井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

エチカの泣ける深イイ話

2009-01-31 22:56:36 | Weblog
 去年の後半くらいから、芸能人が感動的な実話をプレゼンする番組が間違いなく増えています。どこかの局で当たれば、同じような番組が他局でも放送されることは仕方のないことでしょう。でも、こうも続くと…。

 基本的に「泣かせる番組」は嫌いです。自分自身が天の邪鬼だからかもしれませんが、プレゼンを聞いてスタジオ中が感涙にむせぶというのが異常に感じられます。社会というのは沢山の人間で構成されています。いい人もいれば、悪い人もいるし、条件によっていい人になったり悪い人になったりする人もいると思います。世の中、感動的な話のようにいい人ばかりとは限りません。他人をだまして儲けようとする人や他人をおとしめようとする人が限りなくいます。怪しいセールスの電話、怪しい薬品や出会い系のメールが毎日のように来るのが現実の世界です。だから、感動番組で「人間って素晴らしい!」なんて思ったらコロリと現実世界でだまされる危険性があります。

 それに、「いい人」って、生まれたときから死ぬときまで温厚な人格者もいるのでしょうが、感動番組では登場人物の「いい面」ばかりが強調されすぎていると思います。他人に迷惑かけたり、嘘ついたり、物欲に溺れたり、ときにはいいこともしたりというのが人間だと思います。偉人といわれる人も素晴らしい面ばかりが後世まで伝えられますが、野口英世は国とか知人とかから出してもらった研究費や渡航費用でどんちゃん騒ぎをして一晩で使ってしまったらしいし、確かに睡眠時間を削って研究を続けたが(エジソン同様ADHDタイプで自分の関心のあることをしていると眠さを感じなかったようです。)常識に欠け、他人に対しまともな挨拶もできなかったといいます。アフリカで医療活動を続けたシュバイツアーは現地人に現代医療を施していたけど、人種差別は肯定していたというし、ヒューマニズムにあふれたコメディ映画を制作したチャップリンは非常に女癖が悪かったっていうし、偉人といわれ、伝記としてまとめられる人々が全ての面で聖人君子かというとはなはだ疑問です。

 結局、ほんの一面だけ見て、「いい人」なんていうのが我慢できないのです。似た例では数値の一人歩きです。うちの職場で秋田県の児童の学力が全国一だとか、フィンランドの生徒の学力が世界一という話が出たときがあります。でも、それってすごく一面的だと思います。秋田県の人に全く恨みはありませんが、秋田県はここ13年間自殺率が全国一です。フィンランドに至っては、2週間前のNHKスペシャル「女と男」(1月18日放送)で見たことですが、欧州一の速度で精液内の精子の数が減少しているという話です。ケチを付ける気はありませんが、こう書いてしまうと今はよくても、将来的には……という気になるでしょ。情報の与え方で、特定の数字だけが一人歩きし、「優秀な県・国だ!」と思い込む危険性を感じます。やはり何事も総合的に見て判断しなければならないですよね。

ひこにゃん

2009-01-16 18:44:12 | Weblog
 16日(金)に帰宅すると、ひこにゃんからの年賀状が届いていました。

 実は、今月6日にNHKニュースで全国から届いた年賀状を満足そうに眺めるひこにゃんが放送され、最後に「なお、9日までにひこにゃんに届いた年賀状には返事が出されます。」とアナウンスがありました。

 私と妻は仕事上の関係が多いのですが、計200枚強の年賀状を出します。しかし、大学3年生と高校2年生の息子たちは、小学生の頃は年賀状を友だちとやりとりしていたようですが、最近はあけおめメール等で済ませてしまうので、年賀状を出さなければ、年賀状も届きません。ま、個人情報保護とかで学校で住所録を配付しないことも一因かもしれません。そういう訳で、年賀状が昔と比べて余っていたのよねぇ。

 これは、もう、ひこにゃんに出すしかありません! 7日午前中にひこにゃんが住む彦根城に宛てて年賀状を出しました。文面は「ゆるキャラのリーダーとして今年も活躍してください。」です。我ながら無難な文面です(笑)。

狼狽

2009-01-14 00:50:24 | Weblog
 1月11日は南向台(「なんこうだい」。福島市南部の住宅地です。)に住む元同僚宅へ香典を届けました。福島市北東の我が家から折角出掛けるので、ついでに花見山にも寄りました。

 車を降り、長靴に履き替え、「山道はそれ程雪はなく、楽勝じゃないか。」とロウバイ畑へ向かいました。「お、花見山は周りが山に囲まれているから、日の入りが早いんだ。西からの逆光でロウバイの花が光っていていいぞぉ。」とシャッターを押そうとすると、足下がぬるっとして尻餅をついてしまいました…。一旦滑り始めると、止めようがありません。いやはや驚きました、焦りました。非常にベタですが、まさに狼狽状態です。不幸中の幸いとしては現場を誰にも見られなかったことです。氷結路でも滑らない滑り止めのある長靴を履いていたのですが、ぬるっとする泥には効かなかったようです。

うそかえ祭り

2009-01-14 00:25:31 | Weblog
 恒例の西根神社どんと祭り&高畑天満宮のうそかえ祭りにやってきました。1月13日から16日までの行事なので、今年はどこも平日です。結構、土日や成人の日と重なるときが多いのですが、今回はオール平日ですね。

 平日なので、仕事が終わり、夕食後の出発です。午後6時半頃は冷え込んで吹雪いていました。「お天気悪いし、どうしようかな。」などと言っていましたが、午後7時半頃には雪は止み、月や星も顔を見せ始めましたので、これ幸いと出掛けました。

 参道はやはりぬかるんでいます。しかし、大勢の参拝客はそんなことは気にせず、うそ鳥(去年の悪いことをうそにしてしまう力があります。)を始めとした熊手や破魔矢などの縁起物を求めていました。

映画「僕らのミライへ逆回転」

2009-01-08 23:44:40 | Weblog
 1月3日に始まったばかりなのに、8日で上映が終わってしまうとは…。これはすぐに行くしかありません。今日の仕事帰りに福島フォーラムで見ました。

 これは、「映画愛」を具体化した小品です。今までのゴンドリー監督作品(って2作品しか見ていません。)「エターナル・サンシャイン」「恋愛睡眠のすすめ」では人間の恋愛感情を基本に描いていましたが、この作品は「映画愛」です。ストーリーも極めて単純明快。時空を超えたり、現実と夢が交錯したりしていません。

 発電所を破壊しようとして、忍び込んで大量の電磁波を浴びたジェリー(ジャック・ブラック)は、その電磁波で強力に磁化し、レンタルビデオ店のVHSテープの中身を全て消してしまいます。困ったジェリーと、ビデオ店のアルバイト店員マイク(モス・デフ)は、画像が消えてしまったビデオテープの代わりに2人で名作映画を次々とリメイクしていきます。しかし、チープな手作りビデオなのに意外にも人気が出て…というストーリーです。

【ネタバレ注意】
 ハリウッドの著名な映画を中心にリメイクされますが、それがとってもスケールが小さく、コスチュームも段ボール紙やアルミ箔、廃材等で作られています。そこがこの映画のミソです。高校時代に8mm映画を撮影し、文化祭で上映した私としては主人公たちにすぐに同化できました。リメイク映画故に、著作権法違反で差し押さえ等をくらってから、どういう結末になるのか心配しましたが、主人公たちがリメイクを止めてオリジナルの映画制作に乗り出し、完成した映画上映会では街の人々の映画へ温かい愛が注がれ、ほのぼの感あふれるラストを迎えていました。(←うまく説明できないし、説明しちゃうと感動がなくなるので、これくらいで。)


  ☆ 総合得点 80点(余り映画を見ない人はついていけないかも。)

PS
 おっと、ゴンドリー監督の「ヒューマン・ネイチュア」も見ていたのを思い出しました。これは文明に対する彼なりの批判ですね。

ロウバイ

2009-01-06 19:19:35 | Weblog
 福島市渡利にある花見山でロウバイが咲き出したとのニュースを聞きましたので、早速出発です。花見山は、地元の花卉(かき)農家である阿部一郎さんが多くの人々に花々を見てもらおうと公園として開放している私有地です。四季を通じていろいろな植物が見られるので、結構関東ナンバーの車もよく来ています。ほとんどはカメラを手にしたおじちゃん・おばちゃんです。

 ロウバイは、逆光で見ると名前の通り花びらが蝋細工のように半透明な感じです。地面には暮れに降った雪が残っているので、花びらの黄色がよく映えていました。でも、花自体が小さくあちらこちらにあるので、どこにピントを合わせていいのか悩む花ですね。

初運動

2009-01-04 15:17:30 | Weblog
 年末年始の休みは今日で終わり、明日が仕事始めです。

 家にいると何した訳でもなく、ごろごろして終わってしまうので、トレーニングジムへ来ました。今年最初の営業日ということで、多くの人がマシンを使って汗を流していました。

 休み中に増えた1キログラム、落とすのは容易でありません。

迎春

2009-01-01 12:14:50 | Weblog
 新年明けましておめでとうございます。

 今年も信夫山の護国神社にやって来ました。時折、小雪が舞いますが、まずまずのお天気です。参拝客が列を作っています。いつもより混んでいるようです。