「紫式部日記」を久しぶりに読んだ(1回目:2020.4.10、2回目:2021.3.29、3回目:2022.1.5)。
前回までは講談社学術文庫の「紫式部日記 上・下」であるが同社が1冊にまとめた「紫式部日記」です。両者を実際に現物で比較した訳ではないのが同一かどうかは定かではないが内容は同じと思われます。藤原彰子中宮の懐妊と出産の前後の様子の記録と宮仕えのその他の感想が内容です。
今、NHKの大河ドラマ「光る君へ」が放送されていますが、これは必ずしも史実に忠実でなくて虚構をかなり含んでいるが「紫式部日記」と一致している所もあるので今回はそれも考慮して読んでみました。ドラマでは紫式部は「源氏物語」を書く目的として宮仕えさせられたことになっていますが「紫式部日記」はそうだと断定はされていないが彼女の文才を見込まれ宮仕えしたとわかりました。しかし、何度読んでも自分から望んだ宮仕えでないだけにその悲哀感が伝わってきます。また、改めて読むと彼女の考えかたがよくわかり「源氏物語」に反映しているとよくわかりました。
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