新型コロナウィルス禍の現在の状況は、とくに大都市部の現状は、感染者数の著しい増加となっているようです。これは、新型コロナウィルス自身が変異を起こし、感染力の高いデルタ株が増加しつつあることに加え、コロナ感染は怖いがふだんの生活はもっと大事ということで人々の感染防止の意識が何段階か下がってしまっているためでしょう。
様々な報道や解説(*1)によれば、ワクチン接種が進んだために高齢者の重症化率が激減し、入院者の顔ぶれが50代や40代などより若い世代が多くなっているのだそうです。たしかに、当地でも以前は介護福祉施設等における高齢者の集団感染が話題の中心だったのに、現在は高齢者以外の若い世代の感染が中心になっているようです。国あるいは大都市部の政治家は若い世代の人たちにワクチン接種を呼びかけていますが、若い世代の人たちは接種したくてもできない現状に苛立っているようです。
より若い世代の接種を進めるため、大学等を含めた職域接種を計画したら予想以上に申し込みが殺到し、緻密な計画もあるけれどかなりアバウトな計画も多い上に、総量が供給できるワクチン量を越えるという事態となり、職域接種がトーンダウンしたようです。高齢者の重症化防止というワクチン接種の効果がはっきりと出ている以上、いろいろ不都合があっても計画を見直し、接種を優先して事態を前に進める判断が必要のように思います。
高齢者以外の若い世代のワクチン接種が進むことで、コロナ禍が沈静化してくれることを望みますが、いずれにしろ当事者が誰に代わってもプロセスを改善しない限り事態は変わらない(*2)わけで、接種をスピードアップできるプロセスの改善が重要でしょう。国民全体に接種がおおむね行き渡る時期と、早期に接種した医療従事者や高齢者のワクチンの効果が切れるのとどちらが早いのか、場合によっては3回目の接種もという報道は、あるいはそういった判断が入っているのかもしれません。
(*1): 例えば 新型コロナ第5波の感染者に占める重症者の割合が少なくても、医療体制の逼迫が起こりうる理由〜忽那賢志、Yahoo! ニュースより
(*2):オードリー・タン・インタビュー〜来日時の記憶〜ハフィントンポストより
様々な報道や解説(*1)によれば、ワクチン接種が進んだために高齢者の重症化率が激減し、入院者の顔ぶれが50代や40代などより若い世代が多くなっているのだそうです。たしかに、当地でも以前は介護福祉施設等における高齢者の集団感染が話題の中心だったのに、現在は高齢者以外の若い世代の感染が中心になっているようです。国あるいは大都市部の政治家は若い世代の人たちにワクチン接種を呼びかけていますが、若い世代の人たちは接種したくてもできない現状に苛立っているようです。
より若い世代の接種を進めるため、大学等を含めた職域接種を計画したら予想以上に申し込みが殺到し、緻密な計画もあるけれどかなりアバウトな計画も多い上に、総量が供給できるワクチン量を越えるという事態となり、職域接種がトーンダウンしたようです。高齢者の重症化防止というワクチン接種の効果がはっきりと出ている以上、いろいろ不都合があっても計画を見直し、接種を優先して事態を前に進める判断が必要のように思います。
高齢者以外の若い世代のワクチン接種が進むことで、コロナ禍が沈静化してくれることを望みますが、いずれにしろ当事者が誰に代わってもプロセスを改善しない限り事態は変わらない(*2)わけで、接種をスピードアップできるプロセスの改善が重要でしょう。国民全体に接種がおおむね行き渡る時期と、早期に接種した医療従事者や高齢者のワクチンの効果が切れるのとどちらが早いのか、場合によっては3回目の接種もという報道は、あるいはそういった判断が入っているのかもしれません。
(*1): 例えば 新型コロナ第5波の感染者に占める重症者の割合が少なくても、医療体制の逼迫が起こりうる理由〜忽那賢志、Yahoo! ニュースより
(*2):オードリー・タン・インタビュー〜来日時の記憶〜ハフィントンポストより