コロナでたいへんな年に6年を受け持って、どうしてるかと思ってましたが、とても素敵なメールをありがとう。
自己開示という言葉を、大学の心理学の先生がよく使いますが、学校現場で自己開示するのは結構難しいことなのですよね。
特に子供に向かって自己開示するには子どもたちとの関係性が問われるものだと思います。
どんなクラスを受け持っても、子どももをかわいいと感じる感性は、誰もが持っているものではないと思います。
それだけでもすごい教師としての資質なのです。
あなたには天然でそれがあると思ってましたよ(笑)、努力しないで元からあるわけだから先生という仕事は、あなたにとって、天職なのです。
あなたのメール、しっかり何度も読んだよ。
この授業をしている時のあなたの顔が、思い浮かぶから、とても、うれしかったし、その事がとても懐かしい気分にさせてくれたよ。
あなたの受け持つクラスの子どもたちが見せてくれた小さな奇跡だね。
子どもを子どもとして対応するのではなく、大切な一人の人間として向き合えたとき、僕も何度か経験したことがあったかな、何十年やってたけど何回かだね。
教師って大変でしんどい仕事だけど、先生やめられなかった理由はそんな小さな奇跡を経験をしたからだと思う。
あなたたちにはそんな話はしたことはなかったかな(笑)
加配や担任やってた時のワクワクするような毎日、今でも思い出すと熱くなる、かな(笑)
あなたは、その授業でその子たちの心に名前を刻んだんだよね。
あなたと同じような経験をしたとき、いつかそんな子どもたちと大人として出会った時に恥ずかしい思いをその子たちにさせないために、ズーと頑張りたいと思ったことがあるな。
高学年で担任をやり続けたかったのは、僕の力では子どもたちを変えることができるのは5、6年生が最後のチャンスだと思ってたから、かな。
小学校では授業のスキル以上に、大切にしなくてはならないものがあるということに気づいたかな。
先生という仕事の醍醐味だね。
やっと小学校の先生になったね。