーション株式会社の上場株式を公開買い付けすることになったらしい。MBOとはマネジメント・バイアウトの略で、経営陣が世間に出回っているアートコーポレーションの株を1株1,800円で公開買取することらしいのだ。ローソク足の見方も分からず、株主優待を目印に小遣いで少額の株を何度か買った程度の私には文末に「らしい」を付けるしかない。はっきり言ってよく分からないのだ。
公開買い付けの申し込みは、公開買付の代理人である野村證券を通して行わなければならない。幸い、野村證券には特定口座を持っていたが、アート株は丸三証券の口座にあるので、公開買付に応募するには野村證券への口座振替手続きを行わなければならないので、どうしたものかと思っていた。何故に野村證券が代理人なのか、理解に苦しむ。野村證券へ口座振り替えすれば、確実に1株1,800円が受け取れるのだが、野村證券に口座がない人は一手間も二手間も必要である。
そうこうしているうちに、1株1,300円程度だったものが1,790円くらいに急騰していた。つまり、公開買付に応募すれば確実に1,800円で売れるので、安いうちに買ってしまおうと投資家たちは思ったわけだ。本当にこの辺りは金に関してシビアな世界だと感じる。野村證券に応募しようかとも悩んだが、リーマン・ショック直後に買った株は株価が倍くらいになっていたのでネットで売却することにした。これなら丸三や野村と連絡を取ったり、口座振替や応募申し込みの書類を書いたりする必要はない。
MBOは金融界の今年のキーワードになりそうだ。年が明けてから、アートコーポレーションだけでなく、レンタルDVDで有名なTSUTAYAを経営するCCC(カルチャー・コンビニ・クラブ)と大手出版社の幻冬舎がMBOを行っている。従来、上場廃止は経営悪化のときに行うものであったが、MBOは株式を経営側で多く保有して積極的に上場廃止を狙うものである。株主による監視や株式発行に伴う維持管理費から逃れるための一手段というわけだ。特にアートコーポレーションは、昨年半ばに寺田寿男会長が女子高生との淫行事件(タレントの卵が枕営業し、寺田社長がそれをネタに揺すられたとか…、今でもこっちの件では係争中だと思う。詳細はお近くの芸能通に聞かれたし!)で書類送検されていて、それが株主総会で大きな問題とされ、株主たちに厳しく追及されたそうだ。(←イメージダウンすれば、即株価が下がるものな。)株が非公開となれば、経営の自由度も上がり、その上、株主総会で素人から経営に文句を言われることもないわけだ。
私が一番哀しいのはMBOによって株主優待がなくなることだ。ここは9月の権利確定で3,500円分の美味いものギフトがもらえ、翌年も引き続き保有していると5,500円分の美味いものギフトがもらえるのでお得感があった。泣く泣く指し値1,791円で売り、その金で、これまた5,000円買い物券の優待狙いでドラッグストアのカワチ株を購入した。
中には「MBOの実施および応募の推奨に関するお知らせ」等の文書が入っていた。一読では意味が分からず何度も読んで、おまけにネットで調べて、親会社のCTトータルトランスポート株式会社がアートコーポレーション株式会社の上場株式を公開買い付けすることになったらしい。MBOとはマネジメント・バイアウトの略で、経営陣が世間に出回っているアートコーポレーションの株を1株1,800円で公開買取することらしいのだ。ローソク足の見方も分からず、株主優待を目印に小遣いで少額の株を何度か買った程度の私には文末に「らしい」を付けるしかない。はっきり言ってよく分からないのだ。
公開買い付けの申し込みは、公開買付の代理人である野村證券を通して行わなければならない。幸い、野村證券には特定口座を持っていたが、アート株は丸三証券の口座にあるので、公開買付に応募するには野村證券への口座振替手続きを行わなければならないので、どうしたものかと思っていた。何故に野村證券が代理人なのか、理解に苦しむ。野村證券へ口座振り替えすれば、確実に1株1,800円が受け取れるのだが、野村證券に口座がない人は一手間も二手間も必要である。
そうこうしているうちに、1株1,300円程度だったものが1,790円くらいに急騰していた。つまり、公開買付に応募すれば確実に1,800円で売れるので、安いうちに買ってしまおうと投資家たちは思ったわけだ。本当にこの辺りは金に関してシビアな世界だと感じる。野村證券に応募しようかとも悩んだが、リーマン・ショック直後に買った株は株価が倍くらいになっていたのでネットで売却することにした。これなら丸三や野村と連絡を取ったり、口座振替や応募申し込みの書類を書いたりする必要はない。
MBOは金融界の今年のキーワードになりそうだ。年が明けてから、アートコーポレーションだけでなく、レンタルDVDで有名なTSUTAYAを経営するCCC(カルチャー・コンビニ・クラブ)と大手出版社の幻冬舎がMBOを行っている。従来、上場廃止は経営悪化のときに行うものであったが、MBOは株式を経営側で多く保有して積極的に上場廃止を狙うものである。株主による監視や株式発行に伴う維持管理費から逃れるための一手段というわけだ。特にアートコーポレーションは、昨年半ばに寺田寿男会長が女子高生との淫行事件(タレントの卵が枕営業し、寺田社長がそれをネタに揺すられたとか…、今でもこっちの件では係争中だと思う。詳細はお近くの芸能通に聞かれたし!)で書類送検されていて、それが株主総会で大きな問題とされ、株主たちに厳しく追及されたそうだ。(←イメージダウンすれば、即株価が下がるものな。)株が非公開となれば、経営の自由度も上がり、その上、株主総会で素人から経営に文句を言われることもないわけだ。
私が一番哀しいのはMBOによって株主優待がなくなることだ。ここは9月の権利確定で3,500円分の美味いものギフトがもらえ、翌年も引き続き保有していると5,500円分の美味いものギフトがもらえるのでお得感があった。泣く泣く指し値1,791円で売り、その金で、これまた5,000円買い物券の優待狙いでドラッグストアのカワチ株を購入した。