昨年12月3日に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2号」が地球に最接近し、地球の引力を使って軌道を変える「地球スイングバイ」を成功させ、地球と火星の間にある小惑星「リュグウ」に向かっての一歩を踏み出した。最接近する午後7時過ぎには、全国各地で観測が行われ、21の天文台や観測所で「はやぶさ2」が健全であることが確認された。2020年地球に帰る日を楽しみに待っています。
gooブログ編集部から毎朝、昨年書いたブログのお知らせが入る。今朝のメールは「kn さんが 2014年12月3日 に書かれた記事をお届けします」とあった。
昨年12月03日に投稿した≪53億キロ6年の長い旅「はやぶさ2」≫をもう1度読み返してみた。
2003年5月9日13時29分25秒(日本標準時、以下同様)に宇宙科学研究所う(ISAS)が打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ」が、2005年夏にアポロ群の小惑星イトカワに到達し、世界で初めて、その表面を詳しく観測してサンプル採集をを行い、2010年6月30日22時51分、60億 kmの旅を終え、大気圏再突入し、当時日本全国がそのニュースに湧きかえったことを、つい先日のことのように思いだす小惑星探査機「はやぶさ2」の今日の打ち上げ。胸がわくわくする。
「はやぶさ2」は午後1時22分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから、国産ロケットH2Aで打ち上げられ、予定された軌道への投入に成功したと発表があった。「はやぶさ2」は、世界で初めて小惑星の微粒子を持ち帰った「はやぶさ」の後継機。開発期間は約2年半、打ち上げ費も含む総開発費は約290億円。トラブル続きだった初号機の問題点を改良し、地球と火星の間にある小惑星「1999JU3」から内部の物質を採取、持ち帰ることを目指す。採取に成功すれば世界初となる。
当初は、11月30日に打ち上げが予定されていたが、射場付近の天候不順が予想されたため2度延期されていたものだ。国産ロケットH2Aの打ち上げ成功は2007年の7号機から20回連続で、成功率は約96%。これは世界のロケット先進国に堂々と肩を並べられる成果だという。「はやぶさ2」は52億㌔の旅を終えて2020年に地球に帰る予定。期待は大きくその成功を信ずるとともに帰ってくる日が待ち遠しい。
だが、なにせ高齢の身、元気でその日を迎えることが出来るだろうか、神のみぞ知る。
「地球スイングバイ」の達成おめでとうございます。「はやぶさ2」が役目を終えるのはまだまだ先のことでしょうが、必ず成功すると信じています。