普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

世論調査を読む・好調自民、低迷民主そして維新は?

2013-02-11 19:40:31 | 政策、社会情勢
・安倍内閣の問題点・出血覚悟の改革なしには先はない民主党・維新の唯一の売り物の公務員制度改革へ集中すべき
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 読売新聞が世論調査の結果を発表していました。
・安倍内閣を支持?71%(前回68%) (以下%省略、括弧内は前回の数字)
・支持する理由?これまでの内閣より良い41、政策に期待できる24(20)
、*これまでの内閣の方が良い2
・どの政党を支持?自民党42(37)、民主党6(6)、維新の会5(7)、みんなの党3
・参院選比例代表へどの党に投票?自民党42、民主党7、維新の会13、みんなの党5・2%の物価上昇目標とする政策?評価58、評価しない25
・公共事業費の増大?評価56、評価しない33
・安全性を確認した原発の運転最下位?賛成44反対46
・TPP参加?賛成52、反対32

・自民党と同政権 
 内閣や自民党の支持率の上昇は数字で明らかのように民主党政権とそれを担うべき、民主党の惨状との比較だと思うべきです。
 自民党政権はアベノミクスへに付け込む投機資金の動き、公共事業費拡大は利権漁りと言う旧来の自民党政治への回帰批判、いよいよ原発再開の動きが出た時の原発運転反対運動の盛り上がり(私は自民党の考えに賛成と言うかもっと積極的に動いて貰いたいと思っていますが)、TPPに関連して支持母体の農協絡みの農村改革への遅れへの批判(現に読売は今日の社説で自民党の農村政策に就いて社説で批判しています。)など、大きな問題を抱えています。
 自民党は内閣や党への支持率上昇に驕らず、慎重な政策運営をするべきです。
 そのために内閣は慎重派の石破さんとも緊密な連携を図るべきだし、特にアベノミクスに伴う投機資金の動きに直ぐ対応できる体制を作って置くべきです。
 それともう一つ自民党政権は選挙に不利になるがやらねばならぬことは選挙の後に延ばす政策を取ってきました。
 例えば前記のTPPに入る入らないのは別としてやらねばならないと言うのがもう常識になっている農村改革です。
 これも見え透いたやり方をしても、改革をしなくても引き延ばしをしても世の批判を浴びるのは間違いないと思いますが、どう対処するのでしょう。
 素人の私からみればやらねばならぬことは時期を失しずに(例えば仮にTPPに参加表明をするとした場合には、農村対策を同時に発表するなど)やる方が党のためにも良いと思うのですが。
・民主党
 私はたまたま前々回と前回のエントリーで民主党を取り上げて居ますので省略しますが、政権陥落後の支持率は約8%でしたが読売の数字では6%が前回に続いていますが、長い眼で見れば漸減傾向にあるのは間違いない、このまま下手をすれば私が言う絶滅危惧種の社民党の道を辿るかも知れないことを思って、痛みを伴う党内改革、マニフェストの基本的な見直しから今すぐ、そして着実にやるほかないと思います。
・日本維新の会
 調査の数字を見ますと、看板の橋下さんが喋るほど、そして党がみんなの党などともたもたするほど評価を落としていること、それでも国民は選挙で頑張って欲しいと思っていることを示していると思います。
 そんなに迄して国民が維新の会に期待するのは、橋下さんの大阪府・市の行政改革の手法を国の官僚制度に持ちこみ、橋下さんの突破力で官僚の抵抗を打ち破って貰いたいだけです。
 国民が彼らを支持しているのは地方分権や所得税での地方配分でもないと思います。
 彼らが橋下維新の会に期待するの自民党・民主党政権が官僚の抵抗に逢って公務員制度改革に完敗したことの欲求不満を橋下さんに晴らして貰いたいだけで、それ以外は付け足しです。
 そして橋下さんの実績も大阪府・市の行政改革だけで他はこれと言った業績は見当たりません。
 橋下さんも維新の会も原点に帰って当面の目的を政治主導の行政改革一本に絞るべきです。
 人間は揃っています。都の改革を実行し官僚政治打破を訴え維新の会と合同した石原さん、公務員制度改革の一歩前での内閣の腰の弱さに憤慨して自民党を飛び出した渡辺喜美さん、そして彼を公務員制度改革に担当させた安倍さん。そして今回公務員制度改革担当大臣になった発信力のある稲田朋美さん。
 これだけ揃って一歩前に踏み出さないのは可笑しいと思いませんか。
 橋下さんも維新の会も今何をすべきが、国民は彼らに何を期待しているかを良く考える時だと思うのですが。

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