戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。もし宜しければ是非ご一読の上、趣旨にご賛成ならお手数ですが拡散をお願いします。
3月17日の夜NHKの「100分deメディア論」(メディアとの向き合い方を名著ら読み解き徹底討論)のテレビを見ました。
最初に取り上げたのは山本七平さんの「空気の研究」。
正に私がシリーズでとり挙げている「空気に流される国日本」の話です。
その空気形成の特徴はキャッチコピーの「八紘一宇」や「一視同仁」の言葉を使い国民を一方に向けさせるやり方。私が前にも書いた原発反対派が良くいう「原発安全神話、「原子力村」と同じです。
解説者はその一例として「浮沈戦艦」の高千穂?が飛行機の援護もなく単独の出撃し米国機の空爆で撃沈し多くの人をうしなったこと。艦長が空気に流された思考停止に陥ったのだろうとと言う意味のことを言って居ました。
戦中に生きた私の意見は違います。軍隊、特に戦争中の上司の命令は絶対服従。知覧の特攻隊と同じ。特攻の兵士が空気に流されたと言えるでしょうか。彼らと同様に彼は危ないと知りつつ万一の成功に賭けたと思います。
同じ大戦のことを取り上げるのなら、十分に考える時間も、国の方向も考えられたのに大戦な突入したことを取り上げるべきでした。
私は「戦前・戦中派の私から世代の方たちへの申し送り、空気に流される国日本」で次のようなことを書きました。
「無謀に米国に宣戦布告した日本」
満州での関東軍の暴走に対して国連は反日一辺倒、米国主導のABCDライン(米・英・中・オランダ)による日本への石油封鎖の中で、国連はリットン調査団をアジアに派遣した。その結論は「樺太、朝鮮半島、台湾、満州の既得権益は認めるが、(関東軍主導による)満州国建国などそれ以上の権益拡大は認めない」というもの。当時の世界の考え方はこの程度なら国際法違反にならなかったのか。
今考えると
・日本にとって有利な調査団の報告
・調査団の報告は日本政府すら困惑していた関東軍の行き過ぎを指摘したのにすぎない
・日本より遥かに大きな国力、工業力、資源を持っていた米国相手に戦争するのは無茶な話
など考えると「耐え難きを耐えて」て、調査団の報告を受けいれるべきだったのかも知れない。
然し当時の日本は日清、日露の戦争で連勝。政府の言うことを聞かない関東軍だけでなく当時言われた壮士、国士たちが満州や蒙古まで飛び出して活躍、国内でも周恩来や孫文を匿う(後の日中の国交回復に貢献)など行け行けどんどんの空気。
それで松岡洋右の国連脱退の大演説に国民・マスコミは拍手大喝采。御前会議では慎重論も出たそうだが。遂に大戦に突入し大敗。なお最近の論壇誌では松岡さんはアメリカとの戦争には反対していたそうだ。
何しろ資源がなくて寺の鐘楼まで回収する日本と、豊富な資源を利用して猛烈な砲撃戦でダメージを与えてそれから突入する米国。その優れた工業力が産んだB29に届かない高射砲で飛行機で体当たりするしかない日本。
米国への宣戦布告、大敗の理由、原因は多くあると思うが、当時の日本がいけいけどんどんの空気に流されたのも原因の一つであることは間違いないと思う。
「空気に流される原発問題」
今過去は過去。テレビは今の問題として今でも空気に流されている原発問題までも取り上げて呉れるならと思ったのですが。何しろ「原子力村」のキャッチコピーに囚われて政府・国会調査団で現場を知らない学者、それこと文字通りの普通の人までいれた報告。普通なら原発の中で働いている技術者。原子炉以外の故障の原因となつた水回りを中心とする技術者を入れるべきなのに。だから今でも原発訴訟で裁判所の判事や原発立地の県知事までが、「事故原因が究明されていない」と言われているのです。
詳細は前回投稿の「空気に流される国日本と原発問題」をご覧下さい。
「空気を作り出すテレビ」
実は私は前記のテレビを見る前に次のようなことを書きかけていたのですが。
テレ朝の森友問題を取り上げるとき必ず放送する国会を囲む「安倍辞めろ」の一団のテレビを見て、直ぐ前回の選挙で同じことを言い安倍さんのこんな人達の意見を聴けるかの発言で一挙に支持率を落としたこと。沖縄の基地反対運動を展開する団体の素性を放送せぬので全体が素人のように感じさせること。両方とも一日では出来ないプラカード、組織的な運動。明らかに一種のセミプロの集団。
NHKでも安全保証問題を放送した後何故か必ず放送する公明党のトップの発言と、大小の規模を問わず安保反対のデモの放送。
伊調選手の事について谷岡学長が次期の戦いに向けて選手としての活動をしていないことを取り上げて、彼女が選手ですか」と言ったのを、「彼女が選手ですか」だけを取り上げ「オリンピックを四連覇した彼女を選手でない言うとは]と批判するテレビ。(伊調さん側の説明によれば「練習場所をなくし」た彼女がそれを期にアルソックとの選手契約から社員契約に変えて仕事に専念している由。)谷岡さんも言葉足らずですが、批判するなら彼女にそのことを指摘せずにそのまま何でも批判するテレビ。これは安倍さんの言う印象操作。この投稿の流れ言えば反安倍、反レスリング幹部への空気作りと言うことになるのでしょう。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
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3月17日の夜NHKの「100分deメディア論」(メディアとの向き合い方を名著ら読み解き徹底討論)のテレビを見ました。
最初に取り上げたのは山本七平さんの「空気の研究」。
正に私がシリーズでとり挙げている「空気に流される国日本」の話です。
その空気形成の特徴はキャッチコピーの「八紘一宇」や「一視同仁」の言葉を使い国民を一方に向けさせるやり方。私が前にも書いた原発反対派が良くいう「原発安全神話、「原子力村」と同じです。
解説者はその一例として「浮沈戦艦」の高千穂?が飛行機の援護もなく単独の出撃し米国機の空爆で撃沈し多くの人をうしなったこと。艦長が空気に流された思考停止に陥ったのだろうとと言う意味のことを言って居ました。
戦中に生きた私の意見は違います。軍隊、特に戦争中の上司の命令は絶対服従。知覧の特攻隊と同じ。特攻の兵士が空気に流されたと言えるでしょうか。彼らと同様に彼は危ないと知りつつ万一の成功に賭けたと思います。
同じ大戦のことを取り上げるのなら、十分に考える時間も、国の方向も考えられたのに大戦な突入したことを取り上げるべきでした。
私は「戦前・戦中派の私から世代の方たちへの申し送り、空気に流される国日本」で次のようなことを書きました。
「無謀に米国に宣戦布告した日本」
満州での関東軍の暴走に対して国連は反日一辺倒、米国主導のABCDライン(米・英・中・オランダ)による日本への石油封鎖の中で、国連はリットン調査団をアジアに派遣した。その結論は「樺太、朝鮮半島、台湾、満州の既得権益は認めるが、(関東軍主導による)満州国建国などそれ以上の権益拡大は認めない」というもの。当時の世界の考え方はこの程度なら国際法違反にならなかったのか。
今考えると
・日本にとって有利な調査団の報告
・調査団の報告は日本政府すら困惑していた関東軍の行き過ぎを指摘したのにすぎない
・日本より遥かに大きな国力、工業力、資源を持っていた米国相手に戦争するのは無茶な話
など考えると「耐え難きを耐えて」て、調査団の報告を受けいれるべきだったのかも知れない。
然し当時の日本は日清、日露の戦争で連勝。政府の言うことを聞かない関東軍だけでなく当時言われた壮士、国士たちが満州や蒙古まで飛び出して活躍、国内でも周恩来や孫文を匿う(後の日中の国交回復に貢献)など行け行けどんどんの空気。
それで松岡洋右の国連脱退の大演説に国民・マスコミは拍手大喝采。御前会議では慎重論も出たそうだが。遂に大戦に突入し大敗。なお最近の論壇誌では松岡さんはアメリカとの戦争には反対していたそうだ。
何しろ資源がなくて寺の鐘楼まで回収する日本と、豊富な資源を利用して猛烈な砲撃戦でダメージを与えてそれから突入する米国。その優れた工業力が産んだB29に届かない高射砲で飛行機で体当たりするしかない日本。
米国への宣戦布告、大敗の理由、原因は多くあると思うが、当時の日本がいけいけどんどんの空気に流されたのも原因の一つであることは間違いないと思う。
「空気に流される原発問題」
今過去は過去。テレビは今の問題として今でも空気に流されている原発問題までも取り上げて呉れるならと思ったのですが。何しろ「原子力村」のキャッチコピーに囚われて政府・国会調査団で現場を知らない学者、それこと文字通りの普通の人までいれた報告。普通なら原発の中で働いている技術者。原子炉以外の故障の原因となつた水回りを中心とする技術者を入れるべきなのに。だから今でも原発訴訟で裁判所の判事や原発立地の県知事までが、「事故原因が究明されていない」と言われているのです。
詳細は前回投稿の「空気に流される国日本と原発問題」をご覧下さい。
「空気を作り出すテレビ」
実は私は前記のテレビを見る前に次のようなことを書きかけていたのですが。
テレ朝の森友問題を取り上げるとき必ず放送する国会を囲む「安倍辞めろ」の一団のテレビを見て、直ぐ前回の選挙で同じことを言い安倍さんのこんな人達の意見を聴けるかの発言で一挙に支持率を落としたこと。沖縄の基地反対運動を展開する団体の素性を放送せぬので全体が素人のように感じさせること。両方とも一日では出来ないプラカード、組織的な運動。明らかに一種のセミプロの集団。
NHKでも安全保証問題を放送した後何故か必ず放送する公明党のトップの発言と、大小の規模を問わず安保反対のデモの放送。
伊調選手の事について谷岡学長が次期の戦いに向けて選手としての活動をしていないことを取り上げて、彼女が選手ですか」と言ったのを、「彼女が選手ですか」だけを取り上げ「オリンピックを四連覇した彼女を選手でない言うとは]と批判するテレビ。(伊調さん側の説明によれば「練習場所をなくし」た彼女がそれを期にアルソックとの選手契約から社員契約に変えて仕事に専念している由。)谷岡さんも言葉足らずですが、批判するなら彼女にそのことを指摘せずにそのまま何でも批判するテレビ。これは安倍さんの言う印象操作。この投稿の流れ言えば反安倍、反レスリング幹部への空気作りと言うことになるのでしょう。
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連日の報道に暗雲たる気持ちになっています。
この冷静なブログを読んでホッとした気持ちになります。私は枝光で生まれ、八幡高校を卒業後50年。神戸で暮らしています。
今後もお元気でブログの更新を続けていただければ有難いです。