屋久島 縄文杉を尋ねて その6【縄文杉トレッキングは死の彷徨なのら2】
大株歩道入口を出発したのは、9時40分くらい。
結構ゆっくりの行程です。
他の3チームは、すでに登山を始めてます。
最初の目的地、ウィルソン株まで約30分。
途中で無線が入り、わたしたちの前のグループの
おばば2人組(60歳から70歳)がリタイヤしたいとのこと
わしのグループについてきてた、ツアー添乗員の伊藤君
エブリリトルシングのいっくんそっくりが、リタイヤした人をつれて帰るとのこと
ただ、他のグループでも脱落者が出るかもしれないので
もう少し行ったところまでいって引き返すとのこと
リタイヤした人は、いっくんが戻ってくるまで待機です。
けっこう急な苔むした岩を踏みしめて登ります
こら、リタイヤする人が出るわ
「岩の白いところ、コケの生えてないところを踏んでくださいね」
「手を使って登ってください」
「ぬれた根っこを踏んだら滑りますよ」
ガイドが注意してくれます
けっこうハードで景色なんか見てる余裕はありません
必死で登る!
すると、ふと視界が広がり「ウイルソン株」へ到着
これは、江戸時代秀吉の命により、方行寺建立の際に切られたと言われている大株です。
ハーバードの植物学者ウイルソンがこの株を世に広めたということで
ウィルソン株と名づけられたとか
中が腐って空洞になっており
中に入ることができます。
そして、ある位置から上を見上げると・・・
空洞の形が見事な「ハート」型に見えるのです
ガイドのかまちゃんが、「ここに背中をつけて、上を見上げてごらん」って教えてくれます。
確かに、ハート!!見事なハートです
まあ、ハートがうれしい年でもないですけどねw
ここで写真休憩をして、再度出発!
翁杉、大王杉、夫婦杉いろんな縄文杉が現れます
そのたびに休憩して、解説を聞くのですが
頻尿のわし、そろそろ膀胱が90%のお知らせをしてきます
なんとか、それをごまかします。
トイレなんか無いし・・いざとなればたちしょんするか!って気楽に考えてましたが・・
人が多くてそんなこともできません・・
縄文杉間近まで2時間30分かかりたどり着きました
12時です。
ここで、昼飯休憩です。
かまちゃんが、味噌汁を入れてくれます
周りのツアーガイドもみんな味噌汁を入れてます。
塩分水分補給に良いんでしょうな。
同行のアメフトおっさんは、相当グロッキーです
体力はあるのでしょうが・・いかんせん体重が重たすぎ
膝に来てる様子です
同じ年くらいの夫婦は、旦那がアスリートっぽくて登山もなれてる様子
嫁の荷物も全部持ってます。
連れが、じーっとその様子を見てます。
余計なことを・・・・
仕方がないので、連れの雨具だけ持ってやりました
しんどいのに!!
宿でもらった弁当をなんとか流し込みます。
膀胱の係数95%!!膀胱が弾みますw
ここで約20分くらい休憩しましたかな
出発しようとした時
アメフトおっさんが、言い出しました
「帰りもこことおるんでしょう」
「そうですね」
「ここに荷物置いといていいですか?」
「いいですけど。ここから先もきついですし、
同じ道を下るんですけど大丈夫ですか?」
暗にリタイヤをほのめかしますが。。
「大丈夫です!ここまで来たら、縄文杉みたいです」
「でも見て終わりじゃないですから。帰りもありますんで」
「いや!大丈夫です!」
「そうですか・・じゃあ置いておきましょう!」
ということで、縄文杉を目指して出発です!!
ゲロはきそう・・
「伝説の深き森を守れ」~世界遺産・屋久杉の島 ―ジャパン パワー、飛翔 (プロジェクトX~挑戦者たち~) | |
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