先生方にお願いこれからのことは主に新聞紙上で得た知識と私の想像で書いているので、間違った所とか、認識不足の所がありましたら、どうぞご遠慮なくアドバイス下さい。
<学力低下の問題の発生>
昭和40年ころから50年ころにかけて、学力の低下が問題になりました。そのころは日教祖が全盛の頃で、大会のニュースが新聞を賑わしていました。
最初に問題になったのは、中学校からの教師の報告で、中学校に入って来る生徒の中には、中学校で習うに必要な小学校の学力がないと言う事でした。
日教組の大会では他の労組のそれと違って、待遇改善や組合員の地位の向上だけの討議だけでなく教育問題にも踏み込んだ討議があると思っていました。
それで当然に中学校側からの小学校側に対する批判であり、それに対していかに具体的な対策が検討されると思っていましたが、それに対する報道は殆どありませんでした。
その後しばらくして、日教組から学級定員の縮小の意見が出たのが一般国民が知った唯一の対策でした。
これは良く考えて見ると、教師の荷重を減らすことであり、これが進んでは、ゆとり教育という名の、教師のゆとりの確保と言う勝利に繋がったようです。
つまり日教組大会での学力低下の討議は、具体的のにどうこうすると言うのでなく、文部省に対するアピールのためだけであり、教育問題の討議という名の教師の待遇改善しか見ていなかったような気がします。
6月11日の手紙に書きました様に、私の娘がその生徒達に学力不足の生徒に補習をしたい言う申し出を拒否されていたので、特にこのこの一連の報道が私の記憶に残っているのです。
実はこの手紙を書く前に、念の為に、”教えてgoo”で当時の小、中学校の関係者からの学力不足に対して取られた具体例を聞いたのですが、余りにも昔のことなので、回答が得られませんでした。
それで「落ちこぼれ、対策」「学力不足、対策」で検索し、気付いた所の質問と回答を見ました。具体的な対策は蔭山先生の本の紹介など僅かな例を除いて殆どありませんでした。
一番多かったのは、学力不足を補う為に塾に行かせるか否かの話でした。
中には教師自身がその子供を塾に行かせるか否か迷っている話とか、父兄の人が現役の教師から塾に行くよう勧められた話までありました。
この事から考えても、学校や教師それから文部省は本来のお客さんである生徒達やその父兄の人々のニーズに応えないまま、50年間もこの問題を放置し続けているような気がします。
このブログを見られた方にお願い教育現場で学力不足への具体的に対応された例がありましたら、是非コメントをお願いいたします。
参照毎週日曜日,July 11, July 13 投稿、