招かざる客、震度5強の地震が今も次々とやってくる。これ以上被害が大きくならないことを祈っているものの、死亡された方々の名前がだんだんと増えている。テレビには各地の悲惨な被災の状況が次々と映し出される。
この大地震、幸いにも無事だったことを感謝しつつも、さしあたっては今日の水。開店しているスーパーやコンビニを、目を皿のようにして探して回るが、棚に飲める水は全くない。どうしよう。団地に住む〝うちの奥さま”の友だちが、2リットル入りのペットボトルをくださった。十分に食料品など蓄えのあってのことではあるまい。涙が出た。日頃から地域の方々とのふれあいがいかに大切か身をもって知った。
遠くに住む友人や知人からメールや電話がかかる。「どうしているかい」「大丈夫かい」、「困っていることがあればなんでもいってくれ」。ありがとう。短いメールであってもたくさんの元気が出てくる。それにしても地震が起きてからの自分は何をしていたのだろう。地震が起きてからの行動を振り返ってみた。多分わが身のことだけしか考えていなかった。
あわてて市内に住む知人や同窓生のことが心配になった。電話が通じない。どこかの避難所で危険を避けているのだろう。だが、やはり心配になる。できるだけの情報を集め、ブログで流すことししよう。
午後6時52分、震度5強の大きな地震がまた発生した。どすんと突き上げるような揺れに身が縮む。家具が大きく揺れている。ただただ地震の早い収束を望むのみ。不安な夜がまたやってくる。