
梅雨明けはまだのようで、激しい雨が降ったりやんだり空模様はあれぎみです。
雨の合間に庭にでると、セミの脱け殻を見つけました。

最近の子どもたちは、これをみてどんな反応をするのでしよう。まもなく孫たちがやって来ます、残しておいて見せてみようかなと考えています。

「空蝉」という美しい言葉は、古典でならうのですが、はじめて実物に触れた孫が発する言葉は「気持ち悪い」「イヤー」かもしれませんね笑。

ただ事実を見せるだけなら、直感的な言葉を素直に発するのがこどものいいところですね、
そこから次のイメージを膨らませるための「問い」が作れるかどうかは、関わる大人たちの責任なのかもしれません。
大人が「気持ち悪い」「不潔」だから「触れてはいけません」と遠ざけることが、知らない間にタブーをみとめさせる感性を育ててしまっているようにも思います。
蝉の脱け殻を見て「美しい」と思う感性は、孫たちにはないと思いますが、せめてバルタン星人みたい(古い 笑)と素直に「驚いて欲しい」と思います。
そうすればじいじが長い蘊蓄を垂れる出番がやってきます
体験は驚きがあるから学びに結びつきます。楽しみだけでは長続きしないことも多いのですよね。
一瞬の切ない人生を謳歌する蝉の鳴き声が聞こえ、青い空にギラギラとした太陽がある夏の日がもうすぐですね。
蝉の声はまだ聞こえませんが、もうすぐ梅雨明けです。