普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

長野市の聖火リレーの評価

2008-04-27 11:03:13 | 政策、社会情勢

 心配された長野市の北京五輪の聖火リレーは終わった。
[私の理想と現実]
私の理想

 私は4月12日の聖火りレーの抗議活動

・長野で日本人が聖火をどのように迎えるかに世界のメディアの関心を持たれている。
・聖火リレーは国民がその意志を中国や世界に伝える絶好のチャンスであるのも判る。
 ・然し抗議活動も合法的でなくてはならないしマナー?があると思う。
 ・今こそ日本が中国を含む他の国に整然とした抗議活動のやり方を示すまたとない機会だ。
 ・米国のように暴力を恐れて、コースの変更など止めて規定のルートを走らせよう。
 ・一般の観衆をルートから隔離するなど止めよう。
 ・善意で走る聖火ランナーに無用な心配をかけないようにしよう。
・主な抗議団体が中心となり、警察や長野市とも連携をとって、外国から批判を受けないやり方を検討し、それを周知徹底をしてははどうだろうか。
・私は日本人がその抗議活動で暴力行為や批判的な言動をして、心ない中国のサッカー・フアンや、正義の味方ぶって不法行為をした反捕鯨団体と同列に置かれたくない。
・聖火リレーでの抗議もオリンピックと同様にフェア・プレイの精神で行ってはどうだろうか。
・か聖火リレーへの日本人による抗議活動が世界の模範となるように各種団体に願いたいものだ。
と言う主旨のブログを書いた。

 ところが私が上記のブログを書いたあと日本在留の中国人学生が集合すると言う報道があった。
 私はこれを知って日本人のチベット支援グループと中国人グループの棲み分けを提案、詰まり両グループがそれぞれ離れた場所での活動を提案すべきだと思ったが、思わぬ風邪を引いて、エントリー所でなくなった。

リレーの現実
 現実は出発点の善光寺の辞退はあったが、規定の約18・7キロのコースをリレーが中断することもなく、80人のランナーが走り終えた。
 私はもっとゆるやかなガードを想像していたが、聖火は、約100人の警察官に厳重にガードされて走り、その他約二千人近くの警官が動員されたそうだ。
 これは他国の激しい妨害活動からみて止むを得ない処置であり、実際に6名の逮捕者が出たことから見てもその処置が残念ながら間違っていなかったようだ。
 そして、全体としては大事には至らなかったたが、歓迎派と抗議派の小競り合いもあり、けが人も出たのが残念だった。

中国人グループの人達へ
 私が提案しようと思っていた、両グループの棲み分けができな無かったために、両グループ間の接触からの小競り合いが起こった。
 そして今朝のテレビでは、多分リレーを応援するはずの人が興奮の余りと思うが、中国の旗を掲げてリレーの列に入ろうとして警官達から制止されるのまで見た。

 中国の人達の国を愛する気持ちも判るし、被害者意識のあまり団結して活動したい気持ちも判るが、その活動がネット上で(本人達にとって多分)思わぬ批判を浴びていることに対して、言いたい事もあるだろうが反省することも多いと思う。
 一党独裁の国から自由が有り過ぎて国会が空転する日本の国に来て、両国の良い所、悪い所も知っている筈、中国から伝えられる情報と、日本で聞く情報の差を知っている筈の中国人学生達が、今後、日中両国、双方の利益のためにどうすればよいか考えて貰いたいと思う。

[聖火リレーの評価]
 然し全体として言えば、18.7キロの長い距離と長い走ったり止まったりの時間の間に、あれだけの抗議派、歓迎派、一般の人達に囲まれた中で大過なく終わったことは評価して良いと思う。
 それは一般の人達の平和裡に穏やかに終えて貰いたいと言う希望、日本人の抗議団体の人達の理性に負うことが多いと思う。

  マスコミでは聖火リレーの本質まで疑問を呈している。
   私はそんな難しいことも大切と思うが、これを日本が引き受けた以上、それをいかに上手くやり遂げ゛るのも日本の課題だと思う。

 私は長野聖火リレーでも金メダルを期待したが、あれだけの厳重な警戒態勢と一部の逮捕者が出た事で、いくら贔屓目でもあげられないようだ。
 然し完走賞は間違いなく上げても良い。
 では銀メダルか銅メダルか?
  それは各自の判断で違うと思うが、模範的とは言えなくても、少なくとも世界から批判を浴びることのないリレーに終わったのは間違いないようだ。

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1 コメント

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聖火リレーについて (Unknown)
2008-04-28 19:22:29
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=787996903&owner_id=2071143
聖火リレー、行ってきました。
まず皆さんにお願い。
この日記を転載、リンクして頂いてかまいません。
動画3つまでしか載せれないため、
動画ありと書かれたものは僕のメインページの動画にあります。

4/26日を振り返ります。

早朝、善光寺へ向かった。
Mちん、Tさん、F君、Yちゃんと5人で。

町には何台もの大型バスが乗り入れ、中国人が降りてくる。
僕らがそれぞれ旗を作り、プラカードを作り、前日からカラオケボックスで寝ていたのに対し、
彼らは中国大使館から支給された巨大な旗と、チャーターバスで堂々登場した。

善光寺参拝が終わり、街中へ。
とりあえず聖火リレー出発地点へ向かった。
ここで日本とは思えない景色を目にした。

出発地点に、中国の旗を持った人は入場できるが、チベットの旗を持った人は入れない。
警察の言い分。
「危険だから」
じゃあ、何で中国人はいいんだ?
「......ご協力お願いします。」

は?
それやらせじゃん。
中国国旗しかない沿道って、警察が作ってるんじゃん。

その時の抗議の様子(動画あり)

この後TBSの取材が来た。
チベットサポーターの1人が、
「日中記者交換協定があるから映せないのか?」とアナウンサーに聞いた。
アナウンサーは「は?勝手に叫んでれば?」
と吐き捨てて消えた。

街中に行くとどこに行ってもFREETIBETと叫んでいる。
そこに中国人が押し寄せ、罵声を浴びせてくる。
(動画あり)


交差点で中国人と僕らが入り乱れた。
突然Mちゃんが顔面を殴られた。
僕は殴った中国人のババアを捕まえて、目の前の警察に言った。
「こいつ殴ったぞ!!」
警察は何もしなかった。

ババアが俺の手を噛んだ。手から血が出た。
警察と目が合った。
警察は何もしなかった。

ババアが僕の顔面を殴ってきた。
周りのチベットーサポーターが、
「おい、警察、現行犯だろ、捕まえろよ!!!!」
と言ったのに、
警察は何もしなかった。

これが抗議活動中じゃなかったら、普通にブチ切れて乱闘になってる。
でも非暴力を貫く為、ひたすら耐えた。

Mちゃんが1日かけて一生懸命書いたプラカードを、
中国人が叩き落とした。
拾おうとするMちゃん。踏みつける中国人。
「おい、てめー何やってんだよ!」と制止に入った。
2mくらいの距離に警察がいたが、何もしなかった。


街中いたるところで抗議合戦。
救急車が来たり大騒ぎ。
僕らはひたすら抗議活動をした。
(動画あり)

雨が降ってきた。
それでも誰も抗議を辞めなかった。
中国人がかたまってる交差点を、
Tさんと旗を振りながら渡った。
沿道の中国人は蹴りを入れてくる。
とても沿道に入れず、車道を歩いていた。
警察が来て言った。
「早く沿道に入りなさい!!」
は?今入ったらボコられるじゃん。
なんで日本人の安全を守ってくれないの?
「じゃあ、あいつらに蹴りいれるの辞めさせろよ!!」と僕は叫んだ。
警察は「ご協力お願いします」と言った。


雨の中、聖火リレーのゴール地点へ向かった。
何故か中国人とチベットサポーターに分けられた。
警察は、「後で聖火の方に誘導するから。」と言った。
嘘だった。
ゴールの公園の外の何も無いスペースにチベットサポーターは閉じ込められた。
聖火なんか、どこにもなかった。
目の前には警察が何十人も取り囲んでいた。
こんな場所じゃ、声すら届かない。
数百人のチベットサポーターは、泣きながら警察に向かって叫ぶだけだった。
国境無き記者団もこちら側に来させられていた。
代表がマスコミのインタビューに答えていた。
(裏から撮影した動画あり)

聖火リレーがいつ終わったのかも分からないまま、
土砂降りの中僕らは叫び続けた。
この声を、伝えることすら出来ないのかと思ったら涙が溢れてきた。
MちゃんもF君も泣いていた。
こんなのってあんまりだ。
せめて伝えて欲しいだけなのに。
この叫びを聞いていたのは目の前に並んだ警察だけだった。
(動画あり)


チベット人の代表が弾圧の現状を訴えた。
涙が止まらなかった。
内モンゴルの代表が弾圧の現状を訴えた。
涙がとまらなかった。

伝えたい。ただ伝えたいだけなのに、国家権力によって封殺された。
悔しい。悔しい。

日本は最低な国だ。
平和だ、人権だと騒ぐ割には、
中国の圧力に負けて平気でこういう事をする。
警察を使って。

帰りに携帯でニュースを見た。
「聖火リレーは無事終了。沿道は大歓迎ムード。」
「聖火リレーで日本人5人逮捕。中国人留学生に怪我。」

僕は愕然とした。
この国のマスコミは終わったと感じた。

あの怒号は、
僕らが受けた痛みは、
彼らの悲痛な叫びは、
どこに反映されたのだろう。


警察によって意図的に中国人のみの沿道を作り、
そこをマスコミは撮影し、
中国人の暴力を黙認して、日本人を逮捕する。
これが日本のやることか?
ここは本当に日本なのか?
中国の旗を持たないと歩けない沿道って何なんだ?

この国は最低な国です。
チベット人は泣きながらありがとうと言っていたけれど、
僕は彼らに謝りたかった。
初めて日本人であることを恥じた。

帰り道、僕らは泣いた。


これが真実です。
僕は日本政府は中国以下だと思った。
弾圧にNOを言えずに、言いなりになって彼らの叫びを封殺したこの国は、もう民主主義国家ではない。

4/26日長野。
そこには言論の自由はなかった。
歩行の自由すらなかった。
中国人を除いて。


追記:どなた様も、転載の許可必要ありません。
報告だけしていただけると、反応が見れて嬉しいのでお願いします。
動画が消えたりするるみたいですが、また報告していただけたら何度でも載せなおします。
マスコミの嘘つき。大嫌い。
FREE TIBET!!



長文の転載失礼致します。

実際、このような事が起こっていたのですが、日本側としてはやむを得ない対応だったとお考えでしょうか?

日本が中国に意見する事は全くない、といえば嘘になると思いますが、もっとはっきりチベット問題に対して意見をするべきではないかと思うのですが如何でしょうか。
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