日記のようなブログなので
かき留めておきます
愛猫の話
もう10年以上腎臓病で投薬生活をつづけていました
去年の12月くらいから、後ろ足が痛いようで歩けなくなり
トイレに行けなくなって、おむつをするようになりました
寝たきりの生活に入ります。
おむつがすれるところが毛が抜けて痛そうになってます
そこにワセリンをぬった綿を挟んだりしてました
ウンチは硬めのうんちだったので、それほど汚れることは
ありませんでしたが、おしっこは血尿で真っ赤な時もありました。
おむつを替えるたびに蒸しタオルで拭いてましたが
血尿のおしっこのせいか、下半身は汚れてただれていきました
暖かくなったらお風呂にいれてあげようねって嫁さんと話してました
3月3日月曜日の夜、おむつを替えていたら
おしっこをしていないことに気づきました
おかしいねえっていってて
4日朝、通院日だったので病院へつれていきました
先生に、おしっこが出ていないというと
4kgあった体重が3.5になっていると
緊急で、レントゲンを撮りエコーもしました
結果、もともと悪かった腎臓は小さくなって消滅し残った腎臓に石があって
その石が尿管を圧迫しているとのこと
2つ方法があって
手術する方法、尿管を再生する手術とかで非常にむつかしいと
もう1つは、点滴薬で石を溶かす方法がありますと
19歳の老齢ではそんな手術で痛い目に合わせるのも忍びない
点滴でとお願いしました
4日、1日かけて点滴をしました
4日火曜日夜家に帰ってました。翌朝5日も朝から点滴の予定です
帰ってきた猫は、元気もなく鳴き声もいつもとちがってました
なでてやると気持ちよさげに泣き止みます
いままでは止められていた、ふつうのごはんをあげてもいいですよって
言われたので、嫁さんがチュールを買ってくるといって買いに行きました
チュールを買ってきた嫁さんを見て、嬉しそうに鳴いてました
嫁さんがチュールをあげると、めっちゃ喜んでなめてました
でもそれも少しだけでした
違う味がいいのか?今あげたのは鶏ささみあじでした
マグロ味があったよというので、マグロ味のチュールを買いに行きました
かつお味とマグロ味のチュールを買って帰ると
にゃーと嬉しそうに鳴いてくれました
マグロ味のチュールをあげましたが最初の一口だけなめてくれました
水を与えても飲もうとしません
スプーンや指で水を飲まそうとしてもいらないようです
昔あれほど好きだった、練乳を与えてみましたがもういらないようです
か細い声をだしながら寝てしまいました
嫁さんがつききりでなでてあげてたら、夜中2時半ごろ
嫁さんが、息をしなくなったと
苦しまずに大きな息をしてそれから息をしなくなったと
虹の橋を渡ってしまいました
翌朝、嫁さんはどうしても行かねばならない仕事があって
早引けするからといって出かけていきました
病院に電話して事情を伝えると10時ごろ連れてきてくださいと言われました
私が、動物病院へ連れて行って主治医の先生に
2時半ごろ亡くなりましたと
苦しまずに寝てるうちに行きましたと報告しました
先生が苦しまずにいけてよかったですと
きれいにしてあげますねっていってくれました
昼過ぎに帰ってきた嫁さんとひきとりにいきました
きれいな箱の棺に花束と餌の袋、おり鶴が入れてくれてあり
洗ってきれいになった遺体が入ってました
まるで生きているようです。寝ているだけに見えます
昔猫が好きだったアザラシのぬいぐるみを棺にいれてあげました。
冷たくなった体を何度もなでてあげました
一緒に育ってきた娘たちにどう伝えようか?
悩みました。
最後に一目会いに来ると言い出さないか
娘たちには小さな子供がいるので、連れてくると大変です
家の中も汚れています
部屋の中は暖かいですし、遺体を安置するのも心配です
黙ったまま、最後まで知らせないでおこうという話になりました
病院の先生が、提携している動物霊園のパンフレットをくれました
宝塚動物霊園
家から1時間くらい
電話をしたら、いつでもお越しくださいとのこと
2時ごろうかがいました
宝塚の山の上、見晴らしのいい場所にあります
品のよさそうな若者が担当です
流れを説明してくれます。
遺影を作成するため、写真のデーターを用意するように言われてました
スマホから、以前の凛々しい姿の写真を選び遺影を作ってもらいました
愛猫の名前で白木の位牌も作ってくれました。
四十九日までは、この位牌で供養してくださいとのこと
四十九日以降は、本当の位牌を作るかどうかはお任せしますとのこと
棺の中に入れる花束、数珠、六文銭(三途の川を渡る船賃)を用意してくれます
最後のお別れといわれて、花束他遊んでいたおもちゃのアザラシを棺に入れ
なでてあげます。
まだ寝ているようにきれいな顔をしています
カードを渡されて、わたしと嫁さんの匂いを付けて
愛猫の顔の前においてくださいと。飼い主の香りをかぎながら旅立つそうです。
寺の境内の中で読経いただき、焼香をして葬儀が終わります。
そして、火葬場へ
これが本当に最後のお別れです
平べったいお線香に、最後のメッセージを書いてくださいとのこと
嫁さんが「ありがとう」と
私が「また会おうね」と書きました
それを足もとに納めて、最後になでてあげました
きれいな顔をしています
寝ているようです
火葬が終わるまで一時間待ちます
終わると骨上げです
骨を拾います。
担当の方が、きれいなお骨ですね。全部きっちり残ってますとおっしゃってくれました
頭の骨、あご、立派な犬歯も残ってました
生前よく噛まれたもんです
腕の骨、肩甲骨、大腿骨、指の骨まで残ってました
一番大切なのが、喉ぼとけの骨だそうです
これは、持ち帰らずに埋葬しないと成仏できませんと
なぜ喉仏というのか?見る角度によって、仏様が手を合わせているように見えるからだそうです
たしかにいわれてみてみると、小さな仏様が手をあわせていました
腰骨やしっぽの骨もきっちり残ってました
持ち帰れるように、指の骨やしっぽの骨やよく触っていた背中の骨の一部を
ステンレスの小さなケースに入れてくれます
そして残りのお骨を骨つぼに納めます
担当の方がおっしゃってました。
この猫ちゃんはいくつですか
一九歳ですというと、
一番幸せだったのは何時だと思いますか?と
さあ
一番幸せだったのは、名前を付けられたときです
名前を付けられた時が、この子たちは一番幸せなんですよって
涙が出そうになりました。
骨つぼにいったん収めた骨を共同墓地に納めます
これで終わりです。
火葬を待っているとき、娘たちにラインをしました
容体が急変し、今日の朝虹の橋を渡ったよ
苦しまずに寝てるように逝ったよと
19年まえうちの家に来た時からずっと一緒にくらしてきた
思春期のややこしいときも愛猫がいたことで
癒されたことでしょう
娘たちも、嫁に行っているのでしばらく会っていないせいか
実感がわかないようですが
悲しんでいました。
また、思い出話がしたいです。