地震発生から1週間を迎えた被災地に、大雨警報と洪水警報が出された。1時間あたりの降雨量は70㍉とある。強い風も吹いている。
震源域では、地の下から突き上げるように強い揺れを伴う震度3前後の地震が絶えまなく続いている。余震は800回を超えようとしている。この雨、梅雨の走りであろうが、避難所の方々にとっては非情の雨だ。ご苦労が忍ばれ、お気の毒でならない。これ以上の災害が起こらないことを祈っている。
我が家の被害は幸い軽微だったが、たくさんの友人や知人の方からメールや電話で励ましの言葉をいただいた。ありがとう。感謝、感激。新しい力がわいてくる。
我が家の水道や電気はいち早く復旧した。ただ、水道水の濁りがひどく飲み水には大変苦労した。飲み水を求めて、わずかに開いているコンビニやスーパーを駆け回ったが、ボトル1本の水も手に入れることができなかった。嬉しいことに今朝からきれいな水が出てくる。1つだが心配が消えた。我が家のある100戸ばかりの団地の中でも水の出るのはごく一部だけ。団地の半分以上の家ではいまだ水が出ていない。老人夫婦、このたびの地震では近隣の方々に大変お世話になった。今度は我が家の水でお返ししよう。
コンビニやスーパーも徐々に店を開いてきたが、野菜や魚介など必要な品はほとんど棚にない。遠いところでは品ぞろいのできた店もあると聞くがが、車を持たない自分には遠すぎる。日1日と我が家の冷蔵庫も寂しくなってくる。明日の土曜日。娘が車で買い物に連れて行くという。
多分、食料品の心配もなくなることだろう。しかし、次々と起きる地震には気を緩めることができない。夜中に何度も目を覚ます。
老人夫婦が、多くの人達の力をお借りして暮らしていることを、この地震で改めて知ることができた。