今、ウクライナで戦争が始まるかもしれない、「杞憂」だといいですね。
今日、確定申告の書類をかきながら、ふっと7年前,退職を機に北欧の街を歩いた時のことを思い出しました。
かつて日本の教科書の参考書(資料集)では
「日本の アジアの小国日本が,大国ロシアのバルチック艦隊を破ったという日本海海戦のニュースはたちまち世界中に広まりました。特に,それまでロシアに押さえつけられていた国々では,大変な評判になり,勇気づけることにもなりました。フィンランドでは「トーゴービール」という名前のビールが売り出されたほどでした。この後,それらの国々での独立運動は急速に高まっていきました。」
という記載があり,小学校でそのように教えたこともありました。
フィンランドに行ったときに確かめたら「面白いジョークだね」と言われました。
フィンランドの友人から東郷元帥のラベルを張った「提督ビール」というビールがあったけど日露戦争とは関係ないよという話を聞いたことがあります。
ちょうどラグビーの日本代表が南アフリカで勝利した次の日だつたのですが、ストックホルムの小さな町はずれのバス停で買い物かごを下げたおばさんから「日本人はすごい」と満面の祝福のメッセージをもらった。
その時は選手の名前も大会があったことすら僕は知らなかった。
ホテルで初めて聞いたジャスティン・ビーバーの曲と同じで僕は何も知らなかったのです。
北欧から、前から行ってみたかったバルト三国リトアニア、ラトビア、エストニアを巡った。
1991年に再独立した旧ソビエト連邦の国でEUとロシアに挟まれた国,日本のシンドラーと呼ばれた杉原千畝氏の映画を見たこともあり一度は訪れてみたい国になっていました。
リトアニアの領事館前には日本リトアニア友好のモニュメントがあり、やさし気な瞳をした老人が日本人だとわかると写真を写してくれた。
歴史的な流れでみると、独ソ不可侵条約締結が1939年8月、9月にはドイツはポーランドに侵攻して、第二次世界大戦が開戦してますよね。
ドイツの侵攻を受ける住民を守るということで1940年バルト三国がソ連に併合されています。
それから第二次世界大戦がはじまりドイツとソビエト連邦はヨーロッパの覇権を争った。
リトアニアやエストニアの博物館では、その時の生々しい様子を示す展示物が、占領される度に利用できなくなった紙幣の山と共に今も示されています。
あまり日本の大学入試には出ないところなのかもしれないね。大学入試は日本史か地理だとあまり世界史には興味が湧かないかもしれませんね。
学校では教えてくれなかったから、知らないことが当たり前なのかもしれまさんね。。
初めて東京で、オリンピックがあったことが随分まえのことですがうまれてはいましたが、日本がアメリカやイギリス、フランス、ソ連、中国と戦争をしていたころは、まだ生まれていませんでした。
朝鮮半島で戦争があったときのことはあまり知りません。ベトナムで戦争があった時は若すぎたのです。
中東で戦争があったあったときは、炬燵のなかで、テレビのニュースとして見ながら、このままでいいのかと自問してました。
湾岸戦争を子どもたちにどう教えるのかはじめて考えました。
六年生でも近現代史は必要だと思います。
洋画と邦画2本の映画ではじめてシンドラー氏と杉原千畝氏のことを知りました、
外交官であった杉原千畝氏は国家公務員でもあり、公務員なら良く知っている「服務命令違反」で免職させられている、なんてこともわかりました。
「自らの正義に生きる」ことは尊いと思います。他者に押しつけず自分で完結できることができればですが。
「仕事を賭して生きる」ことができるかどうか,そこに美学を見いだせるかどうかは結局は「個の生き方の問題」なのかもしれませんね。
生き方ではなくインテリジェンスだと言う学者さんもいますが、「死を賭して生きる生き方」は三島由紀夫さんと共に消えたのかもしれませんね。
ただ、「戦争はしてはいけない」「人を殺してはいけない」という人間として当たり前の思いに違いがあるわけがないと思うのてすが「昭和」なんですかね。
歴史は繰り返されているのに気づかない人が「平和」を叫ぶことを繰り返しているといつかフリーズしてしまうかも、かな。
戦争前夜って、いつのこと? それは。。