・石原、橋下、安倍の各氏が連携して公務員制度改革を・キャリア官僚に40歳定年制を導入でなく官僚のやる気を起こす改革
読売新聞の社説を借りて私の意見(括弧内)を纏めてみました。
・新党を結成し、次期衆院選に出馬、新党には、たちあがれ日本に所属する衆参両院議員の5人らが参加(後記のような動きがなければ新党に石原さんが加わっただけと党名が変わるだけになる可能性も。)
・小沢一郎代表との連携は否定、日本維新の会などと連携、自民、民主両党とは一線を画し、保守勢力の結集による「第3極」を狙う。石原氏の行動が、与野党の不毛な対立で閉塞感の漂う国政に一石を投じることになるだろうか。(始めから言われていたことですが、これで小沢さんのオリーブの木構想は不発になりそう。維新の会の最近の支持率の低下と「立ち上がれ」の5人プラス石原さんで「第3極」にないるか、国政に一石を投じることなるかは不明。)
・80歳の石原氏が国政で何を実現したいのかは、必ずしも明確ではない。 (今頃年寄りがと言う批判が出るが、政治家の年齢はその発想力と良いところを吸収する柔軟性で決まるもの。石原さんが記者会見で年寄りが出なくてならないのは若者の責任だの発言。頭の固い若者は政治家として耄碌していると同様。)
・石原氏は記者会見で、「硬直した中央官僚の支配する制度を変えなければ駄目だ」と官僚制度の在り方を激しく批判、持論の憲法改正や尖閣諸島の実効支配の強化策なども力説。(官僚制度の問題は後述)
・国政の現状に対する問題意識には、うなずける点もある。国政復帰を目指すと言う以上、もっと具体的な政策と、それを実現する戦略を語ってもらいたい。 (賛成。ただし詳細を自分で決める訳に行かぬので新党発足してからの話だ。)
・平沼代表は「西は橋下、東は石原」の“二枚看板”で風を起こしたいようだが、そう簡単な話ではない。 (同感。後記。)
・橋下氏は、石原氏と一致する政策が多いとしながらも原発・エネルギー政策などで「軸がずれている」との見解を示した。やはり、政策のすりあわせが不可欠だ。 (原発問題では橋下さんの意見がふらついているので調整は出来る、読売は上げていないが石原さんは憲法廃棄、橋下さんは改正の意見だが、現在の情勢では廃棄などできる訳がなく、事実上は改正の方向に向かわざるを得ない。)
・石原、橋下両氏ら人気の高い首長をトップに据える新党が、国民から一定の期待を集めている。これは、「決められない政治」に陥っている既成政党に対する不信や不満が強いことの裏返しでもあろう。(正確には石原さんへは期待と不安、橋下さんの期待は前にも書いたように、全国レベルの問題に対する発言で期待薄になりかけている。もし石原・橋下両氏の動きが不発なら「決められない政治」への不満が増大するかも。)
民主党内には、石原新党がさらに離党を誘発することに警戒感がある。自民党にも、保守票の分散への懸念があるという。 (政権奪回を目の前にした自民党からの新党の参加者が出る確率は少ない。民主党内の右派と言われる人達の新党への加入の可能性はあるかも。外野から見れば右派の人が出るよりも左派・日教組出身が出た方が良いとおもうが、衆議院過半数を割りそうな民主党はそれどころではない。衆院選後で敗戦になったら今度こそある程度すっきりした体制にしなければ、民主との明日はない気がする。)
・石原新党が今後仕掛ける「政界再編」が、果たしてどんな波紋を広げるか見定めたい。
私は石原さんが記者会見で、一番強調した「硬直した中央官僚の支配する制度を変えなければ駄目だ」と批判した公務員制度改革を目的にした連携組織が出来るか否かが、政界に大きな波紋を広がるか否かにかかっていると思います。
石原さんは駅前保育所設置が厚労省の反対でオジャンとなり、今回の原発事故の対策として老朽した火力発電所を廃止してガスタービンの発電所を計画したのに、環境省から3年かかる環境アセスメントをしなければ、建設許可できないとストップがかかった苦い経験をした上では発言です。
一方提携先の橋下維新の会は不評の維新八策や、原発問題や尖閣竹島の共同使用などの発言などで、維新の会の最近の支持率は2%まで落ちています。
私はそれに対して、維新の会の支持急落。橋下さんへ何度も言っていたのに。公約は公務員制度改革や政治主導の行政改革一本に絞り、他の政策は是々非々、採決の際は党議討議拘束を外す。理由は橋本さんの今までの業績はこれしかないこと、それに対して人気を得ていること。そして日教組・自治労以外皆賛成とツイッターに書いたのですが、もし橋下さんが、得意の公務員制度改革や政治主導の行政改革を公約の中心にすれば、石原さんの意図と橋下さんの本来の得意の分野が一致しますし、橋下さんが石原さんの応援で大阪府の会計に複式簿記を導入した縁もあります。
更に石原さんも橋下さんも務員制度改革を始めた元祖の安倍さんと近いことから、石原-橋下ー将来の首相になる可能性のある安倍ラインができれば、読売が言うように政界に大きな波紋を広げることになるでしょう。
そうすれば自民党の公務員制度改革への弱腰姿勢に不満で離党したみんなの党の渡辺喜美さんも3人の動きに加わるし、消費税増税の前にやらねばならないと批判されて来た民主党もそう言ってきた小沢さんとそのグループも反対できないでしょう。
問題は橋下さんが自分の人気の源は何かと、維新の会で力あるのは橋下さん独りで然も市長としての自分の動けると言うか出来ることの限度に気づき、安倍さんが自分が公務員制度改革の元祖であることに気付いて貰うことです。
もしこの動きが本格化すれば、石原さんの言う「決められない政治」の一つである占領後から続いている「公務員制度改革」が始めて出来ると思うのですが。
唯一つ橋下さんへ、キャリア官僚に40歳定年制を導入を公約に入れていますが、それより公務員の能力を100%発揮できるようにしなければ、公務員制度改革は失敗すると思います。官僚の猛反発は当然、40歳で強制退職になる官庁に優秀な学生が応募する訳ありません。こんなことではまた維新の会の支持率は下がるだけです。
まずやらねばならないのは、貴方がやってきた他の組織による査察も含む、徹底的な官庁の組織の合理化と公務員にコスト意識の徹底、それに基づく公務員自身からの改革提案とその採用による「やる気」の発揮です。
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読売新聞の社説を借りて私の意見(括弧内)を纏めてみました。
・新党を結成し、次期衆院選に出馬、新党には、たちあがれ日本に所属する衆参両院議員の5人らが参加(後記のような動きがなければ新党に石原さんが加わっただけと党名が変わるだけになる可能性も。)
・小沢一郎代表との連携は否定、日本維新の会などと連携、自民、民主両党とは一線を画し、保守勢力の結集による「第3極」を狙う。石原氏の行動が、与野党の不毛な対立で閉塞感の漂う国政に一石を投じることになるだろうか。(始めから言われていたことですが、これで小沢さんのオリーブの木構想は不発になりそう。維新の会の最近の支持率の低下と「立ち上がれ」の5人プラス石原さんで「第3極」にないるか、国政に一石を投じることなるかは不明。)
・80歳の石原氏が国政で何を実現したいのかは、必ずしも明確ではない。 (今頃年寄りがと言う批判が出るが、政治家の年齢はその発想力と良いところを吸収する柔軟性で決まるもの。石原さんが記者会見で年寄りが出なくてならないのは若者の責任だの発言。頭の固い若者は政治家として耄碌していると同様。)
・石原氏は記者会見で、「硬直した中央官僚の支配する制度を変えなければ駄目だ」と官僚制度の在り方を激しく批判、持論の憲法改正や尖閣諸島の実効支配の強化策なども力説。(官僚制度の問題は後述)
・国政の現状に対する問題意識には、うなずける点もある。国政復帰を目指すと言う以上、もっと具体的な政策と、それを実現する戦略を語ってもらいたい。 (賛成。ただし詳細を自分で決める訳に行かぬので新党発足してからの話だ。)
・平沼代表は「西は橋下、東は石原」の“二枚看板”で風を起こしたいようだが、そう簡単な話ではない。 (同感。後記。)
・橋下氏は、石原氏と一致する政策が多いとしながらも原発・エネルギー政策などで「軸がずれている」との見解を示した。やはり、政策のすりあわせが不可欠だ。 (原発問題では橋下さんの意見がふらついているので調整は出来る、読売は上げていないが石原さんは憲法廃棄、橋下さんは改正の意見だが、現在の情勢では廃棄などできる訳がなく、事実上は改正の方向に向かわざるを得ない。)
・石原、橋下両氏ら人気の高い首長をトップに据える新党が、国民から一定の期待を集めている。これは、「決められない政治」に陥っている既成政党に対する不信や不満が強いことの裏返しでもあろう。(正確には石原さんへは期待と不安、橋下さんの期待は前にも書いたように、全国レベルの問題に対する発言で期待薄になりかけている。もし石原・橋下両氏の動きが不発なら「決められない政治」への不満が増大するかも。)
民主党内には、石原新党がさらに離党を誘発することに警戒感がある。自民党にも、保守票の分散への懸念があるという。 (政権奪回を目の前にした自民党からの新党の参加者が出る確率は少ない。民主党内の右派と言われる人達の新党への加入の可能性はあるかも。外野から見れば右派の人が出るよりも左派・日教組出身が出た方が良いとおもうが、衆議院過半数を割りそうな民主党はそれどころではない。衆院選後で敗戦になったら今度こそある程度すっきりした体制にしなければ、民主との明日はない気がする。)
・石原新党が今後仕掛ける「政界再編」が、果たしてどんな波紋を広げるか見定めたい。
私は石原さんが記者会見で、一番強調した「硬直した中央官僚の支配する制度を変えなければ駄目だ」と批判した公務員制度改革を目的にした連携組織が出来るか否かが、政界に大きな波紋を広がるか否かにかかっていると思います。
石原さんは駅前保育所設置が厚労省の反対でオジャンとなり、今回の原発事故の対策として老朽した火力発電所を廃止してガスタービンの発電所を計画したのに、環境省から3年かかる環境アセスメントをしなければ、建設許可できないとストップがかかった苦い経験をした上では発言です。
一方提携先の橋下維新の会は不評の維新八策や、原発問題や尖閣竹島の共同使用などの発言などで、維新の会の最近の支持率は2%まで落ちています。
私はそれに対して、維新の会の支持急落。橋下さんへ何度も言っていたのに。公約は公務員制度改革や政治主導の行政改革一本に絞り、他の政策は是々非々、採決の際は党議討議拘束を外す。理由は橋本さんの今までの業績はこれしかないこと、それに対して人気を得ていること。そして日教組・自治労以外皆賛成とツイッターに書いたのですが、もし橋下さんが、得意の公務員制度改革や政治主導の行政改革を公約の中心にすれば、石原さんの意図と橋下さんの本来の得意の分野が一致しますし、橋下さんが石原さんの応援で大阪府の会計に複式簿記を導入した縁もあります。
更に石原さんも橋下さんも務員制度改革を始めた元祖の安倍さんと近いことから、石原-橋下ー将来の首相になる可能性のある安倍ラインができれば、読売が言うように政界に大きな波紋を広げることになるでしょう。
そうすれば自民党の公務員制度改革への弱腰姿勢に不満で離党したみんなの党の渡辺喜美さんも3人の動きに加わるし、消費税増税の前にやらねばならないと批判されて来た民主党もそう言ってきた小沢さんとそのグループも反対できないでしょう。
問題は橋下さんが自分の人気の源は何かと、維新の会で力あるのは橋下さん独りで然も市長としての自分の動けると言うか出来ることの限度に気づき、安倍さんが自分が公務員制度改革の元祖であることに気付いて貰うことです。
もしこの動きが本格化すれば、石原さんの言う「決められない政治」の一つである占領後から続いている「公務員制度改革」が始めて出来ると思うのですが。
唯一つ橋下さんへ、キャリア官僚に40歳定年制を導入を公約に入れていますが、それより公務員の能力を100%発揮できるようにしなければ、公務員制度改革は失敗すると思います。官僚の猛反発は当然、40歳で強制退職になる官庁に優秀な学生が応募する訳ありません。こんなことではまた維新の会の支持率は下がるだけです。
まずやらねばならないのは、貴方がやってきた他の組織による査察も含む、徹底的な官庁の組織の合理化と公務員にコスト意識の徹底、それに基づく公務員自身からの改革提案とその採用による「やる気」の発揮です。
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