『第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会』決勝戦。アルビレックス新潟レディース対INAC神戸レオネッサのテレビ放送が午後2時から始まった。年末の忙しいさなかではあるがテレビの前から離れられない。
お目当ては、女子サッカー界のレジェンド澤穂希選手の引退表明してから3試合目となるラストマッチ。引退に花を飾る決勝戦の大活躍を期待した。
女子サッカーの昨年の観客数は平均6,000人。ところがこの試合の入場者は20,379人と発表された。まさに澤穂希デーとでも言おうか。興奮したかのようなサポーターの声援がグランドいっぱいに広がっている。
前半はアルビレックス新潟レディースが優勢に試合いをすすめた。澤穂希選手の動きも目立たず両者とも得点なく0対0のままに終了。後半33分に試合が動いた。現役最後の試合に臨んだ澤穂希選手がが自らの手でゴールポストをこじ開けた。川澄奈穂美が蹴ったコーナーキックに見事なヘディングで合わせて先制のゴールだ。お見事。試合は1-0で神戸が『第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会』の王者となった。
澤穂希選手おめでとう。言葉に言い尽くせない感激を自分の手でつかんだラストマッチ。「なでしこジャパン」に残した偉大なる功績。最後のインタビューで述べられた「女子サッカーの発展向上のためにこれからも頑張ります」。これからを大いに期待しています。力いっぱい応援しています。