G-8も7月17日に無事終わりました。
然し、このサミットの記念写真を見ていつも思うのですが、日本の首相が他の首領に比べて、いかにも存在感が薄いのが目立つことです。
新聞やテレビの報道からも想像出来る事ですが、写真からも日本の首相が他の首領からもほんのおつきあい程度の扱いしかうけてないように見えるのは気のせいでしょうか。
今でも印象に残っているのは、他国の首領の後ろでニコニコしていた、何人かの日本の首相の姿です。
これは日本人が小さいからではなく、何かが欠けていたような気がします。
それに比べて、小泉さんは彼なりに頑張って今まで以上の成果を上げたのでしょう。
そして持ち前の気さくな振る舞いで、おめず臆せずに振る舞って、ブッシュさんから、注意されたと報道されていました。
小泉さんのその人柄を日本人に愛されて、首相在任記録を更新したそうです。
然し日本を担って立つ国際会議で、愛されるのは良い事でしょうが、それ以上に他の首領から尊敬され、場合によっては、一目わ置かれる存在になって欲しいのです。
[ヨン様に振った手を純ちゃんに振る]
この前の選挙は郵政改革ではなくて、小泉さんの人気、巧みな軽薄なマスコミの操縦術で今まで選挙に関心がなかった軽薄な人達に支えられて大勝利を納めたのです。
小泉さんの特徴は、軽さと頑固さだと思っています。
第一に靖国参拝という宗教問題を政治公約に上げたことです。
なんと言う軽い判断でしょう。
今頃になってこれは政治問題にならないと言って居ますが遅すぎます。
そして、此れ幸いと取り上げた、他の国の反対にも関わらずに頑固に押し通したことです。
各種の改革を取り上げて、強引に推進したのはよいのですが、皆つまみ食いに終わってしまいかかっています。
米国一辺倒の外交で韓国や中国の問題も解決出来ると言う言動。(日本の命運を左右する問題なのに)
それへの批判に対して、国会の多数を占める、与党の力背景に、人をおちゃらかす返答で押し通してしまいました。
各国は日本のこのようなことや、その首相のことを良く見ていると思います。
このような首相がかりに愛されても、尊敬されるでしょうか。ここまでは誰でも容易に想像出来ます。
然し、他から尊敬され、一目置かれるには、北朝鮮ではありませんが、自国は自国で守る力を持つ事ですが、これは問題が大き過ぎますので、省略します。
その他に、日本の首相が、
日本の情勢のほかに、世界情勢に対する確固とした判断力を持つ事。
ビートルズだけでなく、国の首相と歓談するに足る、充分な素養と教養を持って置く事。
上のことを話すに足りる充分な英語と社交の能力を持つ事。
を持っている必要があると思います。
勿論、私など上の全ての点で不得手で、偉そうに言う資格はありませんが、自国さえ 自分で護れない日本だからなお一層、日本の首相が他の首領から尊敬され、一目置かれるように頑張って頂きたいと思っております。