一昨日の戦前、戦時中の日本人の価値観でタレントの太田光さんが出した「テロとの戦を止めよう」というマニフェストについて、芸能人や文化人、国会議員までが参加し、法案の賛否をめぐって激論を交わす“政治バラエティー番組”について太田さんのテロとの戦いは価値観と価値観の戦いだから、戦争に参加するなど意味がない と言う趣旨の発言の関連して、日本が第二次世界大戦を始めた当時の日本人の造られた価値観について書いた所下記のような、丁寧な文面だが厳しいコメントを頂いた。
これらについて私の何時もの舌足らず、独りよがりの駄文のなせることで、説明不足の点について投稿者始め読者の方々にお詫びしたい。
私は基本的に他の人の書かれたブログや、私のブログへのコメントについては、それぞれに意味があり尊重すべきだと思っているので、批判はしない立場だが、投稿者のご意見には基本的な大きな問題を含んでいると思うので、ご指摘頂いた書き足りなかった点を補足して置きたい。
従って投稿されたかたのご意見にまともな返事にはなって居ないかも知れないがご了承願いたい。
[コメント頂いた方のご意見の概要](詳細は上記ブログのコメント参照)
・米国がテロとの戦いを始めた後、急速にテロリストが増大している事実から米国の目的はテロという犯罪を撲滅しようと思っていない。
・日本がそんなに米国にこびなければならないか。
・日本に反撃能力が無いのは、日本国憲法を日本に押し付けたのは米国の所為だ。
だから米国には日本の防衛に不備があればそれを補完する義務がある。
・ペルシャ湾の危険性を言うが、危険な海域にしたのはイラクに攻撃をしかけた米国だから、米国はその責任上海域を安全にする義務がある。
・太田さん番組のレベルが低いと言うが、今度の戦争の本質が何なのかを考える参考になる。
[世界レベルでのテロの発生、拡散]
中東の紛争や戦争から学んだもの(1)[米国の民主主義とは] (06,6,22)で次の様なことを書いた。
<<もし昔、米国がイスラエルの制裁決議に何度も拒否権を発動しなかったら>>
多分、当時の政権は次回の選挙で一部の有力者の支持が得られず苦戦したか、負けたかも知れません。
然し、イスラエルとパレスティナの紛争は今ではとっくに解決しているのかも知れないし、9月11日に多くの犠牲者を出さずに済んだかも知れません。
<<もし、米国が安保理の決議を無視して、イラクに先制攻撃をしかけていなかったら>>
多分、ブッシュ大統領は、次回の選挙で一部人たちの支持が得られず苦戦するか、負けるかも知れません。
然し、イラクでの戦争はいずれ避けられなかったかも知れぬとしても、(安保理の決議があれば)米国兵士の戦死者は今より遥かに少なかっただろうし、イラクに平和がとうにがもう戻っていたかも知れません。
<<もし、イラクの政権が出来た今、米国がその軍隊と、開戦後イラクから得たと言われる権益を全て引き上げ、今後ともイラク政権への影響力を行使しないと決めたら>>
多分、ブッシュ政権は直ぐに転覆するか、次回選挙では大敗するのは間違いないでしょう。
然し、世の中で密かに言われているような、米国が民主主義の名のもとの帝国主義の道に突き進んでいる国だ?と言う誤った考えを一新するのには、絶好の施策でしょう。(以下省略)
然し事実は米国はこの様なことをしなかったので、本格的な戦闘時よりフセイン没落以後の方が大きな兵力の損失を招いている。
一番問題なのは、
・9/11はテロが欧米に対する、対抗手段として有効なことを示した。
・そして その効果がイラクの戦争でさらに実証され、世界的に拡散された。
・そして そのこと全てに米国が関わっている。
・そして一番テロに手を焼いているのも米国だ。
然し日本と違って他の国、特に欧米の国は絶対に自国の責任を認めようとしない。
そして日本を含む多くの国が国際貢献の目的で、米国の引き起こしたテロの拡散の対策に巻き込まれているのだ。
[米国依存について]
その場凌ぎの政治から抜け出すために (06,8,9)でシンク・タンクの設立の必要性の理由の一つとして、次のように書いた。
<<永久に米国に依存してゆくのか>>
なお一層難しいのは日本の米国依存の体質の問題があります。
小泉さんのように米国一本槍というのは大変判り易いくて、一部の国民の人気になっている一因と思いますが、もっと多くの国民が一抹の不安感を持っているのは間違いないと思います。
然し世界の歴史で見るように、ローマ帝国その他の世界を制覇した国々は必ず何時かは滅びるか、衰えるのは、間違いないところです。
米国も多くの不安要因を持っているそうです。そして世界からみれば必ずしも好感を得ていないようです。
さらに、今後何年かの歴史の中で、米国は最悪の国として描かれる可能性もあります。
・核兵器を開発して全世界に広めた国
・その核兵器を使用した最初の国
・二次大戦後、世界で一番余計によその国で戦争をした国
・折角出来た国連でイスラエル問題で拒否権乱発した国
・処理の難しいテロリズムを誘発させ拡散させた国
そして、若しその様な評判の悪い米国がぽしゃった時、それに頼りきった日本の世界における立場はどうなるか。
外交方針は。
どうして国を護るのか等々。
勿論これは完全な秘密の中で、然も各政党の立場を離れた、日本と言う立場で研究されなければならぬのでしょう。
これが私の日本の米国に対する政策、戦略についての意見だ。
私はコメントを寄せて頂いた方のように、米国が日本の防衛の義務を果すべきだからと言って、そうしてくれるかどうか知らない。
日本政府もそれに対しての一抹の不安があるから、北朝鮮からの攻撃に対しての、米国の保障を確実にして貰う為に給油をしていると言う意味も含んでいる。
これについては賛否があるが、少なくとも太田さんの言う価値観の対立一辺倒の単純な理由で給油しているのではない事は事実だ。
米国を含む外国はそれぞれ自国の有利になるような施策を考えている。
日本も日本の立場で今後如何にして国を守るか護るか、日本が自分自身で考えねばならぬ時期に来ていると思う。
[公平な放送]
私は、太田さんの番組は「たかじんのそこまで言って委員会」や「たけしのTVタックル」より質が落ちると書いたが、レベルが低い など言っていない。
つまり前二者は、出席者がほぼ同じぐらいの発言の機会を与えられているので、色々の考えから問題の全体像が判る点で、太田さん一人でしゃべり捲くるより、遥かに公平でより真実に迫る番組だ。
例えば、「今後ぽっちゃりとした人を美人と言おう」と言うマニフェストなら一人でしゃべり捲くっても、害などなにもない。
それが「テロとの戦いを止めよう」と言う国の行く先を決め、ことは憲法に関わるかも知れない番組は話が別だ。
それを折角よんだ金美齢さん、山本一太さん、原口さんなどしっかりした意見を持っている論客を差し置いて、太田さんの独自の一方的な考えを長々と聞かされるのは、コメントされた方の言われる様に、テロとの戦いの一面は知っても、全体的な問題点を知ることになならない。
単なる娯楽番組としては、太田さんの番組の方が質が上かも知れないが、啓発を含んだ娯楽(その逆かも知れないが)番組としては、前二者よりはるかに落ちると思う。
私が前のブログで書いたように、テレビ局は報道機関としての義務とプライドを持って、面白くてより為になる番組を作って貰いたいものだ。
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私は、1月29日の「米国がもし~したら、~しなかったら」のブログでで書いたように、米国のイスラエル支持一辺倒の政策も9/11の一つの原因と考えています。
おついでの折でも覗いて見てください。
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“友人”ニック・ロックフェラーとの会話内容を語ったインタビューの一 部がネット上で公開されています。
二ック・ロックフェラーは
「全住民にマイクロチップを埋め込むのが最終目標だ」
と言っ た
<アレックス・ジョーンズ インタビュー>
プリズン・プラネット
2007年1月29日(月)
アロン・ルーソ
その彼が、9/11の11ヶ月前に「これからある出来事が起こる」と言ったんです。それがどんな出来事かは言わなかったけれども、その出来事ゆえに我々はアフガニスタンを侵略してカスピ海から(石油の)パイプラインを引くし、イラクを侵略して油田を確保し、中東に(米軍)基地を構築してあの辺をニュー・ワールド・オーダー(新世界秩序)に取り込むと。それからベネズエラのチャベスをやっつけるんだと。
そうしたら彼の言った通りに9/11が起こって。彼は米兵がアフガニスタンやパキスタンの洞窟を探しまわることや、「対テロ戦争」が始まるけれども本当は敵なんかいないし、それら全部が巨大なでっち上げだと話していましたよ。政府がアメリカの人々を支配するための手段だって。・・・
もっと遡って世界と紙幣(銀行)の制度ができた近代まで見てはどうでしょうか。
然しそれは各国に強い影響をあたえると思うので、慎重に進めるしかないと思います。
これからもご助言とサポートをお願い致します。
だから台湾問題は日本問題でもありそうで。無党派さんは今具体的に日本政府はどう動くべきだ、とお考えなのでしょうか?