ねこ氏落語を聞きに行く4
3番バッターは、三代目林家菊丸
押しの強い、あくの強い、舞台映えのする大きな顔w
迫力がありますね
演目は「湯屋番」
放蕩三昧で勘当の若旦那が、
世話をしている大工の熊吉の紹介で
風呂屋の奉公へと出かけるのだが
ぼんぼんの若旦那、いきなり
「番台に座らせろ」というしまつ
湯屋の親父が、「まず薪割からやって」というと
そんなことはできないとw
湯屋の親父が急用で席をはずすことになり
いきなり番台へ座る若旦那
女風呂を覗くが、あいにくだれも入ってない
しかたがないので、番台の上で妄想にふけります
どこかの旦那に囲われてる妾さんが、若旦那を見初め
付文をよこしてきます
誘われるまま、お妾さんの家を訪れます
「上がっておいきなまし」
「いや、そういうわけには」
「そういわずに」
「いやいや」
と自分で自分の手をひっぱって妄想
するとそれを見ていた、湯屋の客が
「あのやろう、自分で自分の手を引っ張ってるぞ」
と笑いものに
妄想は続き
仕出しの料理を勧められると
「これは美味い」と食うのだが
周りで見てる客が
「おい、あいつ石鹸食ってるぞw」
まだまだ妄想が続きます
「お酒をどうぞ」と盃をやりとりする
お妾さんと若旦那
お妾さんの返盃を手水で洗う若旦那
「若旦那、それはみずくさいじゃあありませんか」
「これは失敬」
「あのやろう、自分の頭をたたいてるぜw」
「そろそろおいとまを」
「そんなことおっしゃらず、お泊り下さい」
「そんなわけには」
「あら雷が」
「ごろごろどっすーん」
「あのやろう、番台から転げ落ちてるぞw」
呆れた一人の客が横を見ると、顔中血だらけになった奴がいたりする。
「如何したんだよ、あんた」
「あんまりあいつが下らない事言ってるんでな、
石鹸と間違えて軽石で顔こすっちゃった」
湯屋番 中ほどでございます
なかなか面白かった
終わったあと、
「これは余興でございますが」と
踊り「かっぽれ」を見せてくれました
これも芸事のうち
初めて見ましたが、なかなか風情のあるものでしたね
まだまだ続くのこころなのだ
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