普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

10年後に崩壊寸前の農村の改革無視して良いのか

2013-02-18 10:11:18 | 政策、社会情勢
・生産性向上を無視した今の農業・地域に根ざした株式会社化・10年後には破綻寸前の農村と言うのに手を今打たねば自民党は政権陥落か
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 政府の産業競争力会議の民間議員である竹中平蔵慶大教授は16日、読売テレビの番組で、18日の産業競争力会議で農業が主要議題となることを踏まえ「農業の規制改革を徹底的にやってほしいと強力に主張する」と語った。竹中氏は、生産と加工・流通を一体化し農産物の付加価値を高める「6次産業化」が進んだのは規制緩和が主因と指摘し、規制改革の意義を強調した。
 私はたまたまその番組を見ていましたが、その規制改革のためには産業競争力会議の事務局が官僚で占められているため会議の意見がそのまま反映されないことを心配していました。
・翌日のテレ朝の報道ステーションでも同会議に出席する楽天の三木谷さんも成長戦略の鍵は規制緩和にあり、その中でも持論に加えて農業改革の必要性と、官僚で占められている事務局に民間から4名の人を投入したと言うのに、経産省出身の古賀さんが官僚との戦いで民間の人達は精力を削がれるのでもっと民間人を登用すべきだと言っていました。
・昨日のフジテレビの「新報道2001」ではTPP交渉参加の問題に就いて、その前に規制改革が必要なこと、特に農村の構造改革に就いて主としてみんなの党の江田さんを中心とする自民党の小池さんを含む推進側と唯一絶対反対のこれも自民党の農林水産戦略会長の・中谷さんの間で論戦がありました。
推進側の主な意見とそれに対する反論(括弧内)
・平均年齢65歳の農村は今のような保護政策のもとでも10年後には崩壊する。(無言)
・規制緩和して農地法の改正など行い株式会社化して大規模農業を起こす。(企業を導入すれば儲からないときは撤退し後は荒れ地しか残らない。)
 推進側:企業撤退防止の規制を設ける。
・競争力のある農産物を輸出すべき(無言)
・TPPに収入を減少、改革に着いて行けない人には所得保障制度を強化すべき。(韓国のFTA導入に伴う農家保障に10兆かかったが日本でその財政の余裕があるか)すべき・反対側の意見 (推進側の反論は殆どありませんでした。)
・木材の輸入の自由化で補助金がでたが少ないので、採算が合わないので山が荒れている。(人を納得させる反論なし)
・農村の自然環境を守り農村から生れた文化や考え方を護る安全保障策を考えるべきだ。(無言)
[私の意見]
 私はTPP参加に就いては報道2001で元大蔵省にいた榊原さんの意見と同じように、米国に負けないタフ・ネゴシエイターを選ぶのが必須条件で後は日本の国益を優先した交渉をすれば良いという常識てきな意見しか持ちませんが、農村改革は賛成で先日もばら蒔き」か?自民党の農業政策・農村再生の道を書きましたのでご関心を持たれるかたはそちらを見て頂くとして、今日は農村改革に慎重姿勢の中山さんの意見に応える提案を考えて見ました。
・株式会社化による土地放棄の問題
 私の提案は地域に出来れば県以上の人達が参加できる。出来るだけ多くの参加する農業、水産、林業などの関連事業を展開する株式会社を提案しました。
 資金は政府からの補助金や県、市町村、地域の農水林業に従事する人達、地もとの農協などと一般の人達が提供し、それに製造業やサービス業などの生産性向上のノウハウを持つ企業が参加する会社です。(詰まり大分県で成功した一村一品運動の大山村の運動を県単位に広げ、それに製造業など他の業種の企業の参入を許したものです。) だから中山さんの言うように環境破壊も無いし、万一事業が不振になっても地域密着の事業ですから、撤退などあり得ません。
・今までの農業は農繁期、農閑期など人や農機具、田んぼの生産資材の生産性が非常に落ちる業種です。そして漁業、林業も似たように生産性は良くありません。
農業の例で言えば大規模農業の展開とか、農閑期の林業の仕事に従事するとか、参加の二次加工工場に行くとか、高齢者が漬け物、弁当、地域の名物料理を作るなど個人の生産性が上がります。
漁業で言えば自然の恵みを利用するだけの原始的な漁業から栽培漁業への展開、悪天候の時の他の業種への応援、林業で言えば竹炭、間伐材のチップ燃料化など、人がいて資金さえあれば何でもできます。
同じ理由で棚田や地方文化を護る伝統芸能などの観光化、棚田による輸入の影響と生産量が少なくとも成立する作物、例えば(不勉強で輸入に頼っているかどうか知りませんが)蕎麦など街の人達も参加しての生産です。
詰まり人と人、田畑、機械など生産資材の生産性向上に加えて、製品の価格決定価格決定では今まで以上にも大手の卸やスーパーへの発言力が増すこと、産直の販売など価格面での生産性の向上かぎ図れます。
正に竹中さんの言うように、生産と加工・流通を一体化し農産物の付加価値を高めることで、中山さんが言うように弱小農家への援助が必要かも知れませんが、株式会社の直接社員である彼らへの給与もありますのでその額は大幅に減らせると思います。
テレビなど解説によりますと、安倍さんの農村の改革への慎重姿勢は総裁選のとき党員票で勝った石破さんを破ったのは自民党の領袖で、その人達が農村改革を反対しているからだと言っていました。
然しアベノミクスの3本の矢の中で一番問題なのは成長戦略だと言われています。
そしてその成長戦略は言うは易くて見つけるのが大変だと言われています。
 再生エネルギーの開発も私が何度も書いたように経済に良い影響を与えるには時間がかかります。
 成長戦略の対象の中で一番はっきりしており、然もTPPに参加するかは別にして、ここ十年内になんとかしなければ荒廃が眼に見えていると言われているのは農村問題です
 心配性の私はこの扱いがことによると安倍内閣のアキレス腱になるかも知れません。
 そして朝日始めマスコミは安倍さんの失敗を待ちかまえています。
 そしてテレビも今でさえ上記のように安倍さんの弱腰批判をしています。
 私は今こそ安倍さんの決断の時期と思うのですが。
 そしてその決意の現れとして竹中、三木谷さんの言うように、事務方の官僚、民間の比率を少なくとも50%位にして見てはどうでしょうか。

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参照:TPPと農村改革に着いてのツイッター
・TPP交渉参加について。周りから袋叩きの、唯一反対派の中谷氏「自給できる食料が本当になくなった時にどうするんですか。輸入に頼るんですか。そしてうっかり忘れている日本の伝統・文化これらを忘れていいんですか、ということです」これ、核心をついていて大切だと思うんだけどな
・今のままの農政では、何をやっても20年後日本農業は亡びる。TPP云々よりそちらの方が深刻。自給率のカロリーベース計算は農水省の「仕事を増やす、人員を確保するため」だけにある。即刻世界基準にし、他国の計算までしてあげる無駄を止めよ!
・中谷元さんがTPP慎重派だと知った。よくわからないけど、日本のいいところがなくなりそうで地方がますます冷え込みそうな予感。中谷さん頑張って!物価以外にTPPのメリットみえない。
・自民党中谷氏 メリットが伝わってこない、って?それを集めて戦略じゃないのか。マーケットを見ず、情報を集めず農協の選挙票しか見ないとは。そもそも議論の席につけない状態。国内の規制を改善する意見も出せないし。
・やはり旧体制の自民党議員がいる。農林水産戦略会会長 中谷氏。推進派・反対派の農業そのものの在り方や成長よりも、ネガティブ意見しか言わない。これが戦略なの?守る事と成長の両方の意見を出してよ。
・日本の農業を守るために反対みたいな話があるけど、現場では「補助金もらうために作物作る」的な矛盾がある。既得権益を守る戦いがここでも。
・自民党中谷氏。守るのが戦略か?どーするんですか?いいんですか?って人に振って自分の考えがなさ過ぎる。戦略調査会会長って??戦略練らないの?
・自民党中谷氏 農林水産戦略会長を辞めるべきだな。戦略が全くない。選挙協力によるJAとの結びつき重視で、逆に農家を見ていない

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7 コメント

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「水の力」 ( 紹介 )
2013-02-18 14:01:08
2012年05月22日

最近「水」に関する本を、三冊続けて読んだ。一冊目は“水を守りに、森へ”山田健著(筑摩選書)で、この本については先日「多様性を守る自由意志」の項で紹介した。二冊目と三冊目は、“水の健康学”藤田紘一郎著(新潮選書)と“水とはなにか <新装版>”上平恒著(講談社ブルーバックス)である。良い機会なので、ここで「水」についての私の興味を纏めておきたい。

1. 水と健康とのかかわり

 水は人の健康に欠かせない。私の水に対する興味の第一は、水と健康とのかかわりである。“水の健康学”藤田紘一郎著には、水の持つ身体への影響、とくに飲料水におけるPH値や、ミネラルの含有量(硬度)、酸化還元電位などについてやさしく解説してあるので参考になる。

2. 水の非線形的な性質

 水は熱しやすくさめにくく、また凍りにくい。水は物質を溶かしやすく、クラスターを形成しやすい。“水とはなにか <新装版>”上平恒著によると、これらの性質の背景には、水が「水素結合」と「双極子能力」という二つの力を併せ持ち、他の同属元素に比べて分子間結合力が高いことが挙げられるという。以前「脳について」の項で、

(引用開始)

「脳のなかの水分子」(紀伊国屋書店)の著者中田力氏によると、脳にはニューロン・ネットワークの他にもう一つ高電子密度層があり、その仕組みが人の「内因性の賦活(自由意志や創造力、ひらめき)」を支えているという。

(引用終了)

と書いたことがあるけれど、この高電子密度層(とその下の間隙)は「水を神経伝達物質とするシナプス」だから、ここでも水が大きな役割を果たすと考えられている。水の非線形的な性質が、私の興味の第二である。尚、脳の高電子密度層と水分子との関わりを論じた中田氏の「渦理論」については、同氏の“脳の方程式+α ぷらす・あるふぁ”(紀伊国屋書店)により詳しい。

3.流域思想

 このブログでは、流域思想に基づいた街づくりを提唱しているが、流域の形成には勿論「水」の存在が欠かせない。先日「多様性を守る自由意志」の項で紹介した“水を守りに、森へ”山田健著(筑摩選書)は、その水を守ろうとする実践の書である。「流域思想」、あるいは水と社会との関わりが、私の水に対する興味の第三である。また、流域の歴史を勉強する上で、各地に残る水信仰も興味深い。

http://celadon.ivory.ne.jp/article/56008895.html
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“鉄は魔法つかい”畠山重篤著 ( 紹介2 )
2013-02-18 14:03:17
 “鉄は魔法つかい”畠山重篤著(小学館)という素晴らしい本を読んだ。まずは新聞の書評を紹介しよう。

(引用開始)

 古来、漁師の間には、豊かな漁場と近接した森を示す「魚付林(うおつきりん)」という言葉があった。沈めた錨(いかり)の周りに魚が集まることも知られていた。だが、カギを握るのが「鉄」と分ったのは最近のこと。森から運ばれた土の中の鉄分が植物性プランクトンをはぐくみ、豊かな海を支える。
 宮城県気仙沼市でカキ養殖を営む著者が、この事実に30年がかりでたどり着くまでをつづった。多くの研究者の協力や助言を得ながら解明に取り組む熱意に引き込まれる。
 「森は海の恋人」を掲げて植林を始めた1989年当時、科学的根拠は乏しかった。研究費を工面してくれた母は大津波の犠牲となり、設備も損壊した。絶望の底で得た「それでも三陸の海は死んでいない」という確信が、出版につながったという。

(引用終了)
<毎日新聞 11/6/2011>

ということで、復興に努力しておられる畠山さんを支援する意味でも、是非本書を購入いただきたい。ただし、本屋によっては絵本の棚に分類されているから見つけにくいかもしれない。

 この本の内容構造は多層である。以下、それぞれの層について見てゆきたい。

1. 復興

 この本の「あとがき」が書かれたのは、東関東大震災からおよそ1ヵ月後の2011年4月、初版発行は同年6月6日である。この本には著者の大災害からの復興への祈りが込められている。

2. 絵本としての魅力

 この本には、以前にも著者とコンビを組んだことがあるという、スギヤマカナヨさんの絵やイラストがたくさん載っている。文章と絵とのハーモニーは楽しく、描かれたイラスト図は内容の理解を助けてくれる。

3. 鉄に纏わる科学知識

 フルボ酸のはたらき、深層大循環、血液と鉄分、オーストラリアのしま状鉄鉱石、鉄炭団子、ムギネ酸、アムール川とスプリングブルームとの関係、巨大魚付林など、鉄に関する地球規模の知識を得ることができる。

4. 流域思想

 畠山さんの「森は海の恋人」活動については、以前「牡蠣の見あげる森」の項でも紹介したことがある。そのとき“流域思想”というキーワードを使った。これは、山岳と海洋とを繋ぐ河川を中心にその流域を一つの纏まりとして考える思想で、これからの食やエネルギーを考える上で重要なコンセプトである。詳しくは「流域思想」、「流域思想 II」などの項を参照していただきたい。

5. 境界学問

 境界学問とは、ある現象について、専門領域を超えて統合的に分析・研究する学問のことである。この本には、生物学や化学は勿論のこと、気象学や海洋学、地質学といった様々な学問が融合する様が描かれている。以前「エッジ・エフェクト」の項で文化の融合について述べたけれど、学問領域においても同じことが云えるわけだ。エッジ・エフェクトは、パラダイム・シフト(その時代や分野において当然のことと考えられていた認識が、革命的かつ非連続に変化すること)を惹起する。パラダイム・シフトについては「パラダイム・シフト」、「パラダイム・シフト II」の項を参照いただきたい。

6. ハブの役割

 上記の新聞書評に「多くの研究者の協力や助言を得ながら解明に取り組む熱意に引き込まれる」とあるけれど、畠山さんは、大切なことがあれば、北海道から東京、京都、山口、沖縄、さらにはオーストラリアへまですぐに飛んでいく。以前「ハブ(Hub)の役割」の項で、知人や友人の数(次数)が多い人が果たす社会的役割について書いたけれど、情熱の人・畠山さんは間違いなく、東北復興を担う「元気なリーダー」のお一人である。

http://celadon.ivory.ne.jp/category/838560-1.html
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no philosophy (noga)
2013-02-18 14:05:47
ひと・人により意見は違う。
だから、社会のことは政治的に決めなくてはならない。
議場では、誰かが相手に意見を譲ることが前提になる。
この場合、小異を捨てて大同につく。
無哲学・能天気では、大同はない。
大同がなければ、小異にこだわらざるを得ない。
小異は山ほどある。‘議論は、まだまだ尽くされていない’ ということになる。
政治家は、結党と解党を繰り返して、離合集散を本分のようにしている。
政治哲学の無いところに、政治音痴は存在する。温故知新が必要である。
国民に‘我々は何処から来たか。我々は何者であるか。我々は何処に行くか。’ を考える習慣がないと、政治は迷走する。

所詮、この世は仮の世。真っ当な世の中はこの世の外にある。
住み慣れたこの世に別れを告げて、まったく新しい来世に暮らすことになったら、あなたはどのような世の中の到来を望むか。
ひたすら、現世の普遍を願うのか。予定通り年中行事を繰り返し、何の変化もなければ天下泰平の世の中と言うことになる。
それでは、我が国は世界に取り残されてしまう。あなた自身に世界観はあるのか。
いつまでも、泰平の世の中に住む能天気の日本人ではいられない。
アングロ・サクソンの哲学から次々と繰り出されてくる現実対応策に翻弄されることになる。



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神門 善久 ( 紹介3 )
2013-02-18 14:06:19
神門 善久(ごうど よしひさ )、日本の農学者・経済学者。

著書

『日本の食と農 危機の本質』(NTT出版、2006/6
偽装農家 飛鳥新社, 2009.8.
さよならニッポン農業 日本放送出版協会 2010.6 生活人新書
日本農業の正しい絶望法 新潮社 2012.9.20 新潮新書
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Unknown (ツイッター)
2013-02-18 14:55:48
king-biscuit‏@kingbiscuitSIU

でもなあ、昨日だかあがってた「栄養状態悪けりゃことば使わなくなる」じゃないけど、コミュ障系注意力欠如や散漫ももしかしたら「好奇心」や「興味関心」すら宿せないくらい日常の生活環境 (単に経済とかだけでなく) の劣化悪化が引き金になってたりするのかも知れんなあ、とふと(´・ω・`)


お菓子っ子‏@sweets_street

@kingbiscuitSIU 僕も貧乏していた頃は知的なことに一切関心が向きませんでしたね。バイトをしていても上の空でした。粗末な食事、ジメジメして薄暗い部屋、不潔な服、不規則な生活習慣。こんな生活を続けてたら、どんどん馬鹿になっていきます
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ヤマギシ会はまだやっていた (島田裕巳)
2013-02-18 14:57:50
ふと、ヤマギシ会はどうなっているのだろうかと気になった。ヤマギシ会は、日本で最大のコミューン、共同体であり、理想社会の実現をその組織の目的としてきた。創立は1953年のことで、ちょうど今年で60年になる。

私は、大学時代にヤマギシ会に関心をもち、宗教学のゼミでの調査をきっかけに、近づき、その運動に共鳴して、メンバーになったことがあった。今から40年近く前のことである。ヤマギシ会の共同体で生活していた期間は7カ月と短かったものの、その後も、ヤマギシ会を出てきた人間たちが中心になった、共同体つくりの運動に参加し、そのあいだはヤマギシ会ともかかわりをもった。


当時のヤマギシ会には、学生運動に参加した経験をもつ若い人間が多かった。ヤマギシ会は、1959年に「ヤマギシ会事件」を起こし、世間の注目を集めたが、それによって危険な団体とも見なされ、一時、運動は停滞した。ところが、学生運動崩れが多数参加することで、60年代の終わりから70年代のはじめにかけて、ユニークな運動体として注目を集めたのだった。

ただ、当時は、急激にメンバーが増え、しかも出入りが激しかったことから、組織は安定せず、方向性も定まっていなかった。生活も貧しく、私が住んでいたところも、工事用のプレハブを安く買ってきたようなもので、冬の寒さをしのげるようなものではなかった。

私が抜けた後、ヤマギシ会は、農業産業の方向へ大きく舵を切った。若いメンバーは、朝から晩まで熱心に働くようになる。そして、都会の主婦層から、ヤマギシ会の農場で生産される卵や鶏肉が自然で安全な食品ということで需要が生まれ、共同体の規模は拡大していった。


続きは以下で
http://agora-web.jp/archives/1519621.html
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Unknown (woods)
2013-02-21 16:59:10
農業の閑散期に林業を従事という意見もありますが、それぞれの事業が兼業で簡単に出来るものでしょうか?確かに農業は機械化が進んではいますが、林業は機械化されているとは言っても、未だチェーンソーで伐採するという人の手がかかります。大規模企業化すれば確かに産業としては成り立つ可能性はあると思いますが、そうすると従事者数が今より減るんでしょうね。私も山に入り木を伐採したことはありますが、あれはすさまじく危険ですよ。倒れる木がどう跳ねるか見当も付かない場合もありますしね。結局小さな間伐材位しか切ることは出来ませんでした。
さらに1970?年の林業の自由化の際に、日本の木材は優秀であるから自由化しても問題はないという論調でしたが(これは今の農業の論調でも全く同じこと言ってる人もいますが)、結果はごらんの通りです。食料なので、まだ林業より救いはあるかもしれませんが、10分の1の価格差があればやはり壊滅的になるでしょうね。
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