普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

全く筋の通らない小沢さんとそのグループの動き

2012-06-30 16:23:54 | 野田内閣
・民主主義のルール無視の小沢さんの動き・消費税増税はマニフェスト違反? ・反対派の言うマニフェスト回帰が正しい選択か・消費税増税と反原発で選挙は勝てる?・「次の選挙」のキーワードで総て解ける不可解な小沢Gの動き
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・読売新聞世論調査に就いて
・小沢氏ら一部の議員が消費税率引上げ法案の採決で反対したことに理解出来る?出来る43、出来ない48
・民主党は上記で反対した議員を厳しく処分すべきか?すべき52、そうは思わない79
・小沢新党に期待する?する16、期待しない79

 採決反対では誤差の範囲で五分五分の支持ですが 、党議拘束に反した人達の処分の要否、小沢新党への期待では、小沢さん達の動きは完全に国民の意志とかけ離れた動きをしているようです。
・民主主義のルール無視の小沢さんの動き
輿石さんの党分裂回避の要請に小沢さんは野田さんは参議院での消費税増税提案を引っ込めろと言っていますが、自分が無理難題を言っていることが分からないのですか?
 反対派の言いたいのは民主党内の正式の会での採決をしなかったことのようですが、その経緯はともかく、衆議院での採決は正式のルールに乗ったものです。
反対57名と言いますが民主党衆議院議員約280名の僅か20%です。
 数で負けたらあっさりそれに従うのが民主主義です。
 そこで圧倒的多数で破れた法案を党内の留まるか否かを出汁に、これも正式のルールである参議院で採決しろと言うのは、輿石さんと小沢さんの間では通っても、国民が許す筈はありません。
  最近小沢Gの人達が良くテレビに出ますが、この様な恥ずかしい動きをしていて、良くも人前に出れるとは信じられない思いです。
これが長引けば長引く程、野田内閣と民主党の支持率の低下、小沢新党の期待の低下に繋がるだけです。 
 先の読売の調査では自民党の支持率20に対して、民主は僅か13%です。
 これで選挙となれば小沢チルドレンの大半の落選は必死で、数を頼みとする小沢さんの手元に何人残るのでしょう。
 まるで小沢さん最後のあがきのように見えますが。
・消費税増税はマニフェスト違反?
 この問題は何度も書きますので簡単に書きますが、菅さんの時の参院選のマニフェストには「早期に結論を得ることをめざして、消費税を含む税制の抜本改革に関する協議を超党派で開始します。」と明記し、菅さんも10%に増税を言っています。
 衆院選の古いマニフエストとそのごの参院選のマニフエストのどちらが有効かは明らかです。
 小沢さん達は消費税増税が敗戦の原因だと菅さんを責めたてていたのを反対派の人達はこのことを忘れたのでしょうか。
・反対派の言うマニフェスト回帰が正しい選択か
 菅さんが敗戦したのは自民党と同じ10%の増税そのものでなくて、菅さんが助言者の言葉に乗って急に消費税増税を言い出したこともありますが、基本的には鳩山ー小沢ライン時代の鳩山さんの「少なくとも県外」の大失言と、政権奪取以来のマニフェストのボロ続出です。民主党は参院選敗戦の総括をしてこなかったのが、現在の民主党の大混乱の最大原因と思います。
 読売では前の経済企画庁長官の田中秀征さんが民主党の最大の失敗は、もともとクリーンなイメージの党を小沢さんの自由党を受け入れたことと、小沢さんに選挙目当てマニフェスト作成を総て任せたことだと書いていました。
 私も似た考えですが、百歩譲っても前に書いたように中国など新興国の台頭に伴う大きな経済環境の変化の中でマニフエストをどう応用して適用すれば良いか、その財源はどうするかなど具体策をどうすれば良いか、提示すれば小沢さんやそれを支持する人達の意見がもっと通ると思うので何の具体策もでないのは何故でしょうか。
・消費税増税と反原発で選挙は勝てる?
と小沢さんがグループの人達に言ったと伝えられています。 
 消費税増税を実施してもしなくてもどうなるかその成否はは結果を見るしかありません。
 然し原発は一部の反対派も大騒ぎし、NHKなど一部のマスコミも反原発のムードを煽るような報道をしていますが、誰がどう考えても原発の段階的縮小、再生エネルギーの早期開発と買い取り制度に伴う電気料金の値上げ、その不足分を火力発電所の増加→燃料費と電気料の高騰と、地球温暖化ガス排出の増加を我慢するしか道はありません。
 国の政治を預かる政治家がこの様な総合的な判断もせず、その負の部分を国民にも訴えずに反原発だけ言うのなら山本太郎さんレベルに落ちることになります。
・「次の選挙」のキーワードで総て解ける不可解な小沢Gの動き
今回の小沢さんやその支持者達の不可解な動きは、今のような緊急・重大な経済環境のなかというのに、次の「次の選挙に負けぬこと」というキーワードで総て割り切って解釈出来るのは残念です。
 小沢新党の不人気、13%と言う民主党の超低支持率、バブルで当選した支持基盤のない小沢チルドレンで大半を占める小沢グループ。
 選挙をしたくないのは野田さんも小沢さんも同じ。
 結局は誰でもが考えるように、小沢さんとしては離党をちらつかせながら、何とか党に残って(勝ち目の少ない)9月の代表選で巻き返しを計るか(期待されてない)新党を作るしかないような気がしますが、小沢さんは何を考えているのでしょう。 (23日20.00現在記)

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