・石原都知事に尖閣を買わせるだけにして置けば問題は起きなかった・これから先は中国との情報戦・国、国民は手を分けて情報発信を
今回の尖閣諸島問題での中国の対応です。
新聞やテレビによると中国は尖閣諸島周辺の政府の艦船の周回や漁船出航、経済面での嫌がらせなどで日本に圧力をかけている他に
・尖閣周辺を領海とする海図等を国連へ提出
・中国気象局が尖閣周辺海域の天気予報開始
・東シナ海で領海の基線から200カイリを越える大陸棚の延伸を求める申請案の提出を決定
・各国首脳との会談ごとに中国の主張の正当性主張
などの情報戦を展開しています。
これに対して日本は民主党代表選などもあったでしょうが、何のこれと言った動きもして居ません。
頼みの米国は尖閣有事のときの安全保障を日本、中国に明らかにするだけで、竹島を含む領土問題に就いては傍観の姿勢です。
私は安倍さん提唱の情報機関設置のように、外交では武力も使えないし、かってのように経済力も使えない日本は、情報戦に頼るしかないと書いて来ましたが、民主党政府はその動きすら見えず、ひたすら冷静に事態が収まるのを待っているだけのような気がします。
このままでは尖閣も竹島、慰安婦問題の二の舞になりかねない状況です。
私の考える情報戦略は情報の収集・解析と発信、情報機能の高度化、その多様化にともない諸施策、例えばハッカー対策に加えて、これと関係しますが有事の際の(攻撃を含む?)情報戦略、それと今回のような平時だが国と国の争いの場合の国民をを巻き込んでの情報戦略の高度化などです。
今日は最後の政府と国民の協力に就いて考えてみました。
当面の相手の中国はツイッターなどの利用によるデモのコントロール、政府機関によるデモ要員の派遣や尖閣周辺に迎え漁船の報償金の支給など、独裁政府らしいやり方をしていますが、民主主義国家の日本では、政府と国民の阿吽の呼吸による協力か、政府の裏面での国民への協力要請くらいしか出来ません。
私は前にも書きましたが、民主党政府の強腰、弱腰の是非はとにかくとして、今のように弱腰外交を続けるのなら、石原都知事の尖閣購入問題が起きたときは、形だけでも土地購入は都知事に任せて、彼のが船溜まりなどを作る動きを禁止して中国に良い顔をして見せて友好関係を保つ一方、政府と石原さんの阿吽の呼吸で中国との摩擦を最小限にして、次第に実効支配の目的を達成する方法を選ぶなど誰でも考えつくことだ。
民主党政府が国有化の件で中国を納得させるより、尖閣を購入した石原都知事に島内に設備を作らせないように納得させる方が遥かに楽だ。
と書きました。
これは私の独りよがり意見ではなく、石原さんに買わして置けば所有権の移転だけだから 、中国は日本に文句など出ないはずと言うような似たツイートが出ていました。
私が言いたいのは、民主党政府の批判でなくて、石原さんの動きを利用して、尖閣問題をいかに上手く日本に有利な働かせるかを考える情報戦略を立てるべきだったと言うことです。
今日の新聞でも日本は尖閣に対しては領土問題は存在しないと言う立場で、今まで何もしなかったが、これからは中国に対抗処置を取らなければならないと書いています。
実際政府は中国の大陸棚の延伸の主張に反論するようですが、それだけで良いのかと言えばその儘では前に書いたように竹島、慰安婦問題の二の舞になります。
中国の申し出に対する抗議の仮になにも出来ないとすれば、後は国民の出番しかありません。
もし日本に情報機関ができていれば、政府は知らない形で国民に情報の発信を依頼することも出来ますが、いまの所国民が自発てきに中国や韓国を含む諸外国に発信することです。(情報機関があれば中国語、韓国語への発信のサンプルを作るところでしょうが。) それで無い智恵を振り絞り、ネット、ツイッターの利用法も良く知らないまま、次のような Wall Street Journalのツイートの返信の形で流して見ました。
「世界に発信しよう中国の反日デモ(この部分は国内向け、以後世界向け)
This is China :http://bit.ly/Sjymfu @WSG
Recent violent anti-Japan rallies taken place all over China #senkaku」
注:・映像は平和堂へのデモ隊の暴動
・WSG: Wall Street Journal
内容はデモの日本のスーパーの乱入の実写ですから誰からも文句は付けられませんが、中国政府に取っては痛手になるでしょう。
その他には、デモの若者と警察官が同じバスから出てくる映像、それに対応して整然とした日本の反原発デモの映像や、尖閣が日本の領土であることを示す英文の解析付きの文書などいろいろ発信出来ると思います。
問題は私のツイートの中心はブログの更新毎の紹介などでフォロワーが100名を切ること、情報収集力やネット、ツイッター、英作文の処理能力の不足、体力や事務処理能力の不足など問題が色々あり過ぎるほどあることです。
訪問者の皆さんのように識見に優れブログ、ツイッター、フェイスブックなどの情報ツールに慣れられた方、体力の有り余る方達ならならもっと優れた情報をもっと多くのフォロワーに流せると思います。
私を含むネット評論家はともすれば井の中の蛙に成り過ぎる傾向にあるようです。
間違った愛国の中国のハッカーの違法手段でなく、私たちが正確な情報を世界に流すことも、日本のためになると思うのですが。
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