電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

週末は山響の第318回定期演奏会でモーツァルトとブラームスほか

2024年06月15日 06時00分42秒 | -オーケストラ
サクランボの収穫が全部終わったため、この週末は晴れて演奏会三昧、山響第318回定期演奏会の予定です。5月末から農作業にがんばったご褒美のようなタイミングで、なんだか嬉しい。今回のプログラムでは、辻彩奈さんのヴァイオリンが再び聴けるのは嬉しい。しかも上野通明さんのチェロでブラームスの二重協奏曲というのが楽しみです。もう一つは、モーツァルトの「戴冠式ミサ」。ソリストの顔ぶれはもちろんですが、久々に山響アマデウスコアの合唱が聴けるのが楽しみです。

  • モーツァルト:歌劇 「魔笛」K.620 序曲
  • モーツァルト:ミサ曲 ハ長調「戴冠式ミサ」K.317
  • ニキシュ:ファンタジー(オペラ 「ゼッキンゲンのトランペット吹き」 のモチーフによる)
  • ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102
      阪 哲朗 指揮、山形交響楽団、辻 彩奈(Vn)、上野 通明(Vc)
      ソプラノ:老田 裕子、アルト:在原 泉、テノール:鏡 貴之、バリトン:井上 雅人
      合唱:山響アマデウスコア

なんだか日照り続きのお天気で、野菜や果樹にも水やりが大事になってきているようです。朝晩の涼しいうちに、水やりをしておきましょう。

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サクランボの収穫が終わり、近年の推移に愕然とする

2024年06月14日 06時00分38秒 | 週末農業・定年農業
「ナポレオン」「南陽」など、「佐藤錦」以外のサクランボの収穫と出荷がほぼ終わり、あとは露地の紅秀峰を残すだけとなりました。昨年は開花期の霜の害で収穫が激減し、今年は昨夏の猛暑の影響で双子果が多くなりやはり収穫が激減、二年続けての不作と予想していましたが、結果は予想をはるかに上回る減収で、これはただごとではないと感じました。単に気候の影響であれば、何割かが影響を受けるのはやむを得ないと思いますが、こんなに少ないのは別の根本的な問題があるのだろう。



これまでは、単年度で出荷数量が多かったとか少なかったとかを見ていましたが、過去のデータを眺めてみると、見えてくるものがあるだろうということで、2010年〜2024年までの15年間の出荷数量の推移を調べてみました。年によってお天気の影響が出やすいので、二年間の平均を取ってお天気の影響をできるだけ相殺することとし、グラフにしてみたものです。当初、亡父から受け継いだばかりの頃は雨よけテントも設置していましたし、2つの園地からフルに収穫して、総出荷量は1トンを超えていました。その後、少しずつ規模縮小を図ってきましたので、出荷数量の減少はあまり深刻にとらえていませんでした。ところが近年の、とくにこの三年間の減少は確かに異常値です。

考えてみれば、亡父が壮年期にあたる昭和50年代に植えたものでしょうから、おおよそ50年になります。寿命は約60年と言われるサクランボ「佐藤錦」もおよそ50歳。人間で言えば老年期、生殖能力が低下し、花もあまり咲かず実もごく少ない状態に陥っているのでしょう。樹そのものは巨大化し、高いところにまばらに実がついている状態で、能率が悪く危険性は高い。温暖化に伴う気候の影響は否めないにしても、これだけの減少は樹の老衰に求めるべきだろうと思います。

では、今後はどうすべきだろうか? これは、「佐藤錦」を中心とするサクランボ果樹園はやめざるを得ないでしょう。来年からは、親戚友人知人へ送るのも、「川中島白桃」や「美晴白桃」等の桃を中心とするように変更することになります。これからは、サクランボ果樹園の伐採の仕事が必要になりますが、2年位かけて伐採し、私が後期高齢者になる頃までにはサクランボ果樹園は閉園にしなければいけないだろうなあ。

長年、助っ人に来てくれていた雇人の皆さんには、状況をお話してこれまでの協力に感謝し、最後の報酬は上乗せしてお渡ししました。最後の日、皆さん名残を惜しみながら帰りました。



写真は、「ナポレオン」収穫時に見つけた「三つ子」です。今日は、妻も知人のお葬式に出かけますので、私一人で「紅秀峰」の収穫をする予定。本当にこれが最後の収穫となるようです。

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忙中閑ありと言うよりも日照り対策〜野菜畑に水やり

2024年06月13日 06時00分20秒 | 週末農業・定年農業
サクランボの収穫作業は、助っ人の人たちの応援を得て大詰めの段階です。雨が降らないカラカラ天気は、サクランボには実割れが防止できてありがたい面もありますが、野菜畑には日照りの緊急事態です。先日ようやく植えたばかりのダイズとトウモロコシ、それに水が必要なサトイモなど、あまりのカラカラ天気続きに緊急事態宣言。サクランボ収穫選果作業が終わったところで夕方から野菜畑に向かい、水やりをしました。

ジャガイモは順調に生育していますが、ダイズとトウモロコシは植えっぱなしでさっぱり水やりもできていません。また、もともとが湿地の植物らしいサトイモは水分の多い土地を好みますが、今の畑はまさにカラカラ状態。休耕田を土盛りして畑にしたという特性を活かし、周囲に縦横に走る水路には水田用の水が流れています。土地改良区の水田の揚水事業負担金はしっかり払っていますので、水路から小さなバケツで水を汲み、ジョウロで水をまきました。



ダイズは果たして生き残るでしょうか。サクランボが一段落したら、毎日朝晩に水やりをすることもできるでしょうが、今の時期はしばらく辛抱してもらうしかありません。



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トマトがないのでサクランボを使ったカレー

2024年06月12日 06時00分48秒 | 料理住居衣服
農作業の後は、できるだけ簡単な料理で食事を済ませます。この日はカレーでした。フライパンで作る、簡単チキンカレーです。残念ながら冷蔵庫にトマトがありませんでしたので、代わりに最近はいくらでもある傷もののサクランボを使いました。



最初に、塩水につけておいた一口大の鶏もも肉をフライパンで焼いて、別皿に取り置きします。



玉ねぎをフライパンで炒め、電子レンジであらかじめチンしておいた人参とジャガイモを加え、水を入れて種を取り除いたサクランボを投入してよく煮ます。クシが通るようになったら、カレールーを入れて溶かし、さらに煮ます。



お皿に盛り付ける時、赤いサクランボを添えて飾ります。



サクランボの甘みと酸味がカレーの刺激に程よくマッチします。



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ボク、お留守番をがんばる。

2024年06月11日 06時00分54秒 | アホ猫やんちゃ猫
ご主人と奥さんは、今日からサクランボの収穫にお手伝いの人たちが来るとのことで、忙しそうにしている。猫エサはちゃんと置いていってくれたからいいけど、なんだか慌ただしい。サクランボは、佐藤錦の収穫が終わると、「ナポレオン」の収穫に移る予定だそう。その後は、集荷解禁に合わせて「紅秀峰」の収穫だそうだ。サクランボはどうしてそんなに忙しいの? ってきいたら、皮が薄くて傷みやすいので、収穫期がとても短いんだそうだ。短期間にバッと収穫しなければいけないから、大変だと言っていた。そうなのか。じゃ、ボクはお手伝いはできないから、お昼寝する所はリビングにして、お留守番を頑張ろう。



李白、ただいま爆睡中。



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サクランボで花笠ヨーグルトに見立てて

2024年06月10日 06時00分50秒 | 料理住居衣服
サクランボを食べすぎるとお腹をこわします。そんなときは、ヨーグルトの整腸作用でお腹の調子を回復させます。それなのに、ヨーグルトにはたっぷりサクランボを並べて、まるで花笠みたい。花笠ヨーグルトだな。花笠音頭は歌えるしだいたい踊れるけれど、残念ながら花笠は持っていません。花の数は何個だったかまでは知らないので、まあこんなもんでしょう(^o^)/ ちなみに、真ん中のは妻が「正光錦」で作ってくれたサクランボ・ジャム。やっぱり「紅さやか」と違って、赤くはないなあ。



やんちゃ猫・李白いわく、「サクランボなんて、コロコロ転がして遊ぶにはいいけど、ボクには食べられないからちっとも面白くない。ご主人も奥さんも忙しそうで、遊んでもらえないから、ボクはお留守番をがんばる」だそうです。そうねえ、たまには猫エサにヨーグルトをひとたらしかけてあげようかね。



明日から、サクランボの収穫作業に毎年応援にお願いしている雇人の人たちが加わりますので、明日からの数日間が勝負どころです。収穫は全体の4分の1が終わったくらいでしょうか。短い収穫の時期を乗り切るには、助っ人の力が必須です。私たち夫婦二人だけでは、とても終わりません(^o^)/

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農作業の音楽のために小さなUSBメモリに交換する

2024年06月09日 06時00分31秒 | 週末農業・定年農業
果樹園等での農作業時には、ポケットラジオかラジオ兼MP3プレーヤーを持参し、農作業の音楽を楽しみます。そうすることで、単調な作業も比較的辛抱強く続けることができるように思います。たぶん、渋滞時の通勤の音楽と似た役割なのでしょう。



今までは、通勤時に使っていたUSBメモリをそのまま差し込んで使っていましたが、ぴょこんと飛び出す形はなんだか邪魔っけです。そこで、某電器量販店に行ってできるだけ小さいUSBメモリを探して来ました。そこで見つけたのが ELECOM 社の 16GB の製品(1,546円)です。



今までのものと比べると、ずっと小型で出っ張りが少なく、具合がいいようです。Ubuntu Linux 機に接続してレオン・フライシャー(Pf)とセル指揮クリーヴランド管によるベートーヴェンのピアノ協奏曲やシューマンのピアノ協奏曲ほか、オーマンディ関連の mp3 フォルダをそっくりコピーしました。果樹園で伸びやかに音楽を聴きたい時には、よく似合うだろうと考えたものです。





ところで、この季節になるとなぜか不思議に聴きたくなるのがグリーグのピアノ協奏曲です。初夏の季節にぴったりな曲調なのか、毎年のように思い出します。お気に入りはレオン・フライシャー(Pf)、セル指揮クリーヴランド管の1960年の録音(*1)で、USB メモリにもこの演奏が収録されているのですが、郊外の自動車道を走るとき、あるいは高所作業台車上からサクランボ果樹園を見下ろすとき、北欧のフィヨルドを観望するのと似た気分になるのでしょうか(^o^)/

YouTube より、ルービンシュテイン(Pf)、プレヴィン指揮ロンドン響による演奏の動画です。
Arthur Rubinstein - Grieg - Piano Concerto in A minor, Op 16


(*1): セル/フライシャーのグリーグ「ピアノ協奏曲」を聴く〜「電網郊外散歩道」2005年6月

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サクランボ「佐藤錦」収穫を前に草刈りで足場を確保する

2024年06月08日 06時00分44秒 | 週末農業・定年農業
過日、サクランボ「佐藤錦」収穫を前に、少し離れたところにある果樹園の草刈りを実施しました。そのためには、乗用草刈機を運搬しなければなりません。草刈りを終えて軽トラックに積み込んでから、そういえば帰りの様子はまだブログに載せたことがないなあと思いつき、作業後に乗用草刈機を軽トラックで運搬するところをスマートフォンのカメラで撮影しました。

まず、乗用草刈機を無事に軽トラックの荷台に載せたところ。



乗用草刈機の大きさは、軽トラックの荷台にちょうど収まります。



家トラックの荷台への乗降は、このアルミ製の渡り板?で行います。エンジン出力は最低で、ギアも低速ギアを用いますが、さすがにもう慣れました。



現在、サクランボの状況はこんなふうです。




「佐藤錦」の様子です。だいぶ赤くなり、糖度もだいぶ上がってきました。ただし、写真の「2」の箇所で違和感を持つように、双子果が実に多いです。降雨による割れ果もだいぶ多いなあ。



サクランボは、静かに収穫を待っています。昨日から、「佐藤錦」の収穫と出荷が始まりました。



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サクランボ収穫の合間に畑を耕しトウモロコシ等を植え付け

2024年06月07日 06時00分49秒 | 週末農業・定年農業
サクランボの早生種「紅さやか」「正光錦」の収穫を終え、主力の「佐藤錦」の収穫が始まる前の中休みに、野菜畑を見回り、空き区画を耕運機で耕耘し雑草対策としました。いささか遅くなってしまいましたが、併せてトウモロコシとダイズの苗を植え付け。



トウモロコシが大好きな妻は、食べたさも動力の一つとなって、せっせと作業しております。ダイズも美味しい枝豆を食べるためにはまず植えなければ話にならない(^o^)/

先日、追肥を行ったジャガイモは、ちらほら花も咲き始め、順調に生育しております。これだけあると、順調に生育したらすごい収穫量になりそうだなあ(^o^)/



マルチ栽培をしているサトイモも、黒ビニルを半分だけはがして畝の肩を切り、追肥をして土を寄せ、水をやって再び黒ビニルをかけて、サクランボの収穫が終わったら反対側にも追肥を行う予定。夏になったらマルチを剥がし、大きく土寄せしてサトイモの肥大を図る心づもりです。

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リストの交響詩「タッソー、悲劇と勝利」を聴く

2024年06月06日 06時00分07秒 | -オーケストラ
過日、ネットラジオの「rondo_klausupro.m3u」を開いたら、たまたまリストの交響詩「タッソー、悲劇と勝利(tasso, lamento e trionfo)」が流れてきました。このネットラジオ局は、通常の mp3 形式の局よりも高音質で流しているせいか、思わずはっとするような深い音で音楽が流れました。あいにくLPでもCDでもこの曲は手元にありません。ネットで探してみると、いくつかの動画を見つけることができました。

youTube より、まずはカラヤン指揮ベルリン・フィル、1976年の録音から。
Liszt: Tasso - Lamento e trionfo, Symphonic Poem No. 2, S. 96 (After Byron)


続いて、コンスタンティン・シルヴェストリ指揮フィルハーモニア管、1958年の録音。
Liszt: Tasso, Lamento e Trionfo; Silvestri & The Phil (1958) リスト タッソー、悲劇と勝利 シルヴェストリ


もともとの題材はゲーテの『タッソー』だそうで、1950年刊の岩波文庫には翻訳があったようですが、残念ながら青空文庫にも収録されていないようです。自己の才能を過信する傲慢な詩人タッソーが破綻する話のようですが、リストはゲーテのこの作品のどこに共感し、作曲をしたのだろう? ちょっと興味があります。



というわけで、某密林から購入。こういうときには通販は便利。



昨日の農作業の記録;

■雑草対策に空き区画の耕耘
■トウモロコシの苗の植え付け
■ダイズの苗の植え付け
■サトイモの追肥

お天気もよく、よく働きくたびれました。今朝は早朝からモモの防除です。


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サクランボの双子果の利用法

2024年06月05日 06時00分35秒 | 週末農業・定年農業
我が家のサクランボの収穫作業は、「紅さやか」と「正光錦」が出荷完了で、「佐藤錦」の収穫が始まるまで一段落です。「正光錦」の出荷数量は「紅さやか」と同様に前年比2割減となりました。平年と比較すると、やはり4割減くらいになるようです。「佐藤錦」も現状では同様の予想ができますが、これから雨が降ると、露地物の宿命でさらに実割れが発生するでしょうから、出荷数量は平年の半分と考えておいたほうがよさそうです。

それはさておき、幸いに今日は良いお天気となる予報で、しばらくぶりに野菜畑の管理作業に従事する予定。内容は、

  • サトイモの追肥
  • トウモロコシ苗の植え付け
  • ダイズ苗の植え付け
  • 雑草対策に空き区画の耕耘

などを考えているところです。

ところで、昨夏の酷暑のせいで花芽形成に高温障害が多発し、今年のサクランボは例年にないほどの頻度で双子果ができています。この双子果は選果の規格上は捨てることになりますが、こう多いと、生産者としてはもったいないという気持ちも起こります。例えばこんなふうに「キムタクご飯」の上にちょこんと載せて飾ったり、




あるいは恋人カップル用にフルーツパフェなどに載せて提供したりと、「可愛らしさ」を売りに利用するということが考えられます。

でも、正直に言って、わざわざそのために双子果だけを選んで集めるような時間的余裕があるだろうかと考えると、首を傾げざるを得ません。左右の大きさがそろっていないとダメとか、基準がますます複雑怪奇になりそうで嫌な感じです。むしろ生産者にとって一番ありがたいのは、例えばフードパックの場合、1パックあたり1個くらいは双子果が混入してもかまわないというふうに、選果基準・出荷規格を緩めてもらうほうがありがたい。消費者のほうでも、たまに双子果が入っていると「当たり!」のような感じで楽しいかもしれない、などと思うのです。今は、双子果が1個でも混入していたりすると、出荷したものが戻されてしまうのですから。

私の場合、サクランボというものは子どもたちが大喜びする親しみ深い果物であってほしい、という考えが根底にあります。それはもちろん大人でも同じですが、厳選に厳選を重ね、桐箱にぴっちりと隙間なく並べられた高級品というのは、どうも違和感があります。サクランボの高級品志向というのは、逆を言えば捨てられる規格外品が多くなるということに通じます。いくら立派に並んでいても、食べるときにはざぶざぶ洗って食べるわけですから、バラ売りのサクランボと何ら変わりはないはず。傷ものでなければ、双子果の混入などは愛嬌の部類だと思うなあ。うーむ、この感覚は、生産者としては異端なのかなあ(^o^)/

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非常食を食べてみる〜消費期限が近づいたので

2024年06月04日 06時00分15秒 | 料理住居衣服
昨日は、朝から緊急地震速報で驚きました。能登半島地方では今も余震が続くようで、被災地の皆さんは気が気でないことでしょう。お見舞いを申し上げます。

そんな今日この頃、消費期限が近づいていたので、非常食のアルファ米のおかゆを食べてみました。封を切ると中にはアルファ米の他に酸素吸収剤やプラスチックのさじ、食塩が入っています。熱湯を注ぎ、封をして15分置くと食べられるということですが、15分というのはカップラーメンの5個分に相当し、案外長く感じます。



封を開けて中を見ると、ちゃんとおかゆになっていました。



正直にいうと、塩の量はちょうどよく、おかゆの量は1食分としてはやや足りない。また、一緒に封入するにはこの大きさにならざるを得ないのでしょうが、プラスチックのスプーンは短くて食べにくいようです。実際は、被災した状態では食べられるだけありがたいというのが現実なのだろうけれど、日常の食事の代わりにはなりにくいようです。そうか、我が家はお米は玄米で備蓄があるし、ガスはプロパンガスだし、地下水の井戸があるし、裏の畑に行けばなにがしかの野菜はあるのだから、あまり非常食だけに頼るような事態は考えにくいのかも。

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雑記帳の専用ボールペンと替芯の交換

2024年06月03日 06時01分00秒 | 手帳文具書斎
以前は、自宅用雑記帳としてマルマンの「Ca.Crea」にゼブラのSarasa0.5mmブルーブラックをリングに引っ掛け、専用ペンとして使っていました。残念ながら行きつけの文具店では「Ca.Crea」の補充ができず、極東ノートの「F.O.B COOP」B6判を後継ノートに選び(*1)、今のところ半分程度の消費状況です。

では、専用筆記具のほうはどうか? こちらは、当初は三菱のユニボールワンを使ったりしていたのですが、2023年9月に新たにゼブラの青のJF-07芯に交換したパイロットの V-Ball軸が意外にも使いやすく、ずっと使ってきました。このたび、いよいよインクがなくなり、替え芯に交換したところです。もっぱら手元の雑記帳の専用として使ってきて、55項目、41頁ほどになっています。ゲルインク・ボールペン、しかも0.7mmという線幅の芯ですので、インクの減り方はみるみる減っていくという感じですが、実質使用期間10ヶ月。それにしてもよく使ったものです。枕元雑記帳は、寝転んで仰向け筆記ができる PowerTank 黒 1.0mm の一択ですが、こちらの雑記メモノートというか手元雑記帳に関する限り、金属リングに引っ掛けて常時セットで運用しているせいで、やや大げさに言えば、他の筆記具の追随を許しません。



Pilot 社の廃番 V-Ball は、本来は水性インクで、リフィルの形はフリクションと同型のものらしいですが、手元の軸は Zebra 社の安い方の Sarasa Clip 軸よりも少しだけ品質感が高いです。インクの色も、ブルーブラックほど黒っぽくないのと、空色に近いほど明るい PowerTank の青ほどには明るくない。万年筆インクで言えばモンブランのロイヤルブルー系の紫に寄った青で、魅力的です。ただし、今の「ブレン」等の製品と比べて、本来でない組み合わせのために、ペン先に少しガタつきがあるのが難点でしょうか。

(*1): 備忘メモノートを更新、Ca.CreaからF.O.B Coopへ〜「電網郊外散歩道」2023年3月

※備考 この記事は、「手帳文具書斎」カテゴリーの949番目の投稿です。Goo ブログでは、1カテゴリーあたり999記事でいっぱいになるのではなかったかと思います。実際に試してみるとどうなるのか、興味深いところです。あと50本。

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早生種サクランボ「紅さやか」の収穫が終わり次の品種へ

2024年06月02日 06時00分25秒 | 週末農業・定年農業
ここしばらくかかりきりになっていた早生種のサクランボ「紅さやか」の収穫がようやく一区切り、終了としました。これから次の品種「正光錦」の収穫に入ります。「正光錦」は、我が家の果樹園では本数は少ないのですが、主力の「佐藤錦」が始まる前に収穫でき味も良好な品種ですので、せっせと収穫・出荷しています。



今のところ出荷数量を昨年と比較すると、「紅さやか」で昨年のおよそ2割減といったところ。一昨年と比較すると、4割減になっています。霜や雪の害の影響はほぼなかったのだけれど、昨夏の高温障害で双子果の比率が多く、しかも雨で実割れも発生しているため、この出荷数量となった模様。「正光錦」はどんな結果になるかが興味深いところですが、むしろ問題なのは主力の「佐藤錦」の状況です。雪と霜の被害が大きかった昨年をさらに下回る結果になりそうで、昨夏の異常な高温の影響は甚大と言えそうです。農業経営はお天気しだいとは良く言われますが、ほんとにそのとおりだなあと痛感します。


  (なお、写真は「紅さやか」です。「正光錦」は全体がこんなに真っ赤にはなりにくいです。)

私の農業経営はいわば年金生活をベースにした定年農業ですので、すぐに生活に影響するものではありませんが、赤字経営は先細りですのでどこかの時点で見切りが必要になるでしょう。温暖化の影響が顕在化し、来年もこのような状況なら、寒冷地に適するサクランボ栽培は思い切って縮小し、温暖地での栽培に適する桃を主体にすることも考えなくてはいけないようです。社会の環境が変化すれば企業経営も変化を余儀なくされるわけですから、自然相手の農業は自然環境の変化によって影響を受けるのは当然のことなのかも。さて、どうなるか。



いやいや、御託を並べていないで、さっさと収穫を進めなさいよ。お天気はときどき雨模様、待ってはくれないんだから!

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ヴォーン・ウィリアムズ「交響曲第5番」のCDを購入する

2024年06月01日 06時00分30秒 | -オーケストラ
先日の山響定期ではじめて実演に接したヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番、YouTube 等でいつでも聴けるとはいうものの、やっぱりCDでほしい、ということで、某密林に注文しました。演奏は、私の高校〜大学生時代にビクターから発表されていたアンドレ・プレヴィン指揮のロンドン交響楽団によるものです。映画音楽からクラシック音楽への転身ということで、当時は一種のキワモノ扱いされることもあったプレヴィンのレコードは、私のお財布の中身ではとても買えませんでしたので、一種の懐かしさからくる選択かもしれません。彼の晩年は、N響とのモーツァルトなど、とてもチャーミングな演奏を聴かせてくれていました。達者なピアノでジャズや映画音楽をやっていた時代は生活のためで、ほんとの希望はクラシック音楽をやりたかったんだ、ということをどこかで言っていましたが、私の小規模なCDライブラリの中でも、サン=サーンスの「七重奏曲」、メンデルスゾーンやシューマンのピアノ三重奏曲、ラフマニノフの交響曲第2番、あるいはアシュケナージとのプロコフィエフのピアノ協奏曲全集など、けっこう購入しています。ですが、学生時代に指をくわえて見ていたあのLPと同じ録音をCDで購入するというのは、ちょいと嬉しいものです。ある意味、半世紀ぶりの再会みたいなものでしょう。

届いたCDはさっそく Ubuntu Linux の RhythmBox でリッピングして、自室の簡易な PC-audio で聴けるようにしたほか、車のCDプレイヤーに持ち込んで、がんがんかけております。ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番、やっぱりいいなあ。

【追記】YouTube で、まさにこの録音を見つけました。アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン響。
Vaughan-Williams Symphony No. 5 (Previn/LSO)


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