毎日が日曜日・でも多忙です!

おかげさまで、毎日を元気に楽しく過ごしています。普段の出来事、思いつくことなどフリーの立場で記録したいと思います。

童のように待ち遠しいお正月

2015-12-30 19:52:22 | 日記

 お正月まであと2日。師走は師が走るというが、毎日が日曜日となって20有余年が過ぎたものの、年末のその忙しさに変わりはない。

 最初は、日頃お世話になっている机の整理。整理整頓にはいつも気を使っている筈だが、そうは問屋が卸さない。いらぬ品の多さにびっくり。まずはボールペン。使わない品が引き出しの隅に放り出してある。何本あることやら。赤白のマジックペンも同様。新聞の切り抜き。切り抜いてはあるが終の住処は分からずじまい。雑用紙も御多分に漏れず、その煩雑なことせっせとかたずけることとなる。久しぶりに濡れたぞうきんを手にせっせと片付ける。

 一方、”うちの奥さま”との共同作業は、お正月の飾りつけ。1年に1度お出ましの思い出の品々を飾る作業だ。

   娘が生まれた年に買った羽子板。   新婚時代なけなしのお金で求めた富士と鶴の掛け軸。

  娘の結納で配った人吉の雉車。  転勤で云った壱岐の島での1年を思い出させる〝鬼だこ”。

    旅するたびに揃えた、かずかずの小さなお人形や焼き物。ベニスで衝動買いしたベニスの絵など1年ぶりに思い出がよみがえってくる。

 玄関にしめ縄をとりつけるとやっとお正月らしくなってきた。年を取るにつれ体力、気力の衰えを実感する。しめ縄を取り付けるなど高い所の作業は年ごとに苦になってきた。床の間にやっと鏡餅が鎮座召しました。

 我が家のお正月に欠かせないのが百合の花。たくさんの〝鉄砲ゆり”を玄関や居間などいたるところに飾るのは、結婚以来のしきたりとでも言おうか。毎年、百合は近くの花農家からいただいていた。ところがその農家、2年ほど前から鉄砲百合を作らなくなってしまった。需要が少ない上に、費用はもとより手数は他の百合の倍以上かかるからだという。

 困ってしまった”うちの奥さま、白い鉄砲百合を探してずいぶんと町の花やさんを探して回ったようだ。やっと見つけた花やさんから、沖永良部島の百合が届けられた。これで大丈夫、いつもと同様、白い鉄砲ゆりの花が玄関や居間を彩り、香しいにおいを漂わせてくれることだろう。

 飾り付けられた鏡餅が床の間に鎮座めされた。”うちの奥さま”この後は、おせち作りで大忙し。

 お正月が来て誰もが等しくいただく年はもう十分にいただいた。もういらないといいながら、あと2日となったお正月が、童のように待ち遠しい。