阿蘇町の一心行の大ザクラが満開となった。大ザクラは樹齢400年余り、樹高14m、枝張東西21m、南北26m、幹囲7mの大桜で、淡い薄紅色の花をつける。大ザクラ見物の花見客は、県内はもとより九州各地から阿蘇を訪れるという。そのため熊本方面から高千穂方面に向かう国道は渋滞し大混雑を起こす。
ところで大勢の花見客には残念でしょうが今日は大雨。春の嵐が吹いている。明日は多分、大ザクラの下は、花びらのピンクのじゅうたんに変わっていることでしょう。
嵐といえば、昨年8月25日に熊本県荒尾市に上陸し、全国を縦断、各地に大きな被害をもたらした猛烈な台風15号。大ザクラも大きな被害を受けたそうだ。台風もなんのその、例年のように今年も美しい花を咲かせたとニュースが出た。
熊本市北区高平は我が家のある団地だが、その近くに大きなサクラの木が毎年にぎやかな花を咲かせてくれる。近くの人たちはこのサクラを「高平の一心行」と呼び、花の咲くのを楽しみに待っている。このサクラも15号台風で大きな被害を受けた。大きな幹が何本も折れてしまい、枯れるのではと心配されたが一心行の大ザクラと同様、今年も美しい花が開いた。
昨年カメラに収めたサクラと今年のサクラを比べててみた。すこし寂しい感じはあるが、満開のサクラを見て「頑張りましたね」と一声かけたくなった。
今年の「高平の一心行のサクラ」
昨年の「高平の一心行のサクラ」
来年の話をすると鬼が笑うでしょうが、来年もまた、きれいな花をお願いします。