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道頓堀

2018年03月17日 | JULIE

関東のJ友さんが、関西旅行に来られたので道頓堀をご案内しました。

朝から雨が降っているというのに、戎橋は観光客がグリコの看板を映そうと、傘を差した人でいっぱいでした。お約束の、かに道楽の看板も写しましたよ。

でも、J友さんが道頓堀で見たいという、一番のご希望は TUTAYA。

かつて「ナンバ一番」のあった場所です。J友さんは早速写メしていましたが、TUTAYAを写メしている観光客は、当然ながら私たちだけです。

戎橋を渡った先、目の前に見える青い看板が目立っています。ジュリーやファニーズのメンバー達の通った「ナンバ一番」が、いかに良い場所にあったのか、よくわかります。ナンバ一番は70年代には閉鎖されていましたが、80年代半ばくらいまで確かに ここにありました。写真くらい記念に撮っておけば良かったと、今は思います。

お昼は、去年ジュリーとサリーがお店の前で目撃されたという、有名な老舗うどん屋さん「今井」。ここは、松竹新喜劇の藤山寛美さんの御贔屓で有名です。先日、職場の同僚と演劇の話をしていたら、元松竹新喜劇の劇団員だったと聞いて ビックリ~!寛美さんのお気に入りだと、良い役がついたそうですが、将来の芽が出そうもないので、若い劇団員は殆ど辞めていくそうです。そうなんだろなぁ 

それはともかく、うどんは美味しい~ J友さんはきつねうどん、私はお昼の定食デザート付き、食べすぎかしらん。おだしが味わい深く、甘くふっくら炊き上げた お揚げさんが柔らかくて、とても美味しかったです

今井さんは数年前に、中座の火事で延焼して全焼しました。一時はどうなることかと思いましたが、新たに立派なお店に建て直されて良かったです。

今井さんのお店のすぐ左隣に、細い狭い小路があります。殆どの観光客はそれと知らずに通りすぎてゆく・・

「浮世小路」

ここに、君だけに~ と観客を指さすポーズのジュリーらしき画が。でも衣装が赤いミリタリーでスパイダース風、というのは気に喰わない。右下のナンバ一番の説明も、和田アキ子佐川満男・・ 最大のスターであるファニーズ、タイガースを忘れるなんて。赤い衣装といい、GSに詳しくないヒトが作ったでしょ。

浮世小路には赤い提灯が飾られて、薄暗い雰囲気に昔の古き良き大阪の空気が漂っているようでした。狭い小路には大阪の昔の風景や、桂春団治、吉本の人気芸人(エンタツあちゃこ)等も紹介されています。今の朝ドラの主役の、てんちゃんのサインもありました。「わろてんか」の世界とちょうど重なります。

世小路を通り抜けたら、石畳のしっとりとした風情のある、

歌や文学にも登場する法善寺横丁。

法善寺さんの苔むした緑色の水掛不動さん

ムッチリ深い緑に苔むしちゃって、元が何者かわからない・・けど

ジュリーさまの古稀のツアーの成功と健康をお祈りしました。

水をかけて有り難や~

これぞ織田作之助の世界「夫婦善哉」。右は浮世小路にあった、森繁久彌と淡島千景の映画チラシ

「夫婦善哉」はジュリーと直美さんが、もう13年も前の平成17年に松竹座で上演しました。

法善寺横丁を抜けた先にあるのが、お芝居の松竹座。ファサードの なんと優雅で立派で美しい事

「桂春団治」の破天荒な落語家を演じたジュリーの、歯切れのよい台詞に目を覚まされたような気分になった私だけど、「夫婦善哉」の 柳吉のアカンタレのボンボンぶりにも すっかり堕ちました。ジュリーの話す、色気のある甘い大阪弁が好き ジュリーの唄う浄瑠璃の声の良さと言ったら な~んて良い声。ああ、思い出しても心の中がいっぱいになる。浄瑠璃なんか全く聴いたことがない私でさえ 全部聴ききたい!聴かせて!と思ったくらい。声が良いという事は、何を唄っても素晴らしいのだとわかりましたよ。直美さんお元気になったかしら、また舞台をジュリーと一緒にやっていただだきたいと思います。

J友さんとは、ここでお別れ。姪ごさん手作りの春らしい可愛いお土産までいただいて、有難うございました。

 

次は武道館でお逢いしましょう~

大阪梅田に戻り電車に乗って次は京都へ向かいます。

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