現在、書斎で使っているメインのパソコンは、Ubuntu Linux 20.04LTS で動作していますが、2025年には保守期限が来てしまいます。そのため、やがてはバージョンアップか本体の買い替えをしなければいけないところです。ですが、まだ Windows 8 の時代だった2016年に購入した本体は、一度ハードディスクを交換しただけでまだ不都合を感じておりませんので、できればもう少し使い続けたいところです。ではすぐに最新の Ubuntu 25 や Ubuntu 24.04LTS あたりに更新するのかというと、Windows 11 が適合するかどうか怪しいのに、最新OSがストレスなく動くのだろうかと疑問も感じます。これは一度別機で試してみる必要があるだろう(*1)ということで、2013年に購入したサブノート ThinkPad Edge E130 という今はロースペックなパソコンに Ubuntu 22.04LTS をインストールし、動作の状況を確かめてみることにしました。
ThinkPad Edge E130 は、Windows10 でのスムーズな動作をすっぱり諦め、少し前に Ubuntu Linux 20.04LTS をインストールし、安定動作を確認(*2)しています。おそらく動作はするだろうけれど、22.04LTS で変更されたウィンドウシステムの影響や、ハード的な能力の問題でどの程度スムーズな動きが実現できるものか、そのあたりがチェックポイントです。
日経のムック本で付録に付いてきた Ubuntu 22.04LTS の DVD を用意し、外付け DVD-ROM を USB 接続して電源を入れ、メーカー Lenovo のロゴが表示されたら Enter して割り込み、起動デバイスを「CD-ROM」(実はDVDだけど)を選んで DVD から起動します。
あとは指示どおり言語「日本語」、キーボード、タイムゾーン等を選び、「ディスクを削除してインストール」で前のOSをきれいさっぱり削除して新規に標準インストールします。
インストールの最中は、音楽や写真、文書作成などのアプリケーションの説明が入ります。このあたり、慣れている人にはあまり興味がない内容でしょうが、初めての人には有益な情報かもしれません。
これでインストールは終了。各種設定も終わって、準備完了です。では、標準ブラウザ Firefox で私のブログを表示してみましょう。
うん、OK だね。ウィンドウシステムも X.org から Wayland に変更されていますが、ブラウザの動作はスムーズです。スクロールがちゃんと追随しますし、メモリ8Gで動作していた Windows10 のような「もっさり感」はありません。もちろん、メモリ16Gで最新機種での動作と比べると切れ味は落ちますが、実用になると判断しました。あとは、実用環境を整備する中でいろいろ気がつくこともあるかもしれませんので、この件、続く。
(*1): Ubuntu20.04LTSを更新するタイミングを考える〜「電網郊外散歩道」2024年10月
(*2): Windows10が過重だったサブノートPCにLinuxを導入し延命を図る〜「電網郊外散歩道」2023年12月
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