普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

政党、内閣支持率とは?

2007-02-22 23:37:42 | 政策、社会情勢

[ヨン様に振った手を純ちゃんに振る]

<<小泉さんへの支持率>>
郵政反対者を党から追い出す、追われても立候補した人には刺客を送る。
小泉さんが次々と繰り出す奇手に一部の国民は沸き立った。
彼の冷酷とも見える非情さが「カッコいい」と見えたのだろう。
それをマスコミが追い回す。

結果的には選挙中と言うのに、普段は公平の報道をうたうマスコミ、特にテレビは彼の演説に手を振るおばちゃん達を写し、刺客の動きばかり報道した。

そんなテレビ見ながら、家内は市民の軽薄さそればかり報道するテレビに憤慨していた。
主な情報源をテレビのニュースとワイドショーに頼っている家内ですらである。

私ひそれを見ながら、戦前のニュース映画でヒットラーのアジ演説に熱狂する大衆の姿 と重ね合わせて見ていた。
小泉さんの、反対者を党から追い出し、然もその政治生命まで奪う刺客まで送る独裁国家並のなやり方、その熱弁。
そしてそれに熱狂する大衆。
私は、ある種の危機感から、地もとの民主党候補者に、彼の独裁的なやり方を攻撃しろと投書したが、勿論、無視。

そして、結果的にはマスコミの彼に偏った報道が、彼の率いる自民党を利する結果となり、自民党大勝に終わった。
つまり、前回の選挙は 小泉さんに手を振るおばちゃん達の投票で決着がついたようなものだ。
然し、これも民主主義だ。

政党や内閣支持率も、上の例と同様に、所謂人気投票的な一面があるようだ。
小泉さんも彼流のやり方で常に高い支持率を持ち続けて来た。

<<小泉内閣の成果>>
今になって考えると、彼の構造改革も、その発想の殆どは米国から貰ったもの(アメリカ通商代表部から出される年次改革要望から指示を受けたと言う人もいるが)。
そして実際の推進はお役所や竹中さんや猪瀬さん任せ。
彼の政策の成果は殆ど皆と言って良い程、中途半端で、問題先送り。
正規社員と、契約社員の所得差の恒常化→日本に馴染まない格差社会。
ワーキング・プア。
米百俵と教育的な名言を持ち出しながらも、教育問題を放置した挙げ句の教育荒廃。
靖国参拝と言う宗教的な問題を政治の約束である公約に入れ、彼一流の頑固さで、守り、中国、韓国の 反日政策に貢献。
一口で言えば、軽薄、頑固、人任せ、米国一本槍が彼の治世の特徴だ。

歴史的に見た彼への評価(支持率)はどうなるのだろう。

<<安倍内閣の支持率の低下>>
それと今盛んにマスコミで取り上げられている安倍内閣の支持率の低下だ。
当初の安倍さんへの支持率の高さは、拉致問題にたいする、彼の強硬姿勢に負う事が多い。

然し、これは北朝鮮の国家的犯罪だ。
他国の信義を信頼して、戦争を放棄した、日本として出来る事は、金正日さんの気が変わるのを待つか、米国か中国にお願いするか、彼の政体が瓦解するのを祈るしかないようだ。

これも今度の6ケ国協議で、また一段と安倍さんの拉致問題解決の公約達成の道が遠のいたようだ。

それと、安倍さんの人の良さで、小泉さんの非情さがないと判ると、党内のたががゆるみ始めた。
一連の失言問題や、次々に設立するなんとか会議への党内からの批判だ。
これで、安倍さんの支持率は下がるべくして下がったのは当然だ。

自民党は次の選挙に勝つ為に、国民に人気のある安倍さんを選んだ。
そして後のことは、以前女性問題で失脚した、某首相を担いだ時のように、党内の有力者で適当に処理すれば良いと思ったのだろう。

<<民主党の責任>>
このようないい加減な自民党を支えているのは、民主党だ。
まとまりのない党内。
国民から総スカンを食った審議拒否などの政治的ポカを次々。
国民の意識を汲み上げるシステムの欠如→国民から遊離→国民でなくて自民党ばかり見ている首脳部。

これで自民党員も安心して、安倍さんの意志に反する、発言をして自分を売り込むことが出来る訳だ。

然し、自民、民主の各党内の問題は、一般国民にとってはどうでも良い事だ。

問題は、一体日本はこれからどうなるだろうか と言う事だけだ。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。↓
人気ブログランキングへ


 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
政治は「結果責任」? (山本大成)
2007-02-23 10:37:11
 度々のコメントで失礼いたします。
 私個人としての考えなのですが、政治は「結果責任」であり、「過程」についてとやかく評価を下すべき物ではないとの考えており、今の段階で支持率がかくも変動すると言うことに違和感があります。

 安倍内閣については、今のところ当初の軸にそれほどのブレがないことも垣間見られますし、六カ国協議にしても交渉現場での各国の駆け引きの産物で、これから時間を掛けて、かつての「米朝枠組み合意」とどこが違うのか見守らないと、軽々に答えは出ないと思います。
(閣僚は、だらしないと思いますが!)

 せっかく選んだ首相には、見守りながらも有る程度信頼を置き、一定期間のフリーハンドを与えておかないと、出来ることも出来ないように思います。

 関連する記事のTBを、送らせていただきます。
返信する
民主主義の壁 (さいふぉん)
2007-02-23 10:56:12
連日ですみません。

>つまり、前回の選挙は 小泉さんに手を振るおばちゃん達の投票で決着がついたようなものだ。
然し、これも民主主義だ。

今でも最も哀しく思うのは、後に
「純ちゃんと 呼んだ私が バカだった」
などというフレーズが流行したことです。

賛成でも反対でもいいのですが、投票に際しては
「あの時自分にはあれ以外選べなかった。今でもそれは変わらない」
というぐらいの真剣な選択をして欲しかったと思います。


返信する

コメントを投稿