娘夫婦のおかげで地震発生後初めての買い物ができた。新鮮な野菜や肉、飲料水も十分。昨夜の食事は〝うちの奥さま”の手料理でとても楽しい食事となった。
いつも通りに9時過ぎにベットに入った。ベットに入ってから何度か小さな揺れはあったが、なんのその。すぐに眠りについた。ところが突然の激しい揺れで目が覚めた。時計を見ると午前1時20分。震度4の地震だった。どうすることもできない。避難しようと考えるが体は動かない。ただ、ベットの上で揺れの収まるのを待っていた。怖かった。このようなこと、地震発生以来、何度あったことだろうか。身も心も疲れてしまう。
毎日のことだが1日に数10回の余震が続いている。熊本県と大分県で震度1以上の揺れを観測した地震の回数は、25日午後2時までに888回を数えたという。なんとなく地震の回数はやや減っている感はするが、ただ、夜発生する激しい地震には戸惑うことが多い。
ガスや水道、電気などライフラインも十分とは言えないものの、徐々に回復の傾向にある。九州新幹線や高速道路も今月末までには復旧見込みだと発表された。
気象庁は「地震の回数が減ったように感じられるかもしれないが、全体的には、地震の回数が比較的多い状態とやや少ない状態を繰り返しながら、大分県から熊本にかけて活発な活動が続いている。注意を要する」と発表した。まだまだ油断はできない。
16日の震度7の本震は、熊本地方の断層帯付近で発生したとみられが、その後、北東にある阿蘇地方、由布院、別府など大分県中部に相次いで大きな地震がひろがった。熊本市の西南、八代地方にも広がっている。これらの断層帯は、地震の源、巣ともいわれる日本構造線の上にある。
この地震が日本構造線を刺激してさらに広がると四国の伊方原発の前まで行く可能性があると専門家はいう。西南には川内原発が稼働中だ。福島の事故もよそ事ではない。
毎日新聞の記事を引用させていただく。
「熊本地震は、この国が「地震大国」であることを改めて知らしめた。続発する揺れによる被害拡大と併せて心配されるのが、原子力発電所への影響だ。一連の震源域の近くには、全国で唯一稼働している九州電力の川内(せんだい)原発(鹿児島県)と、海を挟んで四国電力の伊方原発(愛媛県伊方町)がある。原子力規制委員会は川内原発の運転を止めず、その他の原発でも再稼働に向けた準備が進んでいる。このまま立ち止まらなくてもいいのだろうか。」
事故が起こってからでは遅すぎる。関係機関に、ご一考をおねがいしたい。